2020/11/22 のログ
■フェリーチェ > 「んっナニっ!?」
ただ一言、涙を舐め取るメイドに問いかける。
それは少し早口で、ここまでの殊更恥ずかしい愛撫と違った触れ合いに、意識を向けていたいという思いも籠もっていた。
長い睫毛が少し手に当たって変なこそばゆさもあったけれど、それもまた性器への愛撫がやんで安堵したためか、随分マシに思える。
やや深く粗い気味の呼吸を何度か繰り返し、しかしふと……より気になることが聞こえてきた。
操を奪うということ。
第二種奴隷になる前、という限定はどういった意図なのか?
顔の火照り具合に相応しい頭の遅い回転具合でも、やがてそれが第二種奴隷になることの意味を少女に理解させた。
その事もまた試練としての揺さぶりなのかどうか問い返したい思いに駆られるも、結局逃げられぬこの状況下で確定させるのもまた怖い。
本来の筋書きとは違ったかも知れないが、情報過多によるオーバーヒートと優しい手付きが、少女の思考をなお鈍らせる。
「いったい、何を仰られているのですか?
奴隷になることなど、わたくしは考えてもいませんでした。
これは乗り越えるべき……乗り越えねばならない、儀式みたいなもので……。
んひゃっ!?ひぅ……っぁ…んんぅ♥」
自身を鼓舞するために、まるで反発したかのように強い語気で言い募る。
柔和な顔立ちの女の子が、それも経験不足の幼い子が言ってどれほどの覇気であるかはともかくとして。
それすらも、言い終わらぬうちから押し寄せた愛撫の感覚は、間違いようのない快感だった。
不意打ちに対応しきれなかった内太腿付近の一瞬の痙攣につられるように両足が震え、踵が交互に浮いて今にもよろけそうになる。
逃げたいのに逃げ出せない、それを少女の華奢な腰が小刻みに前後することで体現している。
今は隠れてオナニーをしているときと違う、イッて脱力すればどうなるか……それに対する恥じらいも相まって身体は強ばるばかり。
けれど、歯を食いしばる少女の意思と無関係に、徐々に腰の揺れ幅は大きく、激しくなっていき……。
■ロブーム > 『心配いりませんよ。そう、これは儀式です。
貴方の意志が折れなければ、貴方の未来が開け、折れれば自由を奪われる。貴方が理解している通りの試練。
ただ、折れた時に入る檻が幸せなものであるだけです』
かくかくと動く腰。
それを、後ろからきゅ、と抱きしめるリーゼ。
よろけるのを防ぐと同時、快楽を腰を動かすことで逃がすこともできなくなる。
その声は優しく、慈愛に満ちている――彼女は嘘や洗脳で言っているのではない。
何せ、彼女は少女の"先輩"に当たるのだから。
『腰をカクカクさせて、可愛いですね。おまんこから、気持ちいいが溢れて、止まらないのですか?ふふ、お声も可愛い……でも、残念です』
『貴方の、本当に可愛い声はまだ聞けないんですから』
リーゼが、すねた様に少女に囁くと同時。
ぴたり、と性器から受けていた、快楽の波が止まる。
少女に快楽を齎していた指が、離れている。
男は、立ち上がり、彼女から離れると、彼女の表情を見て、にたりと笑う。
「可愛らしいお声でした、フェリーチェ嬢。
ですが、まだ試練は始まったばかり――此処で消耗していては、耐えられませぬぞ?」
そう言うと同時、再び扉がノックされる。
先程、書類を持ってきたメイドが――ちなみに彼女は二十代半ばぐらいの、黒髪の女性だ。
どうやら性的な事にはあまり耐性がないのか、少し頬を赤らめつつ――ワゴンを持ってきて。
「お召し物、ならびに言いつけの物をお持ちしました」
ワゴンの下段には、やや大きな金箔の飾り箱が。
そして、上段には衣服が畳まれていた。
黒髪のメイドがそれを広げると、丁度フェリーチェの身体に合いそうな、チャイナ服――それも、かなり薄手で、両脇が大胆に空いているものだ。
メイドがそれを、ロブームに手渡すと、男はうむ、と頷いて。
「ご苦労。必要になったらまた後で呼ぶから、一度下がっていなさい。姉と違って、君はこういうのは苦手だろう?」
『はい……それでは、失礼します』
そう言って、黒髪の女性は一礼して部屋から出ていってしまい。
再び、ロブームとリーゼと、それから少女だけになった。
そして、フェリーチェにそれを手渡すと、
「さあ、お着替えを。私は一度、部屋から出ていきますのでな。
そのドレスだと脱ぐのが大変そうゆえ、宜しければリーゼをお使いくだされ」
今更そんな紳士的な事を言って、本当に部屋から出ていくのだった。
子供扱いしているのか、それとも大人扱いしているのか……。
■フェリーチェ > 支えになってくれるメイドが嬉しい反面、腰の動きを抑止されたことは少女を焦らせる。
意思の持ちよう次第で何とでもなるなど、不安を掻き立てているのか宥めようとしているのか、この状況下では判別がつかなかった。
「えっ?………あっ!!
……あの、あ、ありがとう、ぞんじます?
