2020/04/15 のログ
ご案内:「夜の公園」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「安宿の一室」にシュバルトさんが現れました。
シュバルト > 此処は王都マグメール平民地区に幾つかある大通りの一つに面して中々に通行人も利用者も多い安宿の1室である。

1階は冒険者が利用する酒場で2階は宿と言うごく平均的な作りの宿である。

その二階の奥突き当りの部屋。
其処が宿の主人に頭を下げて連泊で借りている仕事場であった。

宿の前と借りている部屋の窓から外に向けて看板を置く許可も得ており、大通りから行き交う人々の眼には『魔導調律承ります。治療とか』と非常に見るものを???にする看板が見える筈である。

本当であればそれが何かと書くべきで、しかして書くと看板を文字で埋め尽くすことになり、それだと看板が……と苦肉の策。

もし魔導調律に興味が有れば宿の1階の酒場のマスターに言えば部屋に通してくれるだろう、気になるなら話を聞くだけでも面白い話が聞けるかもしれない。

もしそれを知っているなら1階行かず直接二階の部屋を訪ねても良い、木製の扉をノックすれば暇な白衣姿の青年が顔を出す、自分の事だ。

二階のその扉にもずれて斜めに掛かる『営業中』と言う看板、後は『魔導調律此処です』とこれもまた???となりそうな看板がかけられている。

――…そんなこんなで昼間から営業しているがお客様が一人も来ない、なので施術用のベッドの脇にあるソファーに寝転がり、室内を煌々と照らす照明を見上げながら一人欠伸を噛み締めつつもウトウトしていた。

勿論誰かがノックしてくれればパっと起き上がる。
でもだ……でも今夜は予約客も何もないのだ……。
こんな日は1人ごとも多くなるし人肌も恋しくなるもんだ。

後で助手募集中という看板でも追加しておこう。