2020/05/06 のログ
ご案内:「設定自由部屋2」にティアフェルさんが現れました。
ご案内:「設定自由部屋2」にナィアさんが現れました。
ナィア > 王都マグメールにある冒険者ギルド内 とある一室を二人連れが借りていった。
一人はそこそこの腕前を持つランク持ちの冒険者。
もう一人は本日登録したばかりの冒険者ランク新人冒険者。
冒険者ギルド内は夕暮れから夜に差し掛かった時間帯であり、
日中の冒険や採取、討伐等のクエストを終えてきた者たちで大変な賑わいを見せていたが、
このとある一室内はそれとは違って妙な空気が漂う。中の様子は大体―

そこそこの広さの打ち合わせスペースで、出入り口は鍵のついていない扉、
中はそこそこ固い武骨なテーブルと固い椅子がいくつか、明り取りのランタン、壁には木枠の窓。
本当に最低限の打ち合わせスペースと言ったもので、新人冒険者は材質の悪い紙の束を持って項垂れているところ。

ティアフェル >  ずず……と紅茶など一口啜りつつ。周りから隔絶された手狭な一室で、向かい合って座り。漂うなんだか気まずい空気に、ひょこ、と生き物のようなアホ毛を揺らしつつ。

「えーと…それで……なんだっけ?」

 話しを総括しよう、と確認するように口にして小首を傾げた。
 ちょうど夕餉の時間帯、ギルドに併設された酒場から届く賑やかしい喧騒。今日も早々と盛り上がっているようで、できれば自分もそろそろおいしいものでも食べながら一杯やりたいところ。

ナィア > 此方は紅茶等一口も啜っていない。啜って優雅に飲んでいる場合ですらない。
数日前にやらかしてしまった事件があり、色々と理由は省くが一言でいうのなら。
「王都での振る舞い方を学んで来い」だった。
然しながらこの存在 知り合いという知り合いが殆ど居らず、

「王都での振る舞い方を学んで来いと言われた。
 振る舞い方ってなんだ?」

人になる術と人の言葉を喋るまでは身に着けたがその後がなかったらしい。
項垂れながらもぼそぼそと答えるだけまだマシであり、人としての所作って何、と項垂れ顔から真面目な顔へ。

ティアフェル >  大分やらかしたらしく気の毒なくらい萎れている。元気だせとか軽く云えない空気に困ったように小首を傾げ。
 そして、漠然とした質問に軽く眉間に皺を寄せて、腕組みしてうーむと小さく唸り。

「んーと……一口で云うのは難しいなあ……。
 と云うか、何かやらかしたの?
 別にわたしはナィアがそんなに悪いことしそーに思えないんだけどね」

 誰かにこっぴどく怒られたかのように見えるが……悪気がなくやったことならそんなに叱る者もおるまい。きっと自省中なのだろう。

「人前でいきなり裸になったとか、殴ったとか、暴言吐いたとか、そんなことしなきゃ、振る舞いなんて細かいこと気にしないで大丈夫だと思うよ?
 基本人に迷惑かけなきゃ問題ないって」

 励ますように笑みを浮かべ、ね、と真面目な顔を覗き込むように。身長差から少しだけ上を見るような視座を置いた。

ナィア > やった行為そのものは過去の事なのだが、後々考えたら萎びる位にしなしなした。
人になるまでは人じゃないであったので人としての振る舞い方は知らないのは仕方なかった。

何をやったかという質問に言い訳染みたくなるが答えるように口を開く。

「とある会議に 出入り口ではなくいきなり陰から乱入。
 その際に乱入行為に対する咎めで武器を向けられたので殺気で返す。
 一時期混乱にさせてしまったので、詫びを述べた後普通に退出しただけだ。
 殴っても暴言は吐いていない。裸は無理だ。乱入行為と混乱に落とし込んだのは不味いと今でも思っている。」

何中事をしているんだ、これ。今は収まっている方なのだが気配が人でも魔族でもない気配を持っているので
ヤバい気配だとその点でもかなり警戒された事は言うまでもない。

ティアフェル >  返答を聞いて、眉間の皺が深まった。会議の内容にも寄るだろうが……酒でも入ってない限りは大人が雁首揃えて話し合うなら基本真面目な内容になるはずだ。そう思えばまあ……彼女は確かにやらかしちゃったなあ、と軽く額を抑えて。

「えっと……会議に……興味があったのかな? で、そういうのに出たかったならね? まず、お邪魔してもよろしいでしょうか、とお伺いを立てた方が失礼がないだろうね?
 だけど、わたしが思うに大事な会議に乱入したのは良くないけど、それは、退席するよう注意をまずするでしょ? もしそれがなく、いきなり武器を向けられたなら、ナィアだってびっくりして殺気立っちゃうと思うし……。
 しょうがないよ。ってか、殴っちゃったのか……ケンカイギにしちゃったのねぇ……。
 それは、謝る一択だね……」