少しだけ驚いてしまって、変な声を出してしまっただけです」
切羽詰まった所で純粋な疑問から声を出した所で刺激が途絶えたことで、そのまま開いた口からは物足りなさ気な声が漏れてしまう。
戸惑いの中、お礼を述べつつも取り繕うように言い訳を並べる。
早鐘を打つ鼓動が耳の後ろからうるさい程に聞こえ、足を動かすことも股を閉じることもなかった事に少しだけの安堵。
ついでに言えば、腰を折って身悶えれば姿勢は崩れただろうけど、それは完全にメイドに助けられた形だった。
それ故にか、着替えを手伝わせるか否かに命令の罠が無いかと探る少女は、メイドの顔を伺うように覗き見る。
さっきの追い詰められる経験が、この場の上位者である男よりもメイドへ信頼を移してしまったようで。
「畏まりました。
わたくしのために、何から何までご準備いただき感謝の念に堪えません。
不甲斐ない身を縋らせていただくため、有り難くお借り致します」
まだ小ぶりなお尻がシスタードレスの内側で微かに震えているけれど、それはお首にも出さぬ礼で見送る。
それからは少し急ぎ気味に、頼りながら衣服を指定のものへと着替えていく。
男は出ていくと言ったが、着替えが完了するまで待ってくれるとは言ってない……などと余計な気を回しつつ。
着替えていくうちにわかったのは、本当にその衣装が自分のために用意されたものであること。
まずサイドオープンチャイナの脇下から腰までかけて、全ての紐が少女の体格で結んだ時に長さが一致ししている。
スリットは丁度股ぐらの高さに位置して歩きを阻害せず、かといって楽に着れるかと言えば別で、肌に張り付く薄布の感触がこそばゆい。
火照らされた少女の柔肌の白桃のような薄い色付きは角度によって色移りしたように透けて見え、尖った乳首は影が出来て特に酷い。
男の出ていった扉を不安げに見つつ、最後にはサイドからハミ出して不適切と思われたショーツを脱いで……。
割れ目からちょっと糸引くものが見えたけれども、隠すように手早く畳んで自分の衣服と同じようにメイドに手渡してしまう。
■ロブーム > 男には心を閉ざすと同時、メイドの方には信頼を寄せていく少女。
だが、それ自体男の思い通りである。
元より、男は異性であり、彼女の身体に触れる以上はどうしてもそこに性欲の影を感じてしまう。
だが、彼女は同性で、しかも彼女に親しげに話しかけてくる。
そして、それで良いのだ。身体を蕩かすのは男が、心を蕩かすのは彼女がやれば良いのだから。
「それでは、失礼しますね」
シスタードレスを手際よく脱がしていき、代わりにサイドオープンチャイナを着せていく。
途中、性的な手付きなどはなく、作業的な手付きである。
そして、全てが終わった段階で、彼女は「着替え、終わりました」と外のロブームに呼びかければ、男が中に入ってきて。
「おお、これはまた可愛らしい。
ドレス姿の、何処か童話の住民じみた姿も良いですが、こうして活動的な衣装となると、また印象が変わりますな」
と言いつつ、男はふむ、考える素振りをする。
一瞬、部屋の奥にあるベッドに視線が向いたが、しかし男は先程座っていたソファを指差し、まずはリーゼをそこに座らせると、
「フェリーチェ嬢。リーゼの膝の上に正面から乗って、体重をリーゼに預けてくだされ。腕は、リーゼの首に緩く回して」
まるでリーゼと抱き合わせる様な指示。
これもまた、リーゼとより親しくなって貰うための方策であるが――同時に、無防備な背中を向けさせるためのものである。
先程と違い、ショーツもない、薄布一枚捲れば無防備な尻と性器が見える、少女の背中を。
■フェリーチェ > ほんの一言男の声が聞こえただけで、焦りを増して深々と入ったスリットを気にし始める。
もはや、掌の上で踊っているに等しい少女は、それでも取り繕って入室に合わせたお辞儀をする。
一瞬スカートならカーテシかと思わないでは無かったけれど、か細い足でさえ食み出させる程の大胆なスリットではそれが精一杯。
下手に持ち上げると、隙間からあれこれ見えてしまいかねないのだから。
「お待たせ致しました。
ふふっ、良い衣装をお借りできた故でございます」
笑声に合わせて口元に手を添え、そのままにして少しだけ溜息。
それは、何も間違いは侵さなかったようだという安堵感と、続く命令の予感に跳ね上がる身体を鎮めるためのものだった。
身体に張り付く衣装に変わったことでか細く未成熟な肉体の輪郭を一層曝け出し、無防備さに気付いているからこそ静静と従順になる。
軽い会釈で同意した旨を伝え。
「それでは失礼して……。
重くないとは、思いますけど、少しお膝を借りますね。
んしょ……これで宜しいでしょうか?」
メイドにも直接断りを入れながら、ソファに膝をかけてよじ登る。
勢いを付けて登る瞬間は片手の甲をお尻に添えて、かろうじてお尻を守ってくれる垂れ布が捲れぬように押さえつける。
だがそこからは、メイド服を膝で踏みつけて無理な姿勢で伸し掛かるわけにもいかず、少女はメイドの膝に跨る形となった。
当然、横の防御力は無いに等しい衣装から、垂れ布にも負けない白絹のような生足が飛び出し、小ぶりなお尻もその付け根が見えている。
前まで捲れさせぬため手で突っ込むように股下に押し込んでから、気を許した姉にするように、頬をメイドの頬に横付けして腕を回し。
■ロブーム > 「いえいえ。お気に召したのならば幸いです」
と、強がりに対して、大仰な礼で応えてみせる。
そして、少女がリーゼの上に来れば、リーゼもまた、彼女がまたがりやすいように足の位置を調整する。
そして、彼女の頬が間近に来れば、
『こうして間近で見ると、琥珀色のお目々がとても綺麗……頬もぷにぷにで……あぁ……本当、ロブーム様のご命令がなければ、このまま二人で遊びたいですわ……』
