2020/04/10 のログ
ご案内:「淫紋承ります」にティエラさんが現れました。
ティエラ > そう、それは―――30分ほど前の事だった、知り合いのうち一人から、そういうのが人気があるという事を聴いたのだ。
 冒険者としてお金を稼ぐのも、踊り子としてお金を稼ぐのもいいが、お金を沢山稼げるのは魔術―――魔女としての仕事である。
 ジプシーである自分は、魔女という事もあり、迫害されている一族、故に魔術は基本的には使わないで生きていたかったし、魔女だ跳ばれたくは無かった。
 しかし、この国は思った以上に、魔法の広がりが多く、魔術道具なども一般的に売られたりしていた。
 其れなりに長い期間潜伏し、色々な所で情報収集などを行い、問題がない事を確認したので、女は少しだけ勇気を出してみることにした。

 貧民地区の一角に、こっそりと魔術で屋台を作り、其処に、自分が作ったポーションや、魔法の道具を並べる。
 さらに、更に、と、自分の魔法の極致、一番得意とし、一番自信のある紋章魔法―――術式を紋章に変換し、口頭での魔法詠唱無く魔法行使を可能とする魔法体系。
 それを利用した淫紋彫りを行ってみることにしたのだ。エッチな奴、嫌いじゃないし。

 お客様とか来るといいな。

 ―――こんな、町はずれの隅っこで何の宣伝もなく開いた店に客が来るかどうかを考えられないのは、この女の商才の無さが物語る。
 運がいい―――或いは、運の悪い人間の通りがかりがあるかどうか。

ティエラ > 「―――。あ。」

 しばらくして、呆と道を眺めていた所で、何かに気が付いたように女は、青く彩られた唇を開く。まぁ大変と言った様子。――フェイスヴェールの下故に余人に見えるものでは無いが、その表情、雰囲気から察することが出来るかもしれぬ。
 そして、きょろきょろ、と周囲を眺めまわすのだ。他に誰かが居ない、それはそもそも、低級の結界が張ってあるから一般的な通行人には、見つけられぬようになっている。
 とは言え、低級ゆえに、ひょんな事から誰かが入り込むことが出来るかもしれない、それは良い、店なのだから。
 其れよりも大変な事に気が付いたのだ、女的には、の話なのだけれど。

「お値段、幾らにしよう。」

 お値段決めておりませんでした。商売とかしない方が良いんじゃないだろうかときっと、血を分けた姉はあきれた様子で言うだろう。
 友人と言うか同僚と言うか、彼女もきっとそういうだろう。
 踊りは、踊っていればおひねりが飛んでくる、それは彼らの気持ちだから幾らでも良いのだ、たくさん集めれば生活できるし。
 依頼の方は、先に金額が決まっている、それで生活できる。
 自分で値段を決めるなんて、あまりしないから―――良く判らない、生活できればいいや、適に適当なのだ。

 この身の女の子を抱けるとかいうと、無料でもいいとかいうダメっぷりなのだ。
 どうしましょう、と、ローブの下、こっそりと腕を組んで悩む女だった。

ご案内:「淫紋承ります」にアリエッタさんが現れました。
ティエラ > 「やっぱり、慣れない事をするものじゃなかったかしら。」

 もともと、気質的には、商売には向いていない、友人が困ったら作ってあげるとか、その程度のもので不特定多数に売るとかそういう思考はしていないのである。
 お客さんが来たら、その時相談をして決めていいかしらと、半ば思考停止の様な思考。
 実は、お金に困っているかと言えば困っていない、むしろ、ちょっと貯金が殖やせればいいなという程度の気楽な物。
 そもそも、30分前に唆されただけというのも間違いでは無いのだから、唆されたというのも変な考え方ね、とコトンと首を傾いで見せる。
 もう少し飽きるまで待って、誰も来なかったら辞めることにしましょう。

 目の前のマジックアイテムを普通に売るだけでも、それなりの資産になるのだから。
 その値段はきっと、普通の商売人からすればふざけんなと言うレベルの安さになるのは間違いない。

アリエッタ > 欠伸をしながら貧民地区をふらふらと歩いて周りをきょろきょろと見渡す。
今日も強とてお客さん、もちろん女性を探して歩いている日々だが些か退屈でもある。

