2023/02/10 のログ
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > トゥルネソル商会、王都マグメール店。
 万愛節のキャンペーンとして、今現在、誰かに送るべき品物に関しては、武器や防具以外は、全品30%引き。
 更に、店内を駆け巡る店長を捕まえれば、どんな品物でも1Gでの進呈というキャンペーン。
 そのために、リスは店内で案内などをしつつ、悠々と歩き回る。
 なぜなら、此処迄年若い少女が店長だと思う一見客は少ない、見抜いて声を掛けるならば、マジックアイテムでも何でも1G
 知っている人が来る場合は、酷くはない程度で、店員の邪魔に合う。
 子供とかであれば、大体において捕まえることができるし、そもそも、リスは足が遅い。
 子供でも走って捕まえられるレベルの娘なのである。

 にこやかにお客様を出迎えて、接客し、商品を案内する。
 いつものように、普段道理の少女の生活、お客様の様子を眺め、困っている人が居ないかどうか確認して。
 
 とことこ、と、少女は、見せの中を歩き回る。
 お客さんは、何時もよりもカップルが多くなっているように見える。
 まあ、プレゼントの質は良いものを選んでいるし、しかし、お値段はお安く。
 楽しそうに買い物をしている彼女たちを見て、うんうん、と頷いてみせる。

リス > トゥルネソル商会の店は、24時間の営業をしている、その営業の中、18時間は店にいて、キャンペーンに従属している。
 流石に、家に帰る時間は少ないが、家の中に居て、待っていてくれる人はいない。
 いないというよりも、仕事などでほとんど家に居ないから、というのが大きい所だ。
 だから、こんな無茶な時間も働いていることができるのだけども、流石に店員たちに少しは休んでください、と言われてしまう
 休憩は其れなりに取っている積りだが、流石に、見せにいずっぱりに成り過ぎだろう。
 店員に、代理をお願いして、さて、如何したものか、と首を傾ぐ。
 少しばかり長めに休息を取って、食事は兎も角、その後はどのようにしたものだろうか、と。

 早く上がる事も、店員たちに言われているので、今日は早く上がる事にする。
 と、いって、さて、と少女は事務室に戻る。
 事務室と言っても、窓があり、店内を確認できるようになっているので、何か困った様子の店員や、お客様が居ればすぐに出られるようにする。
 多分、其れもいけないのだろう、と思いつつ。
 今はここで少しばかり、休息しましょうか、と、椅子に座る。
 はふ、と息を吐けば、やっぱり少し疲れてるわね、と呟いた。

リス > 「んー……どこでご飯にしようかしら。」

 窓の外……店内は平和そのものであり、自分が居なくても回っている。
 そう言う風に自分が育てたので、安心して、思考に回すことにする、食事処、何処にしようかと。
 少しお高い所……と言っても、平民から見ての話の場所にしようか、それとも、平民地区の安い酒場にしようか。
 貧民地区は流石に怖いし、色々と危険が危ないので、ナシにしよう、護衛を連れて行くとしても、コストの方が高いし、其処迄していくほどに、美味しい店というのも知らない。
 はよ帰れオーラも、店員から出ているのを感じるし,変える事にして、帰りがけに富裕地区に出て、食事して帰ろうかしら、と考える。
 大通りなら、もしかしたら、誰か知ってる人が居るかもしれないわね、と、考えて、帰り支度を。
 お気に入りの藤篭に財布とか、荷物を摘めて。
 店員のミレーに、じゃあ、今日は先にあがるから、後をお願いね、と、連絡。

 藤篭を持ち、富裕地区に向けて、大通りを歩き始める。
 大通りと言う事もあり、周囲に人が多く、活気に溢れている。
 馬車も行きかっているし、楽しそうな人たちが多いし、露天呼び込みも見て取れる。
 美味しい匂いが漂って、あ、あれも良いな、之も良いな、と考えながら、少女は進んでいく。
 どのお店にしようかしら、ときょろきょろ。

リス > 「あそこが、良さそう、ね。」

 帰り道、歩きながら見つけたのは一軒の店、ふと見ればもう、其処は富裕地区。
 もう、家に近かったのね、と思うも、そもそも、店自体が自宅とそこまで離れていない場所だ。
 なので、この場所に、店があったのだと、知らなかった、基本的には、護衛が居るか、馬車だし。
 成程ね、成程、と良い匂いのする店に、少女は歩いて行って。

 そして、その中に入っていくのだった―――

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。