と、頬を寄せてすりすりと頬擦りする。
可愛い物好きなのか、それともそっちのケがあるのかは微妙な所だが、彼女の思う以上に彼女に好意的らしい。
『ですが、これもお仕事。フェリーチェ様、立場上私も責めに参加するかもしれませんが……せめて、ご健闘を』
と言って、頭を優しく撫でて。
それを皮切りに、男も動き始める。
男は、ワゴンの下段にある箱を漁ると、そこから何かを取り出した。
それは、真っ白な羽根だった。小ぶりで小さな、手触りの良さそうな羽根。
それを二本、両手に持って。
「フェリーチェ嬢は見たことがありますまいが、これは、所謂天使の羽根というやつで。
知人から頂いたのですが、これがまた随分と手触りが良い……」
そう言うと、その羽根を一本、ふぁさり、と羽根の毛に耳を埋もれさせる様に彼女の耳に充てがう。
ただ羽根が耳に充てがわれただけでは感触は微弱。下手をすれば、何も触っていないのと変わらないぐらいだ。
だが、それはそれだけ、羽毛が柔らかく、細かく繊細な証。
ほんの少し、ほんの数センチだけ羽根を動かしただけで。
――ぞくっ、ぞくぞくぞくぅっ……と、全身に鳥肌が立つ様な感触に包まれるだろう。
「素晴らしい感触でしょう?ですが、これは試練。
耳よりも、更に感じやすく、可愛らしい場所を撫で撫でと――させて頂きましょう」
ぴらり、と彼女の恥ずかしい場所を守る薄布が捲られる。
だが、男が羽根を当てるのは、女性器ではなく――彼女の丸みを帯びた尻の方。
「さあ、感じやすいように、ゆっくりゆっくりと撫でますので、どうか素直に、心行くまま感じていただければ……」
ふわふわとした、柔らかな羽根が、包み込むように彼女の尻を撫でる。
十二歳の、まだまだ敏感なその場所を、慈しむように。
先程の性器を撫でるのとは違う、繊細で甘ったるく、力が抜けるような快楽が少女を柔らかく包んでいく。
■フェリーチェ > 「責めというと、わたくしの我慢をまた試されるのですね」
少女自身にとって、試練は己が耐え抜くことを主体としている。
いかに辱められ、性的な葛藤をもたらされようとも、その肌を絡み合わせることは試練の一環でしか無い。
決して攻め手と受け手で弄ばれる関係としての括りではないと……少女は思い込みたかったのかも知れない。
だから試練という言葉を敢えて付け加える。
心だけでも逃して甘える先をなくさぬために。
では身体はといえば、早くも危機に瀕していた。
後ろをチラチラ見返り、それがどれほど良い品でも自分にとっては良くない事が起こりそうで……。
「そう、そうなのですね、良いお品を見せていただけて心の栄養とすることが出来ました。
あ、あのっ、わたくしなどその羽根に比べれば汚れていて、そんな、ンッ!ひゃ!
ッ……ふぅ〜、あっはぁ、はぁ、はぁ、ん、んふっ、ふぅ、ふやあぁ♪」
耳だけでも、思わずと言った具合に声が出た。
それを、剥き出しにされ羞恥に焦がれて気にしないわけにもいかないお尻にされれば……。
幼児の形が歪なむっちりした質感とも、大人の引き締まった丸い張りとも違う、未成熟ながら押せば沈む小ぶりな桃に波が立つ。
一瞬、命じられていないのだから腰を逃せばいいと思ったのだが、それはちょっと判断が遅かったようだ。
最初のひと撫でで背が沈み、反対にビクンッと跳ねたお尻は少し上がる。
強張って跨った膝を持ち上げるだけの余力はすぐ無くなり、擽ったさの中の確かな性感が、一緒に剥き出しにされた秘部を震わせる。
喉を絞り込んだせいか高く裏返った声まであげてしまいながら、しかし必要以上に押し込んでこない刺激は、高みに登るものとは違った。
この年にしてオナニーで一応は軽い絶頂を知っている身としては、目の前に見えているその道筋を横切っている気分。
決して絶頂に向かって歩み寄るのではなく、ウロウロとそばの交差点を散歩するように、ただお尻の表面に心地よさが湧き上がっては消える。
■ロブーム > リーゼの方からすると、フェリーチェは昔の自分を見ている様で。
言ってみれば、妹の様なもの。
だから、目の前で矯正を上げる少女に可愛らしさといじらしさ、そして懐かしさを感じてしまい、今すぐ抱きしめてあげたくなってしまう。
『フェリーチェ様、今、とっても可愛らしいですわ……。
甘いお声に笑い声が混ざって……。お顔も、笑顔なのにとっても色っぽくて……』
熱を帯びた視線でフェリーチェを見ながら、顎の裏を優しくこしょこしょと擽る。
命令されてやった訳ではない――力が抜けるような擽りで、彼女の可愛らしい声をもっと聞きたいと、つい手が動いてしまう。
そして、ロブームの手の動きも、最初は尻たぶをさわさわと撫でるものから、尻の間に羽根を差し込んで、すりすりと撫でるものに変わる。
繊細な羽毛で、ぴっちりと閉じた肉と肉の間を優しくかき回されれば、更に快楽は大きくなる。
「所で、先程羽根に比べて汚れていると申されましたが……しかし、中々、汚れというのは発見できませんな?」
等と意地悪く言いつつ、羽根を動かしていく。
羽根を根本まで身体に押し付けて毛先全体で撫で回すようなやり方から、羽毛の先端でさわさわと触るか触らないかの所を、つぅ、となぞるような責めに。
さっきと違い、ピンポイントである分そこに感覚が集中してしまうような責めだ。
「何処かのう……?汚れが溜まりやすいと言えば、やはり……此処ですかのう?」
そう言って、ぷっくりとした会陰を、毛先で色々な角度から埃や垢を掃除するように撫で回す。
アナルでもない、さりとて女性器でもない。その中間を意地悪く撫で回されるのは何とも心地よくももどかしいだろうか。
「それとも、此処かのう?フェリーチェ様の此処は随分と盛り上がっているので、しっかりお掃除して差し上げなくては……」
