2023/07/08 のログ
ご案内:「酒場」にパンナさんが現れました。
パンナ > ディナータイムを迎えてしばらく経ち日も沈み街灯が夜を照らす頃。
早速あちこちで下品な賑わいで盛り上がる酒場の中、巨大な兎耳の目立つ女がテーブルで数人の男女と談笑していた。

頬杖をつき、面積の小さいビキニアーマーで辛うじて際どいところは隠れた爆乳をテーブルに乗せて和気あいあいと何やら話し込んでいる。
顔見知りか、組んでいたパーティメンバーか互いに遠慮もなく気軽な雰囲気だが周囲ほど派手に騒いでいる様子はない。

「ん~、了解っと。なんか分かったらギルド通してアタシまで連絡よろしくな。
 あの様子じゃ何とかなるまでずっとベソかいてるに違いねーから」

しばらく話し込んでいたが、この後用事があるらしい男やまだ学生で学業に差し支えないよう帰らなくてはならない新米たち。
彼らを見送れば、ひとり発泡酒をぐびぐびと喉に流し込んで、ぷはーっと大袈裟に。

「ったく、世話焼ける奴だよ。チンコ生やされたぐらいでなーに塞ぎ込んでんだか」

やれやれ と呆れる女。
先ほど話し込んでいたのは、魔物と戦っている中で身体変化の呪いを受けて女性の身でありながら生えてるはずのない肉棒が生えてしまった若手の女冒険者を巡っての相談だった。

兎耳の女は魔法の類には詳しくない。
かつて自身があたった場所はまだキャリアも貯蓄も乏しい当人にはあまりに厳しく、何とかならないかと知人たちから情報を集めていたのだ。


「マンコなくなる訳でもねぇのに。……あ、ミックスナッツ追加よろしく」

ふたなり化したショックこそ大きいが、今では案外アリだと受け入れた女と違って多感な少女には受け入れるのが辛い現実なのだろう。
当人がこの場にいない事を幸いに、デリカシー皆無の言葉をぼやいては通りかかった若い店員にツマミを追加で注文する。