2016/07/09 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院(図書館)」にアシュレイさんが現れました。
■アシュレイ > 王都にある学院へ、学生として入学することにした。
仕事をしている以上、今更のような気もするが、娘にはある目的があった。
もっともっと魔力が欲しい、新しい魔術を学びたい。
故に、その手始めとして王都にあるこの学院に学生として通うことにした。
入学前の事前調査では、腐敗も進み悪いうわさも絶えないとのことであたが、それなれば返って都合が良かった。
要はやったもの勝ちと言うことである。 外となんら変わらないではないか。
娘は転入初日に無難に挨拶を済ませると、放課後の時間、学院側にお願いして一般生徒が立ち入ることはそうそう許されない、禁書が置かれている地下室へとやってきた。
部屋に描かれた魔方陣や、張られた札からかつてここで何らかの事件があったのであろうことを想像する。
娘は何か新しい力か、それを得るためのヒントがないかと手近な本棚にある本から手を伸ばすことにした。
■アシュレイ > 「てっとり早いのは、強そうな人に教えてもらうのが一番よね。 そういうの呼び出せる本とかないかしら。」
そういうと娘は、本棚の中から召喚系のカテゴリーを探し出す。
こういった類の本は、紛い物や予定の物とは違う物を呼び出すようなヘンテコな物もおおいのだが、禁書が含まれているこの棚なら大丈夫だろうと。
「あった、こういった類よね。」
最終的に娘が手にしたのは、王国でも手が付けられず呼び出すことを禁止された物達を呼び出す魔法の記載された本。
「意思疎通ができない奴はいらないけど、これはちゃんとお話しできそうね。」
パラパラとページを捲り、これと思ったページに記載された呪文を読み上げる。
果たして、効果はどうだろうか。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院(図書館)」にドルクスさんが現れました。
■ドルクス > 「……は?」
いきなり光に包まれた
何を言ってるのかわからないと思うけど僕だってわからない
気分良く散歩そしていたらいきなり…もしかして誘拐された?
「ていうかここ何処?本しかないって誘拐犯の趣味ってことかな?」
周りを見れば本本本
本やでも開いているんだろうか?
まぁそんな事はさておき…子供でもない自分を態々誘拐なんて凄い勇気だ
どんな凶悪フェイスのやろうかなともう一度周りをグルーリと…
「……まさか、こんな女の子まで誘拐するなんて。最近の人間って荒れてるなぁ…」
見回せば猫耳が特徴的な少女がそこに
根性のある誘拐犯だと思ったがそんな事は全くなかった
こんな可愛い子を誘拐して…きっと厭らしいことするに違いない!
うらやまけしからん思いでまだ見ぬ誘拐犯にどんな制裁をくわえようか思案を始めた
■アシュレイ > 「…ぃぃぃいいいよっしっ!!!」
人目が無いので、地を出している娘。
光に包まれ、突然現れた男の姿に、片手でガッツポーズを作る。
どうやら、相手は事情が呑み込めていないようだ。
こちらをか弱い女の事でも思ってくれているようで、思わず笑みが浮かぶ。
「初めまして。 貴男、魔族の人よね?」
白髪の男性を取り囲む光が消えた頃を見計らい、声をかける。
手には今し方閉じた本を持ったまま。
「ここはとある学院の図書館の一室。 ちなみに私は誘拐されてないわ。むしろ私が誘拐した側ね。 でもって、貴男は私が何か魔法を教えて欲しくて呼び出したってわけ。 ここまではオーケー?」
さらりと、とんでもないことを口にする娘。
完全な誘拐宣言なのだが、悪びれる様子はない。
■ドルクス > 「あぁ初めまして、そうだなぁ…何で知ってるのか知らないけど魔族だよー」
初めましてで正体看破されたの久しぶりだなぁ
ん?何か本持ってる…あ、どういう事か分かって来たかも
「ふんふん成程…」
膝をつき地面に四つん這いになる
確かに自分は常に気を張って生活してる訳でもないし鍛錬に鍛錬を積んだ化け物でもない
でも!それでも!!