「何か面白いこと無いですかね~」

男よけの淫紋のおかげで変なのに絡まれないせいか貧民地区を歩いているとは思えないリラックスぶりだが妙な看板に目を付ける。

「…淫紋承ります?」

黒のワンピースをたくし上げて自分の淫紋、は胸で見えないが確認する。
娼婦とは言っても生活には困っていない、少々高くても問題ないだろう。
別の意味を持つ隠語なら隠語で面白そうだ。
そう思い店主に声を掛ける。

「すみませ~ん、淫紋っておいくらでしょうか~」

ティエラ > 思考がそれていた、お値段を考えて、その思考にも疲れて撤収なども視野に入れていた所、つまりは、露天なのに空を見てるような状態であったとも言える。
 故に、結界を張っているとは言っても不注意もいい所、襲われても仕方がない状態だった。
 声かけられて女は一つビクーンと、大きく身を震わせたのだ。葡萄の視線を向ければ、其処には一人の女性が立っていた。
 このような場所には、とても似つかわしくない、貴族と言って良い格好の女性。娼婦をするにしても、お上品すぎる格好だ。
 そういう趣味の店から出てきた、というならまだ判るが、無論この辺に有るはずも無い。もっと直接的で、粗野な店ばかりだったはずだ。

「すみません、お値段決めてませんの、淫紋と言って、どのような紋をお望みで?」

 女は、視線を彼女の下腹部に―――既にある、魔力の方に向けられる。
 すでに、何らかの魔術が込められている模様、それならば、それを消すのかとも、考えられるからで。
 先ずは、彼女の望みを聞かねばなるまい、出来る出来ないも、まずは話を聞いて、その魔力の基を見せてもらってから。
 魔女は、魔女に戻って彼女の顔を、綺麗なその顔を眺めるのだ。

 ――ちゃんと愛想笑い出来てるかしら、それが心配。

アリエッタ > 「あらきれいなお方…じゃなくて、こんばんは」

こんな所にこんな可愛らしい子がいるとは思わず顔が似分けてしまうがすぐに気を取り直して。

「どのような紋を…ええっと、私もう淫紋付けてるんですけど」

ワンピースをたくし上げてピンクのハート型の淫紋を見せる。
羞恥の表情は一切なく、下着も付けていないので秘所も露わになる。

「ええっと、これは男避けの淫紋なんですけど、他の淫紋を付けるってできますか?お客さんが喜びそうなやつがいいんですけど、私こう見えても娼婦なんです、女の子とふたなりさん専門の」

どんな紋がいいかをよく考えてなく好奇心半分で尋ねた故に付けてほしい淫紋の内容は曖昧、ニコニコと微笑みながら自前の淫紋を見せ続け。

「妊娠してなくても母乳が出るとかーお客さんがエッチな気分になるとかーそんなのもできるならお願いしたいのですけど…だめですか?」

ティエラ > 「ふふ、ありがと。お世辞でもうれしいわ。」

 
 彼女のお褒めの言葉には、フェイスヴェールから覗く葡萄の目は嬉しそうに歪められ、軽く笑みの呼気を吐き出して見せた。
 持ち上げられたワンピース、そして、予想通りに付けられている淫紋に視線を向けて、成程、と女は小さく頷いて見せる、今は商売でもあるし他人の紋章と言うのは、女魔術師取っては知識の一旦、エロいことは今は忘れてそのピンク色でハートの淫紋を眺めるのだった。
 其処からの質問には、女は視線を上げて、漆黒のダイヤの様な黒い瞳を見るのだ。

「娼婦さん。この辺ではあまり見ないタイプ―――どちらかと言えば富裕地区での、高級娼婦の方が似合う気がするわね。
 と、話が逸れたわね。」

 女性と、ふたなり専用と言うのは特殊ねと、そう言う趣味が無いわけでもないし、むしろ自分もそうなのだから、レアねと思いながらも彼女の質問に答えるべく、話を引き戻すことにする。
 とは言っても、至極簡単なのだ。

「ええ、可能よ、この淫紋の上から書き足して、というのはちょっと無理だけど。
 例えば、乳房に淫紋を付けて、胸を刺激して母乳が出るようにするのも、お客様を欲情させるのも。
 ただ、私のこれは魔術だから―――魔力を使う事が出来ないと、垂れ流しになるわ?
 その淫紋は常時付けていたいものだから良いと思うけれど、母乳常時垂れ流しとか、淫魔のように女を引き寄せ続けるとかだと、仕事にならなくなるわ。
 望まぬ妊娠を防ぐ為の紋もあるし―――その逆に、女同士で妊娠する為の紋だって作れるわ。」