次に標的となったのは、少女の大陰唇。
盛り上がったその肉を、毛先で細かく掃き清められる。
時折、膣口や小陰唇に毛先が当たるが……それはランダムながらも断続的で、彼女が上り詰めるにはあまりにも一瞬すぎた。
ご案内:「未定」からロブームさんが去りました。
■フェリーチェ > 【--次回に継続持ち込み--】
ご案内:「未定」からフェリーチェさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋2」にフェリーチェさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋2」にロブームさんが現れました。
■フェリーチェ > 【--待ち合わせ--】
■フェリーチェ > 「ふっ!……くふぅ♪んぅひゅ……あ、はぁ…はぁ……」
顎裏の細やかな刺激で喉が鳴り、呼気が漏れ出してしまうのを我慢できない。
そんな緩みは、人前では恥ずかしくて到底聞かせられないような鼻にかかった甘やかな声音をも引き出してしまう。
普段触れることのないアナルの柔い皮膚への刺激は、無意識に周辺の敏感な部分をひくつかせ……。
徐々に場所を移ろいながら微妙に違った感触が齎されれば、少女の肉体は慣れることを許されないまま小刻みに震える。
膝に跨った不自由な姿勢のまま腰を揺さぶって逃げ、それでいて男がのうのうと指摘する話に火を噴いた顔をメイドの肩へ押し付けた。
「もぅ、もうひわけ、ありませっ……んぅ!
ふっ、くひゅひゅ……思い違いがっ、あったみちゃいでござぃます。
ロブーム様におかれまひては、取るにたらぬぅ……ふぅ、一介の小娘の戯言で。
はふぅ〜……はぁ、あはぁ……もう、もうっ!」
性交の経験もなくまだ幼い秘裂はほとんど閉じていたけれど、大陰唇をゆったりと刺激するのは少女自身のオナニーと似通っている。
隙間から入り込んだ毛先が綺麗な桜貝のような淡い粘膜を掠めるたび、腰全体の揺れに負けない程ヒクヒクと肌が引き攣る。
快感の蓄積と既に我慢ならない程の羞恥に晒されている状況が、少女の心のハードルを下げていく。
素直に感じろという命令ではなかったか?
もうお尻も割れ目も曝け出したのに、目の前でイカされるのも大差ないのでは?
もしも……今全部委ねて……イッちゃったら……どのくらい……気持ちいいの?
突っ張ってソファの縁からまっすぐ伸ばしていた足の爪先が力を失う。
額をメイドの肩に擦り付け、風邪をひいてうなされた後みたいに熱く火照った顔に、汗で髪をぺったり貼り付けたまま頭を上げる。
気の抜けた表情で、ただ腕だけ女の子にしては力強くメイドの首にしがみつく。
もう少しだけ、もう少しだけキッカケを……と頭の中が霞んでいき……。
■ロブーム > 『あらあら、気持ちいいのが怖いのかしら。可愛らしくお尻をふりふりさせて……大丈夫ですよ、ロブーム様は怖いことなんて何もされませんから。
ロブーム様も、あまり女の子のデリケートな部分を揶揄するのはお控えになりますよう』
「おっと、これは失言。しかし、その分きちんと試練として、彼女を満たして差し上げる故な……」
そう言いながらも、男はアナルの回りをさわさわと撫でるのをやめず。逃げても逃げてもポイントはずれず、ひたすらにもどかしく柔らかい快楽が、少女を襲うだろう。
「思い違い?いやはや、フェリーチェ嬢。
これは、公的な書類のある正式な賭けです故。
誠に残念ながら、後……二時間程ご辛抱なされよ」
部屋に置いてある時計は、無情にも未だ半分も時間が経っていない事を示している。
現と夢の狭間を見ている様な彼女の頬に、リーゼがちゅ、ちゅと口づけをする。
身体だけではなく、心も満たそうとするかのように。
「さて、そろそろイッてしまうかね?良い、良い。
快楽に身を委ね、そのまま快楽の波に呑まれてしまえば良い――」
羽根の硬い根本が、くりくりと少女のクリトリスをほじるように突っつく。
メイドの方も、彼女の頭を撫でて、来る絶頂に対して安心させるように微笑みかける。
オーガズムの波が、クリトリスから全身に溢れ出るまで、後、5,4,3――
「こちょこちょこちょこちょ……」
『ごめんなさい、フェリーチェ様。これもご命令なのです。今しばし、ご辛抱を』
した所で。意地の悪い男の声が、それを中断した。
突然、羽根が性器から離れ、同時に男の太い指が、少女の脇腹を後ろから掴み、激しく揉み擽る。
肋の一本一本を震わせるような擽り方は、少女の溜め込んだオーガズムを一気に弾き飛ばしてしまうだろうか。
リーゼの方も、細い指を、可愛らしい脇の窪みに潜り込ませこちょこちょと擽る。
快楽の天国から突然、擽感の地獄に叩き落されてしまう――
■フェリーチェ > 「そんな、もうずっとずっと、あ、あぁ…………」
既に何時間にも渡って切ない刺激と羞恥に苛まれたと思いきや、真実を知って愕然とする。
また泣き出しそうな声で嘆く少女は、それでももうすぐもどかしい瀬戸際の快楽から開放されることをやる気に変える。
ひゅ、ひゅ、と喉奥から音が漏れ、幼気な少女の顔にはうっすらと喜悦の笑みさえ浮かぶ。
「ふあぁ、あり、ありがとう、ぞんじます。
はっ、あっ、もうちょ……んぅ♪あっ、あっ、アァッ♥」
自分でオナニーするときはおっかなくて触れるのを躊躇うクリトリスも、溜まりに溜まった快感の捌け口としては酷く優秀。
自らお尻を突き上げるように差し出して、グッと反ることで積極的に皮の剥けた部分を引っかけようとする。
小粒の桃色真珠みたいにツヤツヤして張りの強いクリトリスが羽根の軸で潰れると、少女はだらしなく口を半開きにして……。
「んひゅアァ!?ヒッフッ、あにゅ、わっ、わっ……!?
