2023/01/21 のログ
■メイメイ > 「うむ。学院には食堂も、ラウンジもあるのぅ。
人のものづくりに対する執念は本当にすごいと思うのじゃ。
それが、人を繁栄させた理由ともいえるのじゃろうが。」
頷いて同意の言葉をむけるものの、続く言葉を耳にして、
小さく笑いをこぼしてみせれば、
「まぁ、わらわは花龍じゃからの。
ぬか床のようなものは近しいと言えば近しい。
そういう意味では向いているものじゃったともいえるやもしれん。
苦手なら、修行になるかもしれぬけどなぁ。どちらかと言うと、精神修練。」
付け加えた最後は冗句めかして続けたものの、
さらに続く言葉には、少し考える様子。
その後で穏やかな笑顔のままに顔を上げれば
「憧れるのは悪くはないと思うぞ。
ただ、なぁ。……あくまでわらわの考え方じゃが、婚姻を考えるのならば、人の子の方が良いと思うのぅ。
龍は長命ゆえに、ずっと一緒になるというのは、どこかで破綻する恐れが見え隠れしておる。
人の子ならば、自分が残されることにはなるが、楽しいままに思い出に出来よう空の。
龍種どうしは、あと腐れのない、付かず離れずくらいの関係がちょうどよい。」
そして、気分を切り替えた様子のタツミに笑顔を向けてから、注がれた酒を軽く煽った。
■タツミ > 学院について聞いて、なるほどと頷く。
確かに何か新しい物を作るというのは人の得意とする所だと頷いて。
そう言えば花龍なので、木行、菌類は近しいかな?と少し考え。
土井考えても火行、その中でも溶岩が元よりもかなり向いているなと。
「あー、精神修練は、耳が痛いですね。
戦闘とか、気が昂るとかなり乱暴になりますし、それが進むと…その」
小さく、暴走しますと呟く。
とはいえ、この体になって最初の頃だけで此処暫くはしてないですがと、苦笑し。
それもあって、冒険者の合間に山奥などで修業を続けてますしと。微笑む。
「あぁ、確かにそうかもしれませんね。
この身になってから聞いたんですが、長命種だと数十年単位で一緒に居たり、別れたり多いみたいですし。
僕らも、似た感じのスパンでの付き合い、という感じでしょうか。
メイメイさんは、聞いても良いですかね、そうい開いてはいらっしゃるので?」
ふと、穏やかな笑顔の少女にそう問いかける。
名前の通り龍も酔わすのかは置いて置き、酒の席、こんな話題だからと聞ける様子で。
■メイメイ > 精神修練の話に返した反応。それを耳にすればコロコロと笑いこぼして。
「雑念が除けぬか。まぁ、火龍にはよくある話と聞くがのぅ。
とて、火龍が全て仙界に至れぬか、と言わば、そうでもない。
昂るのが悪いとは言わぬが、逸らすや散らすを覚える必要があるのかもしれんの。
そう考えると、ぬか床は確かに違うか。これは、抑える、なだめる手法じゃからの。」
とは言っても、始終じゃないならできつつあるのでは?と悪戯っぽく付け加えて。
そうしていれば、帰ってきた言葉。穏やかな様子で耳にしていれば、
「そうらしいの。とて、相手が生きているのに別れるというのは、わらわにはダメージが大きい気がするのじゃ。個人差かもしれぬが。」
そう返しておいて、酒を一口口にしていれば、続いた言葉に目を瞬かせ。
くすっと小さく笑いこぼせば。
「仙術の修行で交合術をするという意味であれば、幾人とも交わったのぅ。
そういう意味ではないと言うとしても、あと腐れがない相手ならそこそこ数はおるし、なんならわらわから誘う事もあるの。
……それよりも近しい、と言う意味で問うておるのであれば、推して知るべし、じゃ。
そういう大哥はどうなのじゃ?」
本当に大切な人がいるかどうかは煙に巻き、あと腐れなく遊べる相手ならある程度はいることを伝え返す。
そうしておいてから、そっちはどうだと問い返して。
■タツミ > 嘗て、暴走した時は人里の近くでも無かったので人的被害はなかったが。
自分の周囲が、砂漠化いていたのは驚いたと苦笑し。
確かに、少しずつ進んでいるとは思いますがと、呟いて。
「なるほど、確かにそうかもしれませんね」
少女の言葉に、生きている相手とというのも判る話だとうなずく。
そうして告げられた言葉に、少し考えて。
「僕も長い時間のなかでえ、色んな相手がいたのは確かですね。
さっきも言いましたけど、友人として付き合う相手も結構いますし。
近しい相手ですか…最近だと、どうでしょう、自分で思ってる事と相手の思ってる事は違うかもしれません。
とはいえ、其処まで深い相手がと言われると、思いつきませんね」
苦笑しながら、酒を飲んで。
ふと、視線を少女へと向けて。
「交合術とかとは違いますが、多いのは喧嘩相手兼、という感じでしょうか。
勝負の後なんかは体が昂りますし、そのまま、とか」
そう言って、苦笑してから。
小さく、けど聞こえる程度には少女に誘われる相手も羨ましいですね、と呟く。
■メイメイ > 「流石と言えば流石よの。とて、抑えられるようになったのならそっちの方が良いことじゃがの。」
砂漠化の話を聞けばそんな感想を言葉にして。
そして、己が問いへ帰ってきた返事を耳にすれば、小さく笑いをこぼしてから
「そういうものじゃろ?そういう意味ではお互いにそんなに変わらぬ状況なのじゃろうな。
……まぁ、体を動かした後にそういう気分になるのは分からなくもないが。」
向けられた苦笑に返したのも苦笑。
そんな中で意味に届くタツミの呟き。
暫し言葉を止めて、酒を口にしてから
「…大哥はわらわに誘われたいのか?わらわから誘うという事は、『遊ぼう』と言っているのと同じなのじゃが。」
意味深な笑みのまま、そんな問いと説明を付け加えて見やる。
■タツミ > 「抑えきれない部分を、戦闘で発散しているとも言いますけど。
此処の利用料も、九頭龍山脈の奥地にいる魔物の素材の売却代金ですし」
普段はしないのだが、今回は同種との宴会、しかも新年のとなったので。
少し奮発しましたと。笑みを浮かべる。
奥地の相手だと素材を残す様に戦う方が、難しくてと。
「そうですね、人よりはるかに長く生きますし、よほどのことが無ければそうそう死にませんし」
龍とは、現象に対する畏敬や信仰、それらからなる者もあり。
そういう者ほど、そう簡単に死ぬという事は無くて。
普通の人なら確実に、先に逝ってしまう。
「『遊ぼう』の意味が色々ありまけど…まぁ、素直に取ると、先ほど言っていたあとくされの無い相手とかでしょうか?