 すっかり困惑気味に眉を下げて、とにかくヘコんでいるのも何だか気の毒で、机ごしに手を伸ばしぽんぽん、と軽くその肩を叩こう。

「やっちゃったもんはもうどうしようもないから、とにかく同じことをしないようにすればいいし。殴っちゃった人にはしっかりごめんなさいすればいいと思うよ」

ナィア > 会議そのものは確か演習?だった筈。とある騎士団が主体で
他貴族や冒険者や義民等を募集しての前振り会議の様な気がした。
凡そ滞在時間が数刻位で覚えている内容はそれだけ。それだけなのにやった内容が大きすぎて混乱混沌そのものだった。

「演習の前振り打ち合わせに興味があって、身分人種区分けなしであったから、
 出たかった。うん、後で詫びを主催者の組織に正式に赴く。」

殴ってはいない、殴っては。向けたのは失神させる位の殺気そのもの。
肩を優しく叩かれればうん、と項垂れて頷くばかり。

「今後は同じ過ちをしない様に、人間の振る舞い方をどうにかしないと
 同じことをしそうなのだが。どうしたらいいかな?あと、殴っちゃいない、殺気だけ向けて失神させた」

ティアフェル >  ふーん…と彼女の説明に肯いて。詳細は知らないが、大規模戦闘に向けての会議かなんかがあった筈だけど、それかな?と噂程度にしか知らない内容なので確証はないが。

「そっかぁ……ま、誰でも出ていいならナィアが参加しても良かったと思うし。ナィアも口で云えば分かるからさ、武器を向けられず口頭で注意をされれば殺気も出さなかったろうから。ま、そこはお互い様なんじゃない?」

『殴っても暴言は吐いていない』と彼女自身が言葉にしたので一発カマしちゃったとしか思えなかったが、失神させるほどの殺気は殴ったと完全に同義で頭を抱えた。一発殴るより悪いわと。

「いや……そこは気を付けるしかないと思う…人間って奴ほど同じ過ちを繰り返しがちだけど……。
 失神させるような殺気は殴ったと同じかそれより悪いかも……。
 まず、加減だね……」

 手加減を覚えた方がいいのだろう。こっちもうっかりして殺気立たせないようにしようと若干警戒心が芽生え、冷や汗を伝わせた。

ナィア > 説明内容が簡易過ぎるのだが正味覚えている事がそれだけなので
これ以上何を語る事が出来ようかというもの。 そこで漸く冷めた紅茶みたいなのを啜ったが味は分らなかった。

「色々といたみたい。貴族と騎士団数人と王族と冒険者数名と。
 お互い様で済めばいいのだけど…煽られたら煽り返すかなぁ…」

少し気配を濃くして指向性にしたら失神させる位の悍ましき気配の出来上がり。
指向性だから向けられた対象者だけ精神にダメージは行ったはず。
頭を抱えるティアフェルを見てやはりやり過ぎたわ、と思う。

「加減…悍ましい気配はかなり減る様にした。今も人並みだと思っている。
 挑発されて武器を向けられれば誰も目線と殺気は向けると思いたい。
 敵と認識したら真っ先に向けちゃうのをどうにかしないと…加減。
 どうしたらいいかな?本能なんだよね、もうこれ」

手加減という物を身に着けていなさそう。全く身に着けていないではないのは
気配はひんやりする物から人並みの気配にすっぽり収まっている事。

あ、と思い出したように、

「会議の後に何やら演習?があるみたいだけどそれは出ない事にした。
 出てたら多分一悶着ありそうだし 日にち経過していないしで反省も込めて出ない」

持っていたなんかの紙の束をテーブルにばさっと置いて。

ティアフェル > 「それって、お城でやってたやつ…だよね? 戦略会議…とかだっけ?
 よ、よく頑張って出たじゃん…?
 そもそもそういう会議の場は武器は持ち込み禁止にした方が良かったんだろうね……どうしてもアツくなっちゃったりすると、議論中抜刀するタイプの人とかもいちゃうらしいからさ」

 武人が会議に白熱し過ぎて刃傷沙汰というのも聴いたことがある。武器の持ち込みが許可されていたんだから、まあ、そんなトラブルも想定内といえばそうなるのでは…と完全な第三者だから勝手に考え。当事者じゃないものは比較的暢気だった。

「うん。普通にしてればいつものナィアはいい子だよ。わたしは猫の時しかよく知らないけど。いつもはお行儀がよくってかわいいよ。だからそんなに落ち込まないで。
 わたしだって武器を向けられたら怖い、と思うし怒りもするしさ。
 ただ、そういう皆がいる会議の場だったらさ、喧嘩は買っちゃ良くないから黙って出て行くか周りの人に取りなしてもらうかした方が後味が悪くなかったかも知れないね。……その場にいなかったから云えるだけだから、ちょと無責任な意見で悪いけど……」

 ある程度コントロールできているなら普段の行動に関しては問題はないと思われた。ただ、そういう敵意をぶつけあってしまうような相性の良くない相手との接触は公の場では控えるようにした方が無難なのではとそれこそ無難な意見。