あっ、なんでっ!!ふぅ、アッ、あふっ、ふひゅひゅ、ンッ、んっ、ひっ、あはっ、んひゅ、ひゅふふっ♪
はひゅう〜、はひゅう〜、はひゅぅ〜……にゃ、にゃん、なゃんでぇ」
ビクンビクンと跳ね上がる腰はオーガズムにあらず。
すっかり呂律は回らなくなり、全身が強ばるのに手元にうまく力を込められない不思議な感覚。
第二次性徴直前の折れそうな程に細くて柔らかい身体をくねらせ、メイドの身体にしがみついて露出面積を少しでも減らそうとする。
擽ったさで強張り痙攣するリズムは、膣の奥から来る絶頂のリズムとちぐはぐで、生じかけたソレを掻き消してしまう。
とうとう目尻に溜め込んだ涙の雫をポロポロ零しながら、もやもやと腰から背筋付近にかけて消えきらなかった快楽の残り香に身悶える。
■ロブーム > 彼女から、絶頂の波が引いた所で、二人は擽りをやめる。
リーゼにしがみつき、真珠のような雫をこぼす少女に、男は嫌らしく笑いかける。
「何故、と問われれば答えは一つ。
これが、試練だからですよ、フェリーチェ様。
自分の未来の代わりに、目先の快楽を堪える事が出来るか――それが、この試練の真の目的なのです」
そう言って、一旦置いた羽根を再び拾い上げて。
もう一度、その丸いおしりを優しく撫で回す。
さっきと同じ責め――だが、擽りで敏感になった身体は、しかしその柔い快楽に焦がされ続けるしかない。
「とはいえ、このまま同じ事を繰り返しても仕方ありませんな……リーゼ。フェリーチェ嬢をベッドにお連れしてくれ」
『畏まりました。フェリーチェ様、失礼しますね』
リーゼが彼女を抱っこして、部屋の奥の天蓋付きのベッドに連れていく。
柔らかな、寝床……だが、少女にとってそこは謂わば処刑台。
少女の未来を、快楽で塗りつぶすための――
■フェリーチェ > 猛攻が途絶えると、息も絶え絶えになった少女が脱力する。
ずっと力を込めていた肩は、まだ弱々しくも小さく跳ねて震えが止まっていなかったけれど……。
跨った姿勢のせいで、踏ん張りを止めた膝はズリズリとソファの縁まで滑り、だらしなく股ぐらを開いた格好になってしまう。
小ぶりながら尻たぶのちょっと突き出した臀部の形が、後ろの垂れ布越しに透けて見え、ある意味では丸見えよりなお艶めかしい。
大胆に開いた股ぐらに掛かった垂れ布は少女の恥裂にも触れ、ぷっくり膨らんだ大陰唇の位置には薄くシミが出来上がっていた。
「し、試練、試練……。
はぁ、そうでし…た。ふぅ、ふぅ、私はへこたれている場合ではなかったんです。
んっ、むっふぅ!フッ、ふはぁ、ふぅ、はぁ、ふぅ〜はぁ〜……」
身体は思い出すようにピクピクと反応してしまうけれど、心は少し補強されたようで息遣いを自ら整えようとする。
少女のポニーテールにまとめたプラチナブロンドヘアは癖っ毛のために元々やや広がり気味。
それが首筋や剥き出しの肩周りに汗で付着しているのを、目に付く範囲で摘み取る。
そうやって居住まいを正そうとする無駄な努力は、腕を引かれ蹌踉めきながらの歩みの中で霧散してしまう。
髪は上気した淡桃の肌に張り付き、身じろげば華奢なボディラインが薄布を通して強調され、チャイナドレスの垂れ布には小さなシミ。
力なくベッドの裾野で躓き倒れ込み、怯え混じりに萎縮しながらも命令を待って上目遣いに顔を上げる。
そばに居る悪魔の存在が、口することを憚れる淫靡な悲劇を予感させる光景を完成せたその舞台で、生唾を飲み込んだ少女は言う。
「メイドに跨るご命令はもう撤回されたのですよね?