…あー、いや、それだと僕的には、ちょっと違うかもです。
男というか、雄としては、嬉しい反面、僕としては寂しいと感じます。
ので、すいません、聞かなかったことにして貰っても?
メイメイさんと、そういう関係になれるのは嬉しいですが、長くこうして酒飲みとかもしたいので」
根性無しな話だが、強い力を持っていても、元になった感情が寂、それ故何処か臆病な部分があって。
特に、力を抑え、理性を上に持ってきている今はそれが強く、情けない話ながらそう感じてしまって。
「んー、酒じゃなくて雰囲気に酔ってるのかもです。
女生と二人きりで、という状況に焦りがあったのかも」
■メイメイ > 「ほぅ……そんなに割が良い魔物がおるのじゃな。」
奮発するだけの価値の魔物がいると聞けば、ちょっと興味を示した様子。
とはいえ、あまり金には困っていないので、その内遊びに行くか、と言う程度の認識だけれど。
そして、残す、残されるの部分で意図が伝われば、あとは感じ方の問題だからとそこを更に掘ることはせずに、続くタツミの言葉を穏やかな笑顔で耳にして。
「……流石に聞こえる声で呟かれては、聞こえなかったことにはできぬのぅ。
聞いてしまったから、答えてしまったのじゃからの。」
そんな言葉を返すものの、その表情は悪戯っぽいそれ。
特に間をおかずに続ける言葉。
「ま、わらわから誘うのを待っているのでは、『遊ばれる』だけじゃと分かったのじゃろ?
あとは、大哥がどうしたいか考えればよかろ。」
そこまで言葉にしてから、コロコロと楽しげな笑いをひとしきりこぼして。
目から涙がにじむほどに大笑いをした後で、酒瓶を手にしてちょいちょい、と手招き。
酌をするから近づいてこい、と言う様子で近くに招き、その誘いに乗って近づいてきたのならば、ちょん、と触れる程度の口づけを唇に触れさせた後で
「どちらにしても、酒の勢いで誘われるのじゃったらわらわもお断りじゃ。
美味い酒は美味いつまみと楽しく飲む。そして……」
至近でタツミの顔を覗き込めば、初めて見せる、艶混じりの笑みを覗かせて
「……わらわが本気でほしいなら、素面の時に、大哥から誘っておいで。」
艶混じりの声でそう囁いた。
その後で、すぐにいつもの穏やかな、清い笑顔にもどれば、酒を注いでまだまだ飲むぞ、と楽しげに。
きっとこの後も楽しい宴は続いていくのだろう。
■タツミ > 「奥地だと、普通の冒険者が来ないとか素材として優秀とかいますから。
今度機会があったら、案内しますか?」
奥地の中でも樹々の多い場所であれば少女としても楽だろうと考えて。
何ヵ所かそういった場所にも心当たりもあって…とはいえそこは相手次第。
少女の言葉に幾度か頷いて。
「いや、まぁ…そうなんですけど。
確かに、メイメイさんは答えただけですね」
ふぃとため息をついてから、少女の表情をみて、苦笑し。
「そうですね、確かに『遊ばれる』だけですね、年上なのに情けないですが。
えぇ、そうします、きちんと考えてみます」
手招きを受け、酌をと言われ近づいて、不意打ちで軽い口づけを受けて。
少し驚いた顔をして、少女の言葉に。
「確かに、酔った勢いでは、メイメイさんにも悪いですね。
はは、、耳に痛いですね、飲みなおしま…」
そう言いかけて、続く言葉に。
「…えぇ、判りました、そうします」
頷いてから、もう一度酒精交じりの息を漏らし、言葉を繋げる。
「さて、飲み直しましょう…少し味を変えて、ウイスキーとかどうですか?
こっちの竜も酒に弱い話はあるみたいで、港で見つけたんですよ、まんまなこれを」
気を取り直し、新しい酒を持ちだす、銘は本気でまんまな『ドラゴンスレイヤー』。
楽しい酒の時間に、興を添える、その酒のいわれを少女へ話ながら、貸別荘での夜は更けていく……―――。
ご案内:「貸別荘」からメイメイさんが去りました。
ご案内:「貸別荘」からタツミさんが去りました。