 後は、場所をどこにするか、というだけねと、女は軽く言い放つ。

アリエッタ > 「ふふっ、娼婦ですけど一応貴族です、ちょっと訳アリでして今は親元を離れて娼婦をしております」

正直よく言われる、自分みたいな事情で娼婦しているなんてそれはもうかなり特殊なタイプだろう。
笑みは崩さず店主の説明を聞く。

「垂れ流しは困りますわね~お洋服も着れ無くなっちゃう…女同士で妊娠!それです!それお願いします!私の理想じゃないですか!お金ですか?お金なら家の者に言えばいくらでも!」

女同士の妊娠と聞いたとたん食い入るように見つめて早口で捲くし立てる。
ふたなりも好きだが女同士で愛し合って子供を作るのは夢、それが適うならと大喜びで。

「場所ですか?今の淫紋がここだから、バランスとる意味でもこの淫紋の上か下あたりでお願いします!さあ早く!私はいつでも準備オッケーです!」

テンションが上がり過ぎておしとやかな貴族令嬢のイメージを投げ捨て店主に詰め寄りながら息もかかりそうな距離まで近づいて。

ティエラ > 「詮索はしないわ。」

 貴族と言っても色々といるのだし、彼女が特別なのだろう。そして、貧民区の人間は脛に傷を持つ者も多いのだ、そういう物の詮索に関しては、地雷でしかないのだ。
 だから女は、詮索をしない。そもそも、知りたいと思えるほどの関係性ですらないのだ。
 彼女の中で完結していればそれでいいのだ。

「落ち着きなさいな?お客様、ええ、構わないけれど……。お値段決めて無いの。貴女は、幾らを出す。
 あと、お貴族様に淫紋彫るのだし……申し訳ないけれど、淫紋を彫ったから、と追われるのは嫌よ?」

 急に早口になり、身を乗り出してくる相手、彼女にそれを彫るのは問題は無いけれど、先ほど言ったとおりに貴族の体に傷をつけたと追われたくはない。
 彼女自身が貴族かどうかの確証はないけれど。
 場所などの指摘を確認して、魔力の流れを魔女の葡萄色の目は見て――問題はない事は確認をする。
 出来ると言えるがさて。

「娼婦としての地が凄いわね。
 本当に貴族かどうかも判らないわ……。」

 女ははふ、と軽く息を吐き出しながら、眺めるのだ。
 其の辺りはどうしたものか、と彫るだけ彫って、逃げられるのも嫌なのだと。

アリエッタ > 「はい、」検索は無しでお願いします、それはそれとして今出せるお金ですか?ちょっと待ってください」

男が寄ってこないという安心感代わりとまとまった金は持ち歩いている。
ワンピースの内側に仕込んでいる内ポケットから財布を取りだし財布ごと渡す。

「とりあえずいま私が持ってるお金はそれで全部です、足りないと仰られるのでしたら実家に請求してください、アルカンシャルツ家に私の名前を出せばわかると思います、ちなみに私の名前はアリエッタです」

ドサクサに紛れて店主の綺麗そうな手を握ろうとしつつ。

「追ったりしません、女の子を困らせたり泣かせたりするのは家訓に反します!男なら即殺しますけど貴方は女の子ですししかもかわいい!悪いようにはしないはずです!あ、エッチなことはされるかも」

レズの家系が女性に危害を加える訳が無く、ハイテンション早口も収まらず。
願いが叶うと思えはもう期待が抑えられずに。

「なので納得していただければ私はいつでも構いませんので…ちょっと待ってください?女同士の妊娠って、具体的にはどうやってするんですか?」

ふと疑問に思ったことが思わず口に出た。

ティエラ > 慌てている様子の彼女、慌てているというか興奮しているのだろう、そんな相手を見ていると逆に冷静になるから人間て判らないわね、と小さく笑って見せる。
 そして、差し出される袋一杯の金貨の入った財布、渡されて、掌に触れてくる彼女、軽く親指で彼女の指を撫でてあげる位のサービスはしてあげよう。
 黒髪黒目の綺麗な姿が気に入ったというのもある。

