2022/08/22 のログ
ご案内:「平民地区/雑貨商店」にセリアスさんが現れました。
セリアス > 「ぁ、ふぁ ―― …… っ、ふ」

開店時間も、残り少なくなってきたころ。
客の姿も疎らな店内で、カウンター傍の椅子に座りながら。

商会主の身であれば、自分であれこれ動くと、店員の方が五月蠅い。
ゆえに(散々すでにあれこれとしたあとに)大人しく座って、欠伸をかみ殺していた。

夏の盛りも、そろそろ通り過ぎゆく時期が近づいている。
秋に向けての商品類へと、棚の商品をいつ入れ替えるか。
早めは目を惹くが、即時の需要ではないから売れ行きが見通し辛い。
丁度は、巧く回りを見なければ供給が後手に回る。

「んー。やはり早めですよねぇ。何か面白いものがあればいいんですが」

気候にも左右されるだろう、商品類の売れ行き。
もともと雑貨商店で多岐にわたる品揃えが目玉でもある。

話題を引けるようなものがあればいいが、そうそう都合よくはいかないだろう。
一度、早いうちにダイラスやバフートで何かないか仕入れの旅をしてみるか。
知り合いの奇特な技術者連中に、面白いものでもないか聞く必要があるかと。

そんな風にぼんやり考えながら、眠気をかみ殺していて。