2022/01/15 のログ
■フェリーチェ > 幸運に感謝しながら少女が手にするのはマグカップ。
身長が足りない分、やや前のめりに差し出しながら、言葉を継ぐ。
「はいっ♪ お互いの幸運のために……それから良い出会いをくれた冒険者ギルドにも」
ちょっと不憫に思った部分もあってのことか、付け足しながらマグカップをぶつける。
くわんっと、陶器製のそれは鈍い音がしたものの、少女の笑みは明るい。
冬場の乾燥した唇を舌先で湿して、表面を細長く吐き出す息で冷やしてからひと啜り。
「はぁ、ふぅ〜………♪」
喉から染み渡るように全身に広がる熱気を感じ、ニットワンピの襟元付近をパタパタとめくる。
■クレイグ > 「そうだな、ギルドもふくめて、かんぱいっと」
音をならし、ワインを一杯、飲み切って…直ぐにコップごとでは面倒に思ったのか、瓶で追加を頼み。
ステーキを切り、口へ運ぶ。
襟元をパタパタとさせる少女の様子を、しっかりと見ながら…視線は少女よりかなり高い位置なので上から見下ろす感じで、少し奥まで見つつ。
「あんま、そういう動きすると…見えるぞ、色々と」
その動きを堪能した後で、くっくと笑いながら注意を促してくる。
■フェリーチェ > 「そっ!?それは見なかったことにするのもマナーですよ」
目立つほど大きく育った年頃でないとはいえ、羞恥心は一人前。
ついでに言えば、膨らみが小さいからこそ少しの隙間から見えてしまいかねない曲線というのもあり、広げた手の平で胸元を押さえる。
そうして、少し暑いのを我慢しながらメインの肉へとナイフを差し込む。
ーーそれは実に緩やかな出来事だった。
ショルダーバッグに雑に放り込んだ魔石は、少女にとって不要なために調べもしなかった残留魔力を溢れさせる。
誰にも使われない魔力は、ドライアイスの靄が重い空気の層になって流れ出すようにゆったりとその場で滞留する。
熱気をその身に帯びた少女は、少し違和感を伴う不快感を気に留めることもなかった。
自ら出し入れするよりも緩慢な魔力の意図せぬ吸収は、加護の文様をやはり穏やかに光らせるが、ショルダーバッグとハンカチの向こう側は見えるはずもなく。
脂身のたっぷり乗った喉に絡みつく肉を飲み込むと、上を向いて重ねて口の中に残った油分を嚥下してから、白い喉を上下させ艶っぽい溜め息を吐く。
■クレイグ > 「いや、すまんすまん、ついな…良いものを見た気分にな」
冗談めかして、言いながら苦笑して、顔の前に片手を立てて頭を下げる。
こちらは、暑さなどは特に感じた様子は無く、ステーキを口へ運び、ポタージュを飲み干していく。
「どうだ、俺としてはステーキかなりお勧めなんだけど」
少女に怒っている事には全く気付かず…そもそも魔力関連は感知も操作も、発散すらできない体質気づきようもない…に、食事の感想を聞きながら、デザートを待っている段階で。
「俺がベリー好きってのもあるんだけどな、それ抜いても値段と美味さ考えると得だと思うんだよな」
そういって、微笑む。
■フェリーチェ > 良いものなどと言われても、経験の浅い少女は他愛ない喜びよりも羞恥が先にきて苦笑いが浮かぶ。
肉の味わいや満足感より随分と喉に重く圧がかかる感じがして、先にやや小さめの肉片に切り分けていく。
赤みを一欠片つついて口に運び、改めて味わってからやっと普通の笑みを浮かべる。
「んっ、美味しいですね。
酸味がちょうど脂っこいのを中和してて、えっと……んふふっ♪」
余り舌がまわらないものの、美味しいのは少女にとっても本当のこと。
ソースを多めに掬ってもう一口味わいながら、口の端に付いてしまったソースを舐め取る。
身体が火照った少女の唇は外気の冷たさに晒されていた時と打って変わって綺麗なピンク色に染まり、その若さ以上に付着した肉の油が艶を助長する。
肉の大きさは小さかったのにまだ食べ切れない少女は、口数を減らしながら黙々と食べ続ける。