ど、どうぞ、賭けを完遂するための……ご命令を」
■ロブーム > 「勿論。まあ、とはいえ次は少々、刺激が足りないものかもしれないが……何分、先程のように、後孔や女性器を弄る様な物ではないのだから」
そう言うと、ベッドの上にロブームが上がってくる。
ローブ姿のまま、彼女の後ろにやってきて、脚を広げる――そして、フェリーチェを腕でぐいと引いて、その背中を男のでっぷりとした腹に埋めるようにする。
ぶにぶにと張りのある様な、それでいて生暖かく包む様な感触とは別に――男の股にある硬くて太い、熱のあるそれを感じるだろう。
「君に対する命令は二つ……いや、三つにしよう。
一つは『オナニーを禁止する』これは、乳首やアナルによるものを含む。
二つは『これから指示があるまで、ローザから目を離したり、目を瞑ったりする事を禁じる。ただし、瞬きは含まない』」
と、此処で言葉を切って、それから「これはあまり強要すべきことでもないのかもしれんが」と前置きした上で。
「三つ。『メイドではなく、ローザと呼ぶこと』敬称の有無は任せるが、メイドと呼んだ時、少しローザの眉が下がったのでな。慣れないとは思うが、その様にして頂きたい」
等と、メイドを気遣う様な事を言う。
人間の価値観であるなら、身分の下の気持ちなど、上の者にとってはあまり関係のない話なのだが、しかしその声は真剣なもので。
尤も、それは理由として第一ではあるが、唯一ではない――彼女とローザの距離をより縮め、親密にする事で、ローザの言葉を無視できなくするという目的も、きちんと含まれていた。
「さて、それでは始める前に――」
男は、彼女の下腹、丁度加護の紋章がある所を撫でる。
すると、加護の紋章が、赤紫色に光り、直ぐに消えた。
しかし、今の所、彼女に変化はない。
ただ、ほんの少しだけ、下腹に寒気の様な物を感じるかもしれない程度だ。
戸惑う少女を他所に、男はメイドに命令する。
ローザは、何処か恨めしそうにロブームを睨みつけているが――しかし、それすら意に介さずに。
「自慰を始めよ」
言われた彼女は、ほんのりと頬を赤らめ、フェリーチェから視線を外し――けれどもまっすぐに彼女を見て、恥ずかしそうに唇を綻ばせて。
『承知しました。フェリーチェ様、どうか私のはしたない姿を見ていてくださいませ……んっ、』
そして、彼女の目の前で、ローザは自分のスカートを捲くり上げる。
スカートから覗くのは、レースの入った黒いランジェリー。
その布越しに、最初は人差し指と中指で、大陰唇を刺激して、快楽を徐々に高めて――そして、
『ん、ふぅっ……んっ!』
膣口や小陰唇を、人差し指でこちょこちょと引っ掻くようにする。
花園から蜜が溢れ出し、太ももを擦り合わせるが、しかしその手は止まらない。
フェリーチェの前だからだろうか、声を押し殺そうとしている様だが、それさえ自分の性感を高めるアクセントに過ぎず。
「フェリーチェ嬢の悶える姿も中々可愛らしいが、こういう大人の女性が自らを慰めるというのも、中々エロティックで良いものですなあ……」
等としみじみ言う男。
だが、少女にとってはそれどころではないだろう。
彼女に対し、いやらしいと思った瞬間――加護の紋章がほんのりと輝きだし、それと同時に。
子宮が、うずうずと疼き始めてしまうのだから。
■フェリーチェ > 少女は年の割に色々な人種を見てきた。
貴族の屋敷では、貴族とそれに仕える者。
商家に住まいを移されてからは、比較的上流に位置する知的労働者たちと上品な客。
旅に出されてからは、実家で見かけない下流の本当の意味での平民やそれにすらなれない奴隷。
それゆえか不養生な外見をどうこういう方では無かったけれど、背中に当たる感触には内心小さな不快感が芽生えた。
特に、腰から背骨に窪みの出来る辺りに当たった硬いものが対比されて、意識せざるを得なかったから。
両脇に広げられた男の足が邪魔で座り方を選べず、両足を前に投げ出して凭れ掛からなければならなかったのも、また拍車をかけた。
だが不平を言うわけにもいかず、貼り付いた前髪を払って掻き分けるようにしながら斜めに振り返る。
「か、畏まりました。
とはいえ、命じられずともそのような事は致しませんが。
メイド…ローザをずっと観察していれば良いので、あっ!」
頷いて理解を示そうとした所で、ふと思い至って慌てて正面へと向き直る。
3つの命令が発せられたのだから、目を離すのはもうルール違反だと思って。
大事にされている眼の前のメイド、ローザに向けた微笑みを浮かべ、しかしそれは一瞬で混沌とした未知への不安に取って代わられる。
思わずチラリと下を覗き見、見慣れた青ではない色が薄手の生地に透けているのを見て硬直、そして口を開けたままで沈黙。
