2020/12/12 のログ
ご案内:「お屋敷/中庭テラス」にフェリーチェさんが現れました。
ご案内:「お屋敷/中庭テラス」にロブームさんが現れました。
ロブーム > それから暫くして――三十分ぐらいして、テラスへの扉が開かれた。
扉の中から現れたるは、フェリーチェの主人であるロブームであった。

「ふむ――揃っているな」

ロブームがそう言うと、テラスに居たメイド達の中でも、二十代から三十代の年齢が高めのメイド達が五人ロブームの周りに集合する。
ロブームはそれに頷いて、席に座るよう命じるが……その中から、先程フェリーチェを机の上に横たえさせたメイドが、何かを耳打ちする。

「宜しい。なら、君は下がってなさい。代わりに――そこの少女」

『え、私!?』

ロブームに指さされ、びくりと反応したのは、先程フェリーチェをかばっていたジェンヌだった。
赤い目を見開いて、ロブームのもとに駆け寄ると、

「君が代わりに『調理番』を努め給え。
何、何をすればいいかは、君の先輩が伝える。君はただ従えばいい――」

当然、ジェンヌが拒否できる筈もなく、それからメイド達が円陣を組んで彼女に色々と教えて、そしてそれが終われば。
少女を囲む形で、メイド達が彼女の周りの席に座る。
ジェンヌは、彼女の丁度足の方に座っている。

「これより、フェリーチェのミスに対する代償として、フェリーチェ自身の『調理』を始める。
皆、まずは準備を」

そう言うと、彼女たちの前に、透明な洗面器の様な器が現れる。
器の中には、琥珀色の液体が入っている。
メイド達は、その中に手を浸す……どろりと粘液のあるそれは、手に纏わりついて。

「それでは、調理、はじめ」

男の号令とともに、彼女たちの手がフェリーチェに伸びてくる。
テーブルについているのは五人。つまり、十の手が、一時に。

フェリーチェ > さっきは庇ってくれたジェンヌと相対するのを嫌うように、少女の視線は横へずれる。
込み上げてくる気恥ずかしさを紛らわす行為だったのだけれど、そうして生け垣までの距離を感じ取れば逆効果。
ただでさえ広いテラスの外に広がる中庭の芝生が、その開放感を助長してますます野外で露出する異常性を身に沁みさせた。

ただそれも、他に意識することが少ないからこそ気に留めていること。
周囲のメイドたちの視線が集まれば、下腹部で重ねた細い指が絡み合って手遊びを始める。
もっとも、それすら直ぐに気にしている余裕がなくなるのだけれど。

「な、なにを……ひゃっ、冷た…い。
 ンッ!………んふふっ、はふっ………。
 これ、やっ……これって、なんなんですか?」

琥珀の瞳に同じく琥珀色のソレが一時に目で追えぬほど大量に映り込み、最初は色んな部位に冷たい感触を齎した。
やがて暖かく変わったのは、擽ったさからくる少女自身の肌の震えのためか、それともメイドたちの体温が伝わってきた故か?
暴れ出さないように萎縮しながらも、ローファーの硬い靴底を相互にカツカツと叩き鳴らして擽ったさに耐えようとする。
そうしている間にも、粘液に濡れた少女の肢体は徐々に艶を出す。

おへそに出来上がった粘液の水溜りがキラキラと陽光を反射し、腕と腹部の間でも似たような溜まりが光っている。
ちょっとした段々畑になっているアバラの上は薄く広がって肌自体がテカリを持っているかのよう。
膨らみかけの丘のような胸に至っては極緩やかに落ちていく粘液が屈折率を変え、二次のグラデーションが生じている。
そして太腿はと言えば、唯一動きのある場所故に斑があって、滴り落ちる雫と相まって濡れた質感がよく分かり……。

ロブーム > 「蜂蜜だよ。少し、特殊なものではあるがね」

ぬるぬるとした蜂蜜を、メイド達の細い指が塗り拡げていく。
わざと、もどかしいような擽ったさを感じるように、指先でつぅ、とゆっくりと撫でるようにして。

『可愛い~。やっぱり、この年頃の子は、身体敏感だし、お肌もすべすべもちもちだもんねー』
『乳首の周りもぬるぬる広げてあげますよー。ほらあ、ぬるぬる、気持ちいくすぐったいでしょー?』

おへそ、首筋、脇。脚は靴下と靴で覆われているからか、塗られていないが……その代わり。

『フェリーチェちゃん、その……痛かったら、言ってね?」

脚の間の所に座っていたジェンヌが、恐る恐ると言った感じで蜂蜜を彼女に塗り始める。
最初は、鼠径部――靴下で覆われていない太ももや股関節のところを塗っていたが、やがて肉厚な大陰唇に手が伸びて、

『フェリーチェの此処……柔らかいね……』

ぬるり、ぬるりと指先で撫でる様に膣口に触れ、小陰唇を転がすように触り。
陰核もぴと、と蜂蜜に包まれた指で触る程度だが、たしかに触れる。
そして、蜂蜜に媚肉が濡れだしていくと、彼女の身体が徐々に疼き始めていく――

「魔族の国でしか採れない貴重な花を使用した蜂蜜だ――ちょっとした媚薬の材料としても使われるものでな。
精錬してないから、そこまでではないが、多少は身体が昂ぶるだろう?」

その言葉通り。
徐々にではあるが、身体の感度と体温が上がっていき、子宮が疼いていくだろう。
尤も、まだ耐えられる程度ではあるが……

ご案内:「お屋敷/中庭テラス」からフェリーチェさんが去りました。
ご案内:「お屋敷/中庭テラス」からロブームさんが去りました。
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 街角の空き地にちょこんと立てられた薬師の少年の店舗となるテント。
その出入り口の天幕からは、薄紫のブドウ味の綿菓子のような煙がもうもうと立ち込めていて、
周囲にはジャンクな飴菓子や安物のジュースのような、甘い香りが満ちている。

「うーっ…あづ~~~…っ」

テントの中は鍋を煮るための火の熱気が籠もる構造にもなっていて。
そんな中で数時間、薬作りの熱気と格闘していくことで少年の体力は大幅に削られていく。

おまけに、汗のひとしずくも薬の中に混入してしまえばこれまでの努力と素材が全て無駄になるという神経の消費も、少年の幼い心身に消耗を強いていた。

「―――っふぅ…よし…あとは煮詰めるだけだし、ちょっと、きゅうけーい!」

薬鍋に蓋をして、予熱で煮詰める段階までなんとかこぎつければ、
テントの天幕までとてとて走り寄って、ば!と勢いよく開いた。

「んんーーーーーっ!!…きもち…いいっ!!」

外は生ぬるい風ではあるが、室温40度を超えそうなテント内に比べれば快適に涼しい風が通り抜けていて、
心地よさそうに汗ばんだ肌や顔を外気にさらし、
裸に羽織った大きめのサイズのシャツと素肌の間に風が通り抜けていくのが心地よい。
時折はためいた拍子で、少女のような両足の根本やお尻、薄い胸元が晒されてしまうが、全く気にする様子もない。