「ああ、そうなんだ……だけど、出たいと思うなら責任者の人に相談してみるとかでもいいかもね。案外そんなに大ごとでもないかも知れないし……。
 気まずいならよした方がいいかもだけど」

 これは何の書類?とテーブルに広げられた紙面に小首を傾げつつ覗き込み。

ナィア > 「戦略会議、そんな感じの会議だった気がする。
 人でもないし出てもいいものは出たかった。銃向けられたっけか。
 武器類普通に持ち込まれてたかな?護身用に持っていたと違うかな?」

武人文官貴族冒険者色々と混ぜ込みの会議の中に混沌をぶち込んだ存在です。
武器の持ち込みまでは知らなかったので持ち込んだのはあるけど抜いていない。
抜くより武家を向けられたので殺気そのものは放ったので両成敗と思い込んだのもある。

「普通…普通。猫はあの後普通の大きさの猫は覚えた。
 抱えられるくらいの大きさの猫が普通ならそれで覚えた。
 意見として頂戴を致すので今後無いように気を付けようと考えている。
 後あの手の会議は苦手と自覚したので会議物は一切出ないようにする。
 多分 意見を出すのにも慣れていないかな。」

感情のコントロールは乏しいのもあって今後会議物は出ないほうがいいと判断を下す。
敵意や何やら飛び交う会議は一種の戦場、恐らく向けられたらまじもんの物をぶつけたり放ったりしそうなので
会議物は一切合切出ないようにすると告げる。出てもよさそうなのは演習そのものか命令ありきの現場。

「近々主催者の屋敷に先触れを出して相談ありきの詫びをしてくる。
 これ?反省文の塊 まだ下書きなのと長すぎたから纏めて正書するつもり」

長々と達筆極まりない文章で延々と認められた反省文が描かれた紙面。
多分紙の束を横につないで丸めていけばそこそこ長さの巻物が出来る。

ティアフェル > 「乱入を咎められてってことだったけど……それってそんなに銃口突きつけられなきゃいけない程悪いの?
 わたしはナィア側の話ししか聞けてないから、それって向こうも悪いって風に思えるんだけど……。飛び道具はヤバイよ……。
 そんなに色んな人が来るなら、武器は一時預かるシステムの方がトラブルは少なかろうと思うけどな……王城でなら特に……」

 仮にも王の住まう居城で武器の持ち込みがフリーパス……そこは王城にない制限だからいいとして。いいとして。しかし会議に借りた場で銃火器が使用されると始末書ものだろう。
 何事もなかったから良かったが……。コワイ。自分ムリ。と再認識した。
 少々蒼褪めつつ。

「うんうん。おっきな猫もかわいくてよかったけど。街では普通サイズの方が目立たないからねー。
 そーね……誰しも失敗はあるし、失敗は成功のマザーですのでわたしはそこまで気にしなくってもいいかな、って思うけど……。
 ナィアが出たくない、て思えばそうすべきだし、出たいって思えば失敗を活かして頑張ってみるのもいいと思う」

 会議に対してかなり及び腰になってしまった様子に、なまじ真面目な性分だから、今回のことが応えてしまったのかな、と心配そうにアホ毛を寝かせて困ったように微苦笑し。

「そっか。がんばってね。ちゃんとごめんなさいすれば全然大丈夫だよ。
 ……っはは。真面目だなー……。一枚に纏めなよ…? 読む方もきっと大変だろうから……」

 あまり長いと何を云いたいのか伝わり辛くもなる。要点だけ箇条書きにして抜き出して、それで構成を纏めて書けばいいんじゃないかな…と短編小説のような書面を見てなんとも云えない笑みをも漏らした。
 いい子なんだけど…天然?と。

ナィア > 「そもそも乱入方法が、人様の陰からぽんだったし。
 いきなり現れたのは不味かったと反省してる。銃って普及しているんだねえ。
 そこがビックリ。その辺は詳しくないけど武器って預けないのかなぁ。
 王城って預けない場所だっけ?私はこの前が初めてだし分からないことだらけ。」

銃火器は発砲されていない、見かけたのは槍と剣と両手剣とかの携える範囲の武器類と全身鎧とか。
あと個人が持っていた火縄か火打ち式の銃?細かい処はよく見ていなかった。

「黒色しか出来なさそうなので黒猫でいいかな。
 失敗は三回までとかどこかで聞いたけど一回で懲りた。
 一度でいい、三回も仮にしたら呆れられるしかないと思ってる。
 あと頭そこまでよくないし、ついこないだまで人になれていなかったし。」

一度大きく失敗したら懲りる。会議物は多分難しい。
紙の束を大きく二つ折りにしており畳んでしまうと膝の上におろし

「うん、演習後で行く。やっぱ長いか長いよね。
 一枚にまとめるわこれ。色々とごめん。じゃあ頑張ってくるわ。
 また会えればいいかな、じゃ!」

がたんと席を立ち、深々と頭を下げるとじゃあまた、と挨拶をして颯爽と飛び出す様に冒険ギルドから去って行った。

ご案内:「設定自由部屋2」からティアフェルさんが去りました。
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