2015/10/26 のログ
魔王アスタルテ > (ロザリアの領土が侵攻されたわけだが、そもそもそこにも問題がないわけでもない。
 魔族の国の国境にある険しい山を抜けてきた人間が弱いはずがなく、その辺境に村を構えていたのも原因の一つ。
 そんな村は、魔族の国や人間の国問わず、真っ先に狙われる対象となるのが世の常。
 つまり、防備の強化以前に場所も悪い)

「あはは♪ そうだね♪
 そこはしっかりと躾けとかなきゃだね。
 君が躾けたきゃ、キルフリートに直接会いにいけばいいよ」
(不敵な笑みで答える)

「まさしく、クラリッサの言う通りだよ。
 あはは♪
 ロザリアちゃんは自分の実力を弁えないところがあるんだよね。
 油断しちゃって敗北してしまう癖ともいうのかな。
 あれでも、キルフリート城主による誇りとかあるようだからね」

(アスタルテと四天王は、クラリッサが紅茶を用意する光景を眺める)
「いいよー。
 あたしは、お茶だと紅茶派だからね。
 それでクラリッサはどれ程、触手による“侵攻”を進められているのかな?」
(落ち着いた様子で、にこりとクラリッサに問うてみる)
 

クラリッサ > 「キルフリートですか、まあ暇があれば遊びに行きますけど躾け云々まで手を出す気はありませんよ、そのロザリアちゃんもまだまだ若いですわねぇ…」

下手に手を出すと色々問題が拗れる。
自分の立場を考えれば今は内輪もめは避けたい

紅茶を人数分用意してテーブルの上に置いて

「ミルクと砂糖は自分で入れてくださいね…あら、どれぐらい進んでいるのかなんて気になります?」
にこりと微笑み地図を広げて

「国境付近をようやく超えたあたりですね、大変なんですよ気付かれずに地下を掘り進めるの」
地図を指さして説明しつつ

「アイオーンの加護さえなければ…あと100年で国ごと触種で飲みこんで差し上げますわ」
ずいぶん気の長い計画を組んでいた

魔王アスタルテ > 「そうするのが無難だね」
(キルフリートは現状、魔王軍の庇護下でもあるからね。
 下手な内輪揉めを避けようとするあたり、クラリッサは自分の立場を弁えているのだろう。

 紅茶がテーブルに置かれると、アスタルテと配下の四天王はそれぞれ席につく。
 そして四天王は『すまんな』などとクラリッサに声をかけながら、ティーカップを口にする)
「ありがとー、クラリッサ」
(そしてアスタルテもクラリッサに礼を言った後に、その幼女の外見の想像する通りに砂糖とミルクを多めに入れ、そして上品な仕草で紅茶を飲む。

 そして、クラリッサの広げた地図を見る。
 指をさして説明する範囲は、結構広いものであった。
 さらに誰にも気づかれずにそんな所まで侵攻しているものだから、彼女もまた狡猾である)
「君の侵攻もまた、順調のようだね。
 そりゃ大変だろう。
 地下を探知するような魔術師もまた、いるからね。
 ダンジョンが大規模化していけば、見つかるリスクも高くなるよ。

 100年かぁ、それもアイオーンの加護抜きでの計算でね。
 それまでの間に、人間の国も随分と変わるだろうね。
 既に魔族のものになっちゃってるかもよ」
(地道で堅実かもしれないけど、時間がかかりすぎる計画になるね。
 そんな長きに渡る間、誰も何も対策しないとも考えづらいよ)

クラリッサ > 「そう、大変なんですよ」

自分も紅茶を飲みながら地図を片付けて

「はい、国境の小競り合いでそちらに注意が逸れますからここまでは割と楽なんです
ただここからは相当注意深くやらないと」

「まあ気長にやりましょう、どうせ魔族の命は長いんです
どうせ10年20年じゃあ終わらない戦争ですから」

こうして魔王のお茶会の時間は過ぎていった

ご案内:「アルテリシア大聖堂」からクラリッサさんが去りました。
魔王アスタルテ > 「この紅茶、とてもおいしいね」
(二口目、ティーカップに口をつけてそんな感想を述べた)

「国境を越えた今、当面は人間が意識し辛そうな土地にちょっとずつ浸食していく感じになるのかな。
 街道や人間の街の地下になると、侵攻するリスクが高まっちゃうからね」
(そうした方がクラリッサにとっては安全に触手を増やす機会が増えるわけで、道や街などのリスクがある箇所は力を蓄えた後からでも遅くないだろうと思う。
 そこら辺の方針は、彼女次第だけどね)

「そうだね。
 ロザリアちゃんが王都付近の街を攻めたとは言え、あれは少々無謀な行いだからね。
 アイオーンの加護で魔族は王都に侵攻し辛く、現状だとタナール砦の争奪戦が基本……。
 魔族と人間の戦争がまだまだ長引くのは必須だよ。
 だから、長きに渡りじわじわと行われている君の計略が日の目を見せた時が人間の国の最後になる事も十二分に考えられるからね」
(魔族の寿命がながいのは、多くの人間には持ち得ないアドバンテージ。
 このお陰で、クラリッサもまた気長に計画を進められる。

 だけど、国が触手の世界になっちゃったら、済み辛くなる魔族も多くいるよね。
 あはっ♪ あはは♪
 それだと、この数多の魔族・魔物を束ねる魔王アスタルテとすれば困るんだよね)
 
(二人の魔王のティータイムは続くのであった)

ご案内:「アルテリシア大聖堂」から魔王アスタルテさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋3」に魔王アスタルテさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋3」から魔王アスタルテさんが去りました。