2022/11/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/図書館」にバルゴラさんが現れました。
■バルゴラ > 王都マグメールに点在する平民地区の図書館。
富裕地区の図書館や王立コクマー・ラジエル学院にある図書館と比べて蔵書の数も質も劣るが、一般人や冒険者からの寄付等も多く、時折とんでもない掘り出し物に出会える――…らしい。
とはいえ、司書の方々が寄付された本の手入れや鑑定を行うので、とんでもない本に出合えるのは天文学的な確率、それでも今夜足を運んだのは、テスト用の試作機である首輪を依頼主に渡すにも渡せず、完成したともいえないそれにモヤモヤを抱えたからであった。
つまりのところ気分転換。
あまり立ち入らない場所に行ってみるのも悪くないと、数少ない希少な友人達にアドバイスされたからだ。
後で皆には高級な洋菓子でも差し入れしておこう。
「……でもさー……あっちやこっちに比べて、無いよな。あとあっちに行けばここにある本全部有りそうだし……絵本はともかく。」
貴族の長男としてあまり平民地区には行くなと常日頃から釘を刺されているので、この図書館は始めてである。
内装も普通、書架は少ない、読書できる場所は……辛うじて個室がひとつふたる有るくらい、後は……二階も地下も無さそうだし、何より司書がいない無防備もいいところだ。
とりあえず、寒いのもあり光源がランプしかない薄暗い中をひたひたと歩いて奥に、一先ず料理のレシピ本などがありそうな書架の方に向かうのだった。
当然此処には夢魔の生態や魔法に関しての本は無さそうだし、期待していないので探す余地もなし。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/図書館」にアイバーニアさんが現れました。