「こんな小さな女の子に誘拐された…だと…!?」
流石に子供に誘拐されたのは心に大ダメージだった
■アシュレイ > 「それは知ってるわよ。 強そうな魔族を呼び出せる魔法を使ったんですもの。 これで只の人間だったらこの本を焼いている所よ。」
手にした本を棚に直しながらケラケラと笑う。
目の前の魔族の男性が頷いているとその様子をまじまじと見上げている。
が、いきなり床に腕を突かれると驚いて一歩引いてしまう。
「そう言われても仕方ないわよ。 一応、あの本の説明では魔王クラスでも呼び出せるって書いてあったんだし。
貴方が強い魔族って証じゃない。 もっと自信をもって。」
バンバンと、相手の肩を叩く娘。 己が原因だと言うのにころころ笑っている。
「ま、それはそうと何か魔法教えてよ。」
■ドルクス > 「うん…うん…そうなんだ…」
少女の話を聞き漏らすなんてありえない事だが今は耳に入ってこない
それ程心に傷を負ってしまった
「魔王?……そうか、凄いのは君もだけどそれより本が凄いんだ!」
すっくと立ちあがる
少女の実力だけでなく本が有ったからこそこうなったのだと言い訳ができた
先程までの醜態が嘘のように自信を取り戻した
「ん、魔法?
教えろって言われてもなぁ…僕若い子受けする派手な魔法なんて教えられないよ?」
催眠に幻覚、あともう一つ特異な魔法は教えてすぐできる様なものでもないので勝手に除外しておく
太陽のような炎を操ったり海を凍らせたりなんてできる訳ないのでどうしようかと悩む
「ってか君凄い根性してるね?
魔王なんか呼び出したら殺されてたかもしれないのに…勇気あるなぁ」
魔族を呼ぶなんてまねできる時点で教えられることなんかないんじゃないかと思う
魔族に襲われても撃退できるんだから…
■アシュレイ > 「あ~、この人心はガラスなのね。 完全に向こう側行っちゃってるわ。」
独り言に近い状態の相手に、娘は両手を伸ばし肩を竦める。
「そうよ。 だから私はたいしたことないの。 何せここは禁書が入ってる棚らしいから。 ここに入るだけでも結構大変だったのよ?」
気力が充実していく男性に説明を続ける娘。
何はともあれ聞く耳をもってくれたので良かったと胸を撫で下ろす。
「若い子受けするかは私が教わってから判断するわ。 それに、他の魔法と組み合わせとかも考えるからどんな魔法でも出来たら教えて欲しいのだけど。」
黒い耳をピコピコと動かす。 どうやら、具体的な魔法の話が出てきて少々興奮しているようだ。
「魔王はね、既に二人会ってるのよ。 そのうちの一人は色々楽しませてもらった位よ。 たっぷり孕ませてあげたんですから。」
魔王に会った時のことを思い出し、面白おかしく話している娘。
「…でもね、今にして覚えば魔法を教えてもらうべきだったのよね。 はぁ~、惜しいことしたわ~~。」
息を吐く娘。 ちなみに、娘が魔王を撃退したことは一度もなかった。
■ドルクス > 「禁書?…やっぱ人間社会ってやばいなぁ」
こんな子供が大変とは言えは入れる様な禁書庫なんてどうなんだと思う
もうそれ禁書ではない気も…
「どんな魔法でも、ねぇ…僕が得意なのは幻覚と催眠魔法だよ。
もう一つは奥の手なので教えられませーん」
少なからず魔法に通じているようなので話が早い
変に知識が有るなら空間魔法は教えないほうが良いかと誤魔化す
変に実験なんかしたら大変なんだから
「……魔王と会ったのはともかく孕ませるって……君女の子だよね?」
そう言って胸に触れようとする
膨らんで柔らかそうなこれも詰め物なのか、と…気になったら止まらない年頃だ
ちなみに詰め物だったら必ず分かる
もしこれで男だったら…可愛いので百叩きぐらいにしておいてあげよう