2021/05/03 のログ
ご案内:「天然温泉」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 王都の郊外、自然公園と呼ばれる地区から更に外れた、林や野原が手つかずで残る自然区域に、
この頃ひそかに小さな薬師が新たに発見した天然温泉。
臭みのない温泉成分の香る湯けむりの中、未だ誰にも見つかっていない其処を今日も独り占めしようと、
日頃の衣服である大きめサイズのシャツをぽーんと脱ぎ捨て、
外気と陽光に肌を晒し全裸となり…誰にも迷惑をかけないのをいいことに、
ぴょん!とジャンプして、温泉場でいえば10人は一緒に浸かれる大きめにくり抜かれた温泉のお湯に飛び込む。
「っふふ、よーし、見たとこだれもいないし…
水浴び場じゃ、できないもんね…!それーーーっ!!」
ざばぁあああ!ばしゃしゃ…
盛大に湯のしぶきをあげて温泉へとダイブする様子は、はしゃぎたがりの年齢相応な子供。
少年意外は無人…の筈の天然温泉区画に、
舞い降りた飛沫が陽光を浴びてきらめき、僅かな虹の幻影を浮かべる。
人肌よりわずか高い水温と、少しとろみを帯びた温泉の質感にうっとりしながら、
ぷかぁ…と仰向けに浮かび、入浴というよりは温水プールで遊ぶように、
水面から丸い桃尻をのぞかせながら、ぱしゃぱしゃと犬かきをして楽しんでいた。
■タン・フィール > その後、ぷかぷか温水浴を楽しみ、日が暮れてからは寝床のテントへと舞い戻り…。
ご案内:「天然温泉」からタン・フィールさんが去りました。