油を指し忘れた歯車みたいに鈍い動きで視線をローザに戻すけれど、頭の中はごちゃごちゃになってマトモに思考が働かなかった。
メランドリの若き行商ではなく、思考に割かれなかったただの子供の本能が、女の痴態を眺める。
純粋かつ直截的にものを捉えたせいか、ローザの艶姿に少女の身体が反応したのも早かった。
最初はピクンッと両肩を控えめに跳ね上げ、投げ出した足が閉じて太腿を擦り合わせる。
原因は薄々分かっていたけれど、自分の魔力をそぉっと非活性にしても止まぬ反応に、焦りは深まるばかり。
鈍った思考は本能を冷静に戻させる役には立たず、お腹の上に腕を交差させた格好でもじつきながら……視線は大人の女性は本当はどうするのだろうかという少女の奥底に眠っていた興味の欠片を表出させて、やや双眸を細めながらも見つめ続け。
■ロブーム > ロブームが行ったのは、簡単な加護の改ざんであった。
本来、「制御イメージを鋭敏化して肉体ダメージを軽減する」術式であった筈のそれを、「彼女のイメージに応じて肉体の一部を活性化させる」に一時的に変更したのだ。
結果起きたのは、触れもせずに発情するという現象。
それも、より根源的な子宮がきゅんきゅんと疼き続けるという現象で。
『見て、ますか。フェリーチェ様っ。お股の所、くちゅくちゅってしてるのっ……』
自らが生む快楽に焦がれながらも、蕩けた笑みを向けるローザ。
その笑みは、どこかあどけなく、少女を誘うような笑みで。
今や、彼女は膝立ちになって、少女に見せつける様に腰をそらして。そして、
『はぁ……はぁ……見て、もう、お股びしょびしょで……』
スカートを食んで固定し、ショーツを下に降ろして。
蜜が溢れて、床を濡らす秘所を顕にする。
剃ってあるのか、陰毛のないその場所は、少女の物とは違い少し開かれていて。
皮の向かれたクリトリスは、てらてらと真珠の様に輝いていて――
「さて、そろそろこちらも始めるか」
その光景に目を奪われた時、男の手が動く。
前のように、技巧を凝らしたものではなく、シンプルな動き。
彼女の下腹部、子宮の位置を、ぐに、ぐにと親指で指圧する。ただそれだけ。
ただそれだけの筈なのに、薄い腹を通して、子宮に力が響いて、疼く場所が捏ねられて……
それと同時、ローザの方は、指をおずおずと自分の膣口に近づけて、ゆっくりと中に挿れる。
ぐちゅり、という果実を潰した様な音が響いて、
『フェリーチェっ、様っ、此処、此処凄く気持ちいいんですっ。
ちっちゃい子だと、多分触ったこと、ないと思うけどっ、頭の中、真っ白になってっ……!』
いやいやと身体をくねらせ、快楽を表現する。
彼女が悶えるのはGスポットの快楽。
吐息は熱く、それでも指の動きは止まらず。
自分の体を絶頂に押し上げようとして。
■フェリーチェ > 淫蕩に自ら身を浸そうとするローザの様子に釘付けとなり、直にその秘部が見えると少女のオヘソ周りがキュッと窪む。
具体的な効用は分からないまでも感覚から思い描き、目の前の女の身体と己の身体が鏡写しに反応しているように思えた。
実態として少女のイメージが利用されるならば、それはあまり良くない想像だったかも知れない。
現に、ローザの反応から想像するよりも早く、ただ意識してその様子を見ただけで少女の肉体が反応してしまう。
「み、見てますよ、ローザ。
すごい……あんなにすぐ濡れちゃって、わぁ……」
曲がりなりにも自分のために頑張っているらしい相手のため、少女は言葉を返す。
それから滴る蜜を目で追いかけながら、思わず呟く。
途端、少女が指を入れたことのない奥の方……子宮口の所謂ポルチオの周辺を始点に収縮し、膣内の蜜が濃縮される。
腰から背中を伝って登ってくるような得も言われぬ感触に身震いしていると、狭まった膣に留まりきれなかった蜜が染み出してきた。
男の指がそれを更に圧迫するものだから、溢れた蜜は少しでは済まない。
既に殆ど閉じかけた状態に戻っていた少女の恥裂が猫目のように隙間をあけ、お尻の方にまで垂れてくる。
ますます辛くなって、ささやかに抵抗するようお腹で交差した腕をさり気なく男の手に当て、押しのけようとまでする。
「んっふっ♪えぇ、えぇ、分かりました。
とてもよく…えぇ、あの、そう無茶をせずとも、あっ、あっ、そこだめっ」
Gスポットの存在は、少女も座学で知っていた。
クリトリスに並び得る神経の集まりは、しかし家庭教師によってタブーとして教えられたもの。
なにせ真っ当に機能していない加護のほぼ真下にあるのだ、間違っても性感開発などしていい代物ではない。
シーツを踵で蹴り、丁度よくあった男の腕に縋るように身体を寄せ、お尻が浮くのではないかというくらいに突っ張って。
「ろ!ローザ!!……ンンンッ!アッ!!待って、おね、お願い、そんなの見てらんんぅふあぁ!?