「家名は聞いたことないわね、アリエッタ、覚えて置くわ、私はティエラよ。ただ、何もなく訪ねて行って貴族は相手してくださるかしら。
 流石に、貴女の知り合いという証明がないと無理ね。

 ――まあ、そもそもの話、別に貴女が貴族であろうがなかろうが、構わないのだけれど。」

 彼女はお客さんなのだから。追われなければ別にいいし、追われたならこれもいい勉強だと逃げるだけの話でもある。
 逃げるのは、慣れているし、いつもの事だ、貴族に追われるのは良くあるのだ、ジプシーとしても、魔女としても。
 切れ目の瞳は、遠くを一瞬眺めた。

「ああ。そうね、幾通りかあるわ?
 一つ目は、一時的にふたなりになって、相手と致す方法。この場合は、貴女が孕ませる方になるわね。
 二つ目は、秘所同士を擦り付けて、愛液を交換する方法―――これは、淫紋がある方が孕む方ね?両方共と言うなら、伴侶連れてきて二人で仲良く刻む事ね、その場合は、妊娠しやすいようにもしてあげられるわ。
 三つ目は特殊だけれど、偶に、男性とし女の子が、おちんちんに性器引きずり出されたというの、聞いたことないかしら?態とあの状態にして、おチンポの代わりに、女の子に挿入するの。―――とてもグロいけれど、ね。」

 一つ目は男性器生やす淫紋、残り二つは愛液で孕める、孕ませるようにできる淫紋、と軽く説明した。

アリエッタ > 手を振れてそっと撫でられるだけでもとても嬉しい。
相手が可愛いかなそれは尚更。

「ティエラさんですね、まあ貴族と言ってもたくさんいますし、うちは政治には関わらない家ですし知らないのは無理もないかな―って」

政治にはトンと興味の無い家故に表向きには目立たない、知らないのもしょうがない。
妊娠方法を聞いて考え込む。
流石に3は生理的に無理、となると1か2だが残念ながら伴侶はまだいない。
となると残るは

「1でお願いいたします、残念ながらまだ正式な恋人とかいませんので」

恋人がいれば2もありだがやむを得ない。
そう思い覚悟を決める。

ティエラ > 「貴族と言うだけで、権力があるだけで、平民としては怖い物なの。政治にかかわる関わらない、関係は無いわ。」

 そういう物でしょう、女は、フェイスヴェールの下で小さくため息を零して見せるのだ、財力だって、武力だって同じく力―――権力と同等なのだ。
 それを、理解していないのは、家を出たと言うので、其の辺りの教育がまだなのだろうと。
 教育されないでいて欲しいと思うのは追われる方の立場故か。

「ふふ、良いわ、男と同じようにする方法ね。
 じゃあ、男と同じ種が出るようにすればいいのかしら?

 取りあえず、この上片づけるから、あおむけになってくださいな、そして、ワンピースを捲り上げて淫紋の部分を。」

 彼女の決断を知り、じゃあ、と言いながら、売り場代わりの台の上の荷物を下ろしていく。全部荷物が降りれば小柄な彼女が横になる事は出来る程度にはなる。
 そして、カバンの中から染料……淫紋を書くためのそれを取り出して、何色が良い?と問いかける。
 様々な色があるのでこの辺は気分で良いのだろう、重要なのは―――術式なのだから。

アリエッタ > 「ほほ―平民の方はそう思うんですねそれは存じ上げませんでした」

人畜無害な貴族だと自分では思っていたものの平民から見たらそうは行かないのか。
そう思いつつ言われた通り台の上に仰向けになってワンピースを撒くって淫紋の部分を見せる。

「色ですか?じゃあ元々の淫紋と合わせてピンクでお願いします」

色はあまり気にしないのかあまり考えずにお願いし期待やいろんな感情が入り混じって秘所がジワリと濡れる。

ティエラ > 「全ての平民がそう思って居るとは思わないけれど、ね。」

 少なくとも、私はそう思って居るの、女はフェイスヴェールの下息を吐き出して、あまり面白く無い話題だからこれまでよ、と打ち切ろう。
 それに今から集中しなければならないのだから、雑談とかもそれ以上はしたくはない。
 女の目は妖しく光り、その指に魔力を込め始める。