言葉を紡ぐ回数が減った分、周囲の客の音が気になって視線を泳がせるように周囲へ向ける。
床にギリギリで届く爪先が、足をぶらつかせるせいで擦過音が繰り返される。
フォークを置いた手は、無意識に膝の上へ。
意識せぬままにニットワンピをめくって内股を擦ると、表情を変えぬまま、ビクッと肩を跳ね上げる。
■クレイグ > 「そうなんだよな、そのせいでサイズ間違うと食いすぎる事になるんだが」
自分が好きな物を褒められれば機嫌も良くなって、頼んでいたワインが来ると瓶からコップへ注いで飲み干して。
「そろそろ、デザートを頼んでもいいころ合いじゃないか?」
少女はまだデザートを頼んでいなかったことを覚えていたのか、そう言いながら少女を見る。
表所は変わらないが、一瞬の肩の動きを見て、首を傾げる。
「フェリーチェ、なにかあったか…変な奴がいたとか?」
自分の後方は死角なので、もしや何かいたかと、顔を近づけて、耳元で囁く。
何かいた場合、こちらが気づいたことに気づかれるのは問題だと考えた空の動きで。
■フェリーチェ > 簡単に相槌を打って、一度重たい感じの溜め息を吐き出してから最後の一切れを口にする。
さっきは姿勢良く綺麗に伸ばしていた背筋をやや丸めた格好で、指摘通りメニューをとってデザートを探す。
「じゃあ、この、あんずタルト」
メニューをテーブルに置いて、オレンジネクターを持ってきた店員に追加注文。
その間もテーブルの下に下ろした手を出すことなく、片手で指し示すだけ。
そんな奇妙な動きを続けながらも、感づいた男を正面から見つめるのが恥ずかしく、少しズレた位置に視線を彷徨わせながら考える。
「変な……うぅん、違……あっ、少しこっちに……寄ってもいいですか?
変な人から、そのぉ、見えないように」
言葉を時々区切っては深く呼吸し、唾液を嚥下する回数が増えていく。
変な人から見えない位置と言って椅子をずらしたのは、ちょうどクレイグと他の客席が一直線になる辺りで、体格差のあるフェリーチェはすっぽりと隠れたことだろう。
店員はまだ遠く、他の客の視線は届かない……。
自分の身に何が起こっているのか段々理解しながらも、ぼんやりした頭が目の前の男を壁にすることばかり考えて当の視線をすっかり忘れ……。
「ふっ♪んっ、あっ……♡」
薄布が水を吸ったような、くちゅっという小さな音と共に、幼い少女は目を細めて愉悦の表情で身震いした。
■クレイグ > 「ん、構わないけど…普通に大丈夫か?」
少女の変化には、流石に気づく、声の調子も変わったし、顔も赤い。
そして、特定の誰かではなく店の皆から隠れるように移動し。
甘い声を上げている。
「…そういう薬扱ってる店じゃないし、んー…ほら、フェリーチェ、隠れるなら」
とりあえず、希望通り隠れられるように仕様と、椅子に掛けていた大きなマントをフェリーチェ側の肩に掛けて、すっと腕を上げると、少女一人くらいは簡単に隠れられそうな空間が出来上がる。
■フェリーチェ > 【一旦中断して継続】
ご案内:「冒険者ギルド」からフェリーチェさんが去りました。
■クレイグ > 【中断継続】
ご案内:「冒険者ギルド」からクレイグさんが去りました。
ご案内:「平民地区:食道」にクレイグさんが現れました。
■クレイグ > 【待ち合わせ待機中】
■クレイグ > 【一旦離脱、長時間待機申し訳ありません】
ご案内:「平民地区:食道」からクレイグさんが去りました。
ご案内:「平民地区:食道」にクレイグさんが現れました。
■クレイグ > 【待機中】
ご案内:「平民地区:食道」からクレイグさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋2」にクレイグさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋2」からクレイグさんが去りました。