ゆ、ゆびぃ、離し、はな……あふっ……あ、あはぁ…くっはっ、やっ、んぅ!」
必死に閉じようとする唇の端から、必死過ぎてヨダレが少し垂れた。
それを飲み込む時間すら惜しみ、内股に膝を引っ付け逆に開いた足先がベッドで踏ん張りじたばたと身体をくねらせる。
必死に目を見開いてローザを見ようとしているけれど、その瞼はピクピク震えて切羽詰まっていることを露骨に訴えている。
ねちょっと……暴れるお尻の下では、更に粘度を上げて濃縮された糸引く蜜が、卑猥な水音を立てている。
■ロブーム > 「おやおや、見ているだけで此処まで濡れるとは。
まあ、尤もローザの方も、幼い子供に見られる背徳感で、感度が増しているようだが……」
言っている間も、指の力は強くなっている。
ぐっ、ぐっ、とツボを押す様な感覚で、より強く子宮を揉んでいく。
じたばたと暴れても、腕の中からは逃げられず、また命令も変わらず。
寧ろ、ぐりぐりと子宮を押して、その切なさを強くしていて。
だが、ローザが上り詰める正に寸前。男は、残酷な命令を言い放った。
「自慰を中止せよ」
投げかけたその一言で、彼女の手はぴたりと止まる。
切なそうに、ロブームを見るローザ……しかし、ローザはふらつく足でフェリーチェの方に歩いていく。
否、歩いていくのは、フェリーチェの元ではなく――
「ロブーム、様っ。どうか、御慈悲を……あっ」
男の側に侍る様に立つ彼女に、子宮を指圧している手の反対で、メイド服越しに主張する乳首をくにくにと弄る。
そして、それを数度行った後、今度はローザがやった様に、膣の中に人差し指を挿れるが、先程と違い同時に親指でクリトリスもくりくりと押し撫でていく。
『ロブーム様っ、それっ、それ気持ちいいのっ!中すりすりされながら、クリトリスぐりぐり弱くてっ……フェリーチェ様の前で、ちっちゃいこの前で、頭ばかになるからぁ……っ』
蕩けきった声。それも、主から手ずから与えられる悦びが混じったもの。
恐らく、長年の調教で弱い所を知っているのだろう。男の指はよどみなく、彼女に快楽を与えていく。
「折角なので、フェリーチェ嬢にも快楽のお裾分けをしましょうか。
残念ながら、膣中には入れられませんが……ローザばかり気持ちよくても、寂しいでしょうからな」
そう言って、ローザの膣口を、人差し指で少しだけ押し込むようにぐちぐちと弄る。
加護によって嬲られ、発情しきった身体に、突然与えられた本物の刺激。
その刺激を調整して、ローザと絶頂までの時間を合わせていく……彼女の心を折る、布石として。
■フェリーチェ > 酷く切ない。
達するために刺激に慣らしたことが一度もない部位が、ひたすらにもどかしい快感を全身に広げ、そして去った。
ローザがクリトリスを刺激しているときに、いっそ全部かなぐり捨ててイッてしまえばよかったとすら思えてしまう。
近づいてくるローザを命令通り見ながら、ヨダレを零してしまった唇から顎を手の甲で拭う。
何をするのかと涙でボヤケかけた視界を瞬きでクリアにして、最初と少し違った……本当に性的興味の混じる目で見つめる。
その表情だけを切り取ってみれば、泣き止んだ無垢な少女がプレゼント箱が開くのを待っているかのよう。
けれど、その身に纏う衣装のいやらしさと、視線の先の女が決してそんな光景にはしない。
明確に刺激される部位を追いかけている少女は、熟しきってないグミみたいな乳首に新しい快感を覚える。
「はっんんんっ、つはぁ……はぁ、はぁ……ローザは、クリトリスが気持ちいいのですか?
それは、ちょっと怖い気が……するのですけれど」
自身のゆったりと昂りを楽しむオナニーでは、刺激が強くてあまり集中的に弄ってこなかった。
そのため若干の怯えはあったけれど、男の手が伸びれば引き寄せられるようにそこへと視線が移動する。
生唾を飲んでまた移動してきた快感に身震いし、しかし少女自身のイメージで作られるそれは物足りないものとなる。
太めの親指で隠れてしまい、テクニックの拙い少女ではそれを想像しきれなかったから……。
物欲しげなローザの反応は、もう少しで手が届きそうな快感を前にした少女を苦しめる猛毒にしかならなかった。
静かに抑え込んでいたものの、赤みを増した唇から切なげな吐息が漏れる。
もうどうすればいいか良くわからず、待望の男の声に振り向きそうになるのをグッと堪えつつ、長めに息を吐きだして瞬きを一つ。
「っはぁ……はぁ〜………おねがい、します。
そうしたら、わたくしも、もう少し頑張れる、気が、しますから……」
その瞬間、性感への渇望が恥じらいのハードルを超えた。
少女は自ら膝を割るように足を開く。
垂れ布が股の間に落ちれば、濡れた秘部に沿って張り付いて透ける面積が広がり、幼くも淫靡に濡れたそれがくっきりと浮かび上がる。
餌をねだって肉厚な唇を半開きにしたようなそこは、指が触れ始めた瞬間からヒクヒクと震えて少女を幸せそうに微笑ませ。
■ロブーム > 二人の雌が、男の指でよがっている。
クリトリスとGスポットを弄られ、今にも絶頂しそうなローザと、発情しきった状態で、膣口だけをくちくちいじられて少しずつ高みに登っていく少女。
既に、お互い、絶頂への距離は同じぐらいだろうか――
「む、ローザの方は、膣が収縮してきたか。どれ、フェリーチェ嬢も同じぐらいにイケるよう、そろそろ此処も弄りましょう。
最初は刺激が強いですが、頑張って受け止めてくだされ」
そう言って、少女の小さな子宮を、親指で優しく撫でる。
皮の上から、それを優しく剥く様な手付きは、少女に更に強い快楽を与えていく。
お互いの快楽は違えど、与える刺激の強さで、その快楽の量は同期していって――
『アッ、イくっ……イきそうっ……!』
ローザが、悩ましげな声を上げて、足をガクガクと震わせる。
その声は、とても先程まで姉のようにフェリーチェに接していたものとは思えぬ、甘い声。
そして、それはフェリーチェも同じのハズで――
「宜しい。それでは、そろそろ絶頂に導こう――」
両手の勢いが激しくなる。
二人が同じ速度で、同じ場所に向かっていく。
そう、向かっていた。だが――それ故に、残酷な仕打ちを、フェリーチェは受ける事になる。
「――我がしもべだけ、だが」
手が。離れる。彼女と同じところに向かっていたはずの、フェリーチェの手だけが。
そして、その代わりに、ローザの声が響く。
満ち足りた、女としての声が。
『イッ……クゥ――っ……!』
びしゃびしゃと膣から愛液を吹き出して。
これ以上なく蕩けた顔を晒して、未だ与えられぬ少女の前で、絶頂の快楽を味わっている。
■フェリーチェ > はい、11月28日の土曜日、14時からです。
ご案内:「設定自由部屋2」からロブームさんが去りました。
ご案内:「設定自由部屋2」からフェリーチェさんが去りました。