2021/10/08 のログ
ご案内:「平民地区 白い水の公園」にアスカさんが現れました。
アスカ > 「今日は、とても空いているみたい……」

昼と夕方あたりの間の時間。自身が下校しているところだった。
場合によっては人が多く、またその日によっては人が少なく。

そんな落ち着いた日時。

「今日はここで…私は少し予習でもしようかな……」

藍色のリュックを一つ下げて、開いてる白いベンチに腰をかけた。
ゆっくりと筆記具やノートを取り出して、最近習い始めた内容を
確認する為に教科書も同時に取り出す。

「日が暮れるまで、出来そうだし……このページと、このページかな…」

色白の指先で、じっくりと開きながら、教科書と向き合った。
長めのベンチなので、自身は知らない内に、隣りに誰かが座ってもおかしくないだろう。

アスカ > 「…………へぇっくしゅ……っ………んぅ……ちょっと寒いのかな……」

無意識にくしゃみをすると、自然と寒気も感じ、指先をほんのり温めるようにと手を擦り合わせた。スカートも多少は短い為、冷たい風も間に入り込む。

「……んん……、脚も寒いなぁ……、何か前掛けとか…敷物とか
、持ってくべきだったかな…………」

全体的に寒さに若干、耐えれなくなってきた中、しょうがなく、帰宅しようか迷い始めた。

「温かいものとか…、今近くにやってないかな…飲み物でも良いんだけどな……そんなタイミングよくある訳ないけど……」

と、周りを少し眺めて、視線で探索し始めた。

アスカ > 「……、あ……あんなところに……」

見つけたのは、温かいデザートのフードカー。
デザートとかなら、女の子が喜びそうな物でもあり、何よりお手軽。
カバンの中に、水色の財布を取り出して金額を確認。

「大丈夫だね…、…よし、今日はここまでにして片付けて……、美味しいデザートでも買って食べて…帰ろう……」

ちょっとの計画を頭の中で整えて、身体を温める為、フードカーに向かった。

「あ……美味しそう…、どれにしようかな……すみません…、…えっと…このバニラとフルーツのホットクレープを一つお願いします…!」

店員に頼むと、金額を支払い、番号の札を持って待機した。
数分後、注文したクレープを貰い、再びベンチへ。

寒い公園の中、幸せそうな顔でホクホクと食べて、
完食すると、近くのゴミ箱にそっと捨て終えると、
しばらく、またゆっくりしてから、自宅へと帰っていった。

ご案内:「平民地区 白い水の公園」からアスカさんが去りました。
ご案内:「コクマー・ラジエル学院」にシロナさんが現れました。
シロナ > 「何、あれ。」

 どう見てもあれは、不審者だろう。学校の中に学生ではない大人が、10歳以下の幼女―――と言うか、妹に声を掛けている。
 少しの差という物なのだろうけれど、さて、どうしたものなのか。
 妹の様子を見るからに、怖がってもいないし、しかし、あの子は何処か抜けている所もある、と言うか、敵意や害意に鈍いようにも思える。
 姉として、見極めるにしろ、と、すこし遠巻きで見ているしかない。
 というか、だ。

「おっさんが幼女にって、本当に犯罪臭しかしないよね……。」

 真紅の瞳は、妹と、その近くにいる何やら不審な男。
 今日は休日であり、学生以外の人も、居る事は居るにしても、あれはどうなんだ、とか思う。
 あれで教師なのか、とかも思ってしまう、この学校、無駄に大きいので。
 まあ、取り合えず、しばらく様子を見ることにしよう、とぶぜんとした様子で、近くのベンチにどっかりと腰を下ろす。

シロナ > 「と言って、さて。」

 トゥルネソルの娘は大体自由であり、大体において、己が儘に生きてる娘たちばかりだ。
 それに、叔母と、その恋人を考えれば、あれもまだありなレベルなのじゃないかと思ってしまう。
 姉として、妹の事を守るのは役割と思うが、無粋は良くない。
 嫌がったりしているなら側溝でも殴りつけてみたりハルバート分凪げたりとかしても良いけれど、そんな様子でもない。
 んじゃ、良いか、と考えるか。

「―――うーん。」

 腕を組み、しばし、二人から視線を離して、明るい空を見上げる。青くてきれいな空だ。
 しばし、黙考する。
 瞳を閉じて、精神を集中してみる。

「――――Zz……っと!?」

 危ない、一瞬で眠りに落ちる所だった。安全な所で目を閉じるとついつい寝てしまう。
 ふぃ、と軽く息を吐き出して、額に浮かんでは無いが汗をぬぐう仕草を一つ。
 結論はどうしたものか、と。

「ま、いっかぁ。
 屹度、何かあれば、その時動けばいいか。」

 あまり長く考え続けるのが苦手な少女は、よし、と思考を切り替えることにした。
 暇になったし、如何しようかなぁ、と誰か、いないかな、と視線を動かしてみる。