2021/01/01 のログ
ご案内:「港湾都市ダイラス トゥルネソル商会 ダイラス本店」にリスさんが現れました。
■リス > 年末に年始……年の明けには流石に実家に帰る事位はする。そこは、人も、竜も同じであるはずだ。
トゥルネソル商会、マグメール店と言うのは支店であり、店長のリスは、会長の娘でしかない。そして、会長が元気に生きているとなれば、年末のお祝い位はするものだ。
と言っても、竜たちにはそういった風習がないので、トゥルネソル商会の中でも、実際にその風習を持つもののみ、休みとする。
中には、実家がないからと、店で過ごすことを望むものも居る。
今回はリスは、家族を連れて、実家にいる。
妹に、娘に、義理の弟妹たち、嫁たちを連れて家に戻り、両親に挨拶をしたり、御馳走を食べたりもする。
その後は自由行動という事で、お小遣いを与えるのだけど。
「まあ、たぶん、ね。」
深く考えなくても、ダイラスには、アケローン闘技場に、ハイブラゼール。
王都と比べても様々に大きな遊び場があるもので、とりあえず、迷惑を掛けない程度に遊んでくるのだろう。
というか、父も母も、孫や義妹義弟などにはだだ甘だった。思わずうわぁ、と思ってしまったぐらいに。
あれもこれも其れもどれも。娘の自分でもしたことないぐらいに甘やかしてるのが見える。
ラファルなんぞへそ曲げてるのが見える。
まあ、良いか、と楽しそうな家族を眺め、久しぶりに戻る本店の中を、ゆるり、と歩くことにする。
■リス > 店の外に、出ても良いとは思ったのだけれども、さて、今出ても何かしたい、とかそう言ったものも無く。
此処にいれば、ダイラスの知り合いとかが訪ねてきてくれたりしないかな、とか、ダイラスで見落としていた可愛い事か見つけられないかな、とか、そう言った所の方が大きい。
店の外……荒々しい海の男たちの多い港湾部、娘たちが恐らく遊んでいるだろうハイブラゼール。
行こうと思えば行ける場所は沢山ある、どうしたものかしらね、と考えてみる。
余りすぐに答えは出てこないのだけれど、店の中を歩きながら、代わりの無い、なつかしさの覚える店内に目を細めて。
とはいえ、だ、店主の娘である自分、店に居るなら従業員だ。
もし、迷って居たり困っていたりするお客様が居れば、ナンパとかは別に声を掛ける。
「ま。」
とても好みの子がいれば、後で連絡先とかを聞いたりのちょっかい位は良いだろう。
お店を出た後の話ではあるけれど。
うん、と頷きながら、久しぶりの店舗の中を、ゆるり、ゆるり、と歩いて、お客様たちの様子を見守る