2015/10/24 のログ
■フェリル > ……まあ、ちょっと寄ってみるのもありかもしれないわね(はふ。と何度目かの――それは溜息というよりは欠伸のようであったが。それをふありと出るに任せて、口元を押さえていた指の隙間から熱と共に漏らしつつ)……ん……(顎から鼻先までを覆っていた指先がそこから離れると、それまでそう強い色ではなかったはずの唇に、濃い紅を刷いたような鮮やかな赤が染められた。表通りへ戻ってきた女性は、ゆっくりと街並みを眺めた後、夜が更けていよいよ賑わいを増してきた方角へと歩き始めた――)
ご案内:「平民街裏路地」からフェリルさんが去りました。