2021/05/18 のログ
■タン・フィール > そんな視線などどこ吹く風。
重量にして3キロはありそうな食料をまるごと平らげ、
さすがにちょっぴり苦しそうにしながら、まんまるお腹を抱えてふらふらと宿へと戻っていく。
宿の、誰とでも寝所をともにすることになる格安の相部屋で、
ごろりと横になり、食べたものを急速に消化して、
早く血に、体液に、皮下脂肪に変えていこうと、
うとうと胃袋に消火のために血液が集中して、ぼんやりと眠くなってくる、食欲と睡眠欲を満たしていくまどろみ。
ご案内:「王都の夜の酒場」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「相部屋宿」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 「ん、っむ、んゅ~~~~~…っ…?…」
王都の酒場通り近くの格安宿。
そこは通常の宿と同じ個室制の宿部屋と…主に娼婦を連れ込んだり、
はたまたデリバリーな夜の職の待合に使われる相部屋制になっていて。
連日、飲食や休息で体力回復に努める薬師の幼子は、この頃はここを拠点に寝泊まりしていた。
むくり、寝ぼけ眼で起き上がり、ぽりぽりと頭を掻いて、
寝床に常備していた水筒と、気力体力精力を回復させる、練り餅のような草の飴薬を2~3粒口に放り込み、
まだ日がさす真昼間ではあるが、もう一度うたた寝にはいろうと、
ぽふん!ベッドにダイブした。
「寝苦しさは安眠の大敵…~~~っ」
と、寝間着などに着替えることはなく、いつもの大きめサイズのシャツ一枚で、その下は裸という服装。
なんとも寝転んで休むにはリラックスに適した格好ではあるが、
仮に、今は一人で借りているこの部屋で、相部屋希望の他の客がこの部屋に入ってくれば、
ぺろーんっと下半身丸出しで寝込んでいる幼子の、幼い色気…を感じるものは感じるが、みっともなさと紙一重の寝姿に対面することになるだろう。
■タン・フィール > 「~~~~っ… ちゅい… 暑ゅい……~~~」
ベッドに仰向けに寝転んで、毛布を半身にかけてのまどろみから数時間。
たっぷりのカロリー摂取と、それを急速に消費しての、
細胞の修復…体液の補填…代謝の向上…
それらは、体温の上昇と発汗となってあらわれて、
じわりじわりと汗ばむ幼い肌は赤みを増し、
頬や額や四肢は、ぷりぷりとしたの潤いをさらに汗で照り光らせていた。
そして、心地よい睡眠と寝苦しさの両輪が重なったとき、
ぽーん!と足で勢いよく毛布を蹴り出し、
パジャマ代わりの上着も、寝ながら身を捩って脱ぎ払ってしまう。
残ったのは、ベッドの上で全裸で眠る、開放的にすぎる幼い薬師の姿のみ。
このまま日が沈んで夜の寒さとなれば、風邪の心配も湧き上がりそうな季節で。