2016/07/05 のログ
エレイ > 「……ま、これ以上荷物増やしてもアレですかねえ」

魔獣の死体からこれ以上何かを採取する計画は諦め、ナイフをしまうとおもむろに立ち上がる。
それから死体の首根っこを引っ掴むと、ずるずると引きずって歩き出し…

「───雑ですまにいな」

近くにあったクレバスまでやってくると、そう言って死体をそこへ放り込んだ。
落ちる音さえ聞こえない深く暗い深淵に、死体が消えてゆくのを見送ると、弔いのつもりかパンパンと合掌し。
それから踵を返し、あーさむ、とか平気そうな顔で呟きながらざしざしと山を降りていった。

ご案内:「北方山岳」からエレイさんが去りました。