2022/10/15 のログ
ご案内:「地下牢」に肉檻さんが現れました。
肉檻 > 冷たい石と鉄格子に囲まれた、陽の光の届かぬ地下牢。
今は閉じ込められた虜囚の姿は無く、一見すればもぬけの殻に見えるであろう空間。
しかしその片隅に、揺れる篝火の光を受けてきらりと煌めくものが在った。

其れは大人の握り拳程度の大きさをした、真球の透き通った水晶玉。
何時から、誰の手によって置かれたものかも定かでは無い其れは、見る者を惹き付けるような妖しげな煌めきを放ちながら、
新たな虜囚を、或いはそれ以外の目的で足を踏み入れる者の訪れを待ちかねるかの如く。
ただ物言わず、石室の片隅で佇み続けていた。

ご案内:「地下牢」から肉檻さんが去りました。