「最後に二つ質問をするわ。
 一つは、淫紋は、この淫紋と同じように常時出ている形で良いのかしら?
 もう一つは、本当にやってしまって、良いのね?」

 先程渡された金で十分だ、後は実行するのみであるが、最後の最後で確認をする。
 もともと女性なのがふたなりになるのだから、色々と変化もするのだろう、本当にそれでいいのね、と。
 施行前だからこそ聞けるものだ。
 ピンク色の染料に指を付けて、褐色の指先をピンク色に染めつつ尋ねる。魔力を込めて、文字を書き込む為に。

アリエッタ > 2つの質問を聞いてにこりと微笑む

「ええっと、ふたなりから戻せないってわけじゃないですよね?おちんちんの出し入れができるならオッケーです、それさえ大丈夫ならやっちゃって構いません、淫紋ってエッチな感じで気に入ってるんです、むしろ見せつけたいぐらいです」

濡れた秘所から太腿に蜜を垂れながら答える。
淫紋を追加するという儀式に興奮して欲情しているのを自覚して。

「ああ、生えたらどうしようかしら、一度実家に戻ってお母様に童貞を捧げちゃおうかな、それとも…」

生えた後を想像して心臓の鼓動が聞こえるほどドキドキして興奮が抑えられず。

ティエラ > 「少なくとも、魔法の技術とは言わなくても、魔力の操作が出来なければ生えっぱなしよ?そこまで便利に作れないから。
 それならいいわ、後、染料は書き込むときの目印だから、施術終わったら消えても、そこに淫紋は残るからね。」

 良いならいいわと、少女の返答に、女は頷いて見せた。
 魔力を込めて、彼女の腹部に指を押し当てる、魔力の波動が温かく感じられるだろう、そして、そのまま女は彼女の下腹部に指を這わせて淫紋を彫りこんでいく。
 書き込んでいるように見えるが、魔力で彫っているので別に特段な道具とかは必要が無く、もともとある淫紋の周りに書き足すように書き込んでいくのだ。
 二回りくらい大きくなった淫紋、彼女の秘所の近くも通る様に書き込まれたそれ。
 最後の仕上げとばかりに、彼女の淫紋を隠すように大きく手を開いて、淫紋に手を這わせる。

「――――。」

 魔力を流し込む、熱く粘りつくような―――それこそ、快楽の様な感覚を彼女の中に押し込み、そして引き上げる。
 すると彼女の下腹部に、男性器が生えて行くのだ。その大きさは、彼女の魔力の量によって変わるそれで。
 機能もちゃんと挿し込んで出して孕ませることのできるそれ。

「これで、良いかしら?」

 ふぅ、と魔力を使い熱を持った肌。額に浮かぶ汗を払いながら問いかける。

アリエッタ > 「はい♡」

興奮しているためか返答も艶のある声になって下腹部に指が這うとそのたびに声が出てしまい。

「んっ、あっ、はぁん♡」

そして下腹部から何かが引きだされるような感覚を感じてぎゅっと目を閉じる。
そして思わず背中を反らして。

「あ、ああああん!」

確かに股間に何かがついている感覚を感じてゆっくり目を開けるとピクピクと震えてヘソまで反り返るような巨根が見える。

「ああ、こんなにすごいの生えちゃった…ありがとうございます」

うっとりした目で自分に生えたペニスをそっと触れる。
敏感に反応し初めての感覚に震え。

「はい、こんなに立派な物を付けていただいてありがとうございます」

勃起したペニスを晒したままティエラに礼を言いにこりと微笑んだ。

ティエラ > 「そう、其れならよかったわ。」

 生えてきた肉棒は、それは其れは……な代物である、とは言え、自分的には、あまり好みでは無いのだ。
 淫紋を付けますと言ったら、肉棒生やしてしまった、これは……どうなのかしら、まあ、悦んでるんだし良いのだろう。
 そんな風に思い、荷物を片付ける。

「さて、じゃあ、そろそろ私は失礼するわ。」

 長居をするつもりでもなかったし、思った以上に魔力と集中力も使った、他の人の書き込んだ淫紋に干渉しないように作るのは、流石に骨が折れた。
 今度やる時は解析してからにした方が良いわね、と思って。
 荷物を纏めて、それから女は、じゃあね、と。

 ゆるり、としつつも滑るような滑らかな足取り。
 腰を揺らして動く動きは、踊り子特有の誘うような、動きであろう。
 其のまま、夜の街に消えるのだった。

ご案内:「淫紋承ります」からティエラさんが去りました。
ご案内:「淫紋承ります」からアリエッタさんが去りました。