2020/03/30 のログ
■イディオ > おぉぅ。
(揺れるアホ毛、自分の視線に反応してふるふるふりふり、触ってみたい気もしなくもない、我慢しよう、凄く面白いし。それに、女の子の髪の毛は命で、恋人にしか触らせない物だと、どこかの誰かに聞いたことがある気がする、どこかの冒険者だったか。それ以前の■■■……駄目だ思い出せない。
思い出せないので、多分何処かの冒険者に訊いたのだろうと思うのだった。)
ティアも繊細だろう?女の子なんだし、さっき言ったような、気が付くのは十分に繊細だと思うんだけど。
そりゃあ、ほら、一応種族男ですから?性欲と言うのは生きておりますのでええ。
ああ、この料理と酒を食べに生きて戻って来てると言って過言じゃない、本当にうまいんだよな……安心する。
(先程の彼女の言葉ではないが、体調を崩しやすいとか、そういった事を気にしたり、そもそもヒーラーとしての職業は繊細でなければ務まらないと思うのだ、怪我や傷、病気など、人の事を良く見なければならないし、そういう細かな気配りが出来る人は繊細だと思うので、男は彼女の事を繊細だと認識していた。
日照ってるという言葉に、しょうがないだろーと。軽く冗談交じりに、雄を強調するのだ。とは言え、娼婦を買うのは違うと思うのでしない、で、日照る、そんな循環。
マスターの料理に関しては、彼女の感覚に大いに同意である、なんでこんなに上手なんだろうと思うぐらいに美味しいので、うんうん、と頷くのだ。)
貴族は―――まあ、金持ちだしなぁ、本当に、羨ましい事よ、美味しいものも、たっぷり食べられるし。
そっか? そっかぁ……。
(丁重なお断りには、残念を思うが、彼女が気を使って美味しく飲めなくなるなら仕方がないな、と思う。
大事なのは、愉しく飲む事だからな、と、気持ちを切り替えたのだ。)
ほら、基本的に冒険者って言えば、肉オブ肉!じゃないスか。野菜を巻いた料理とかそう言った物は視界に入らなくて。
おう!言った、言ったからには実行する。
(にやりと笑いながらも言う彼女、あアホ毛が凄く……力強いなと、そんな思考、そのうちアホ毛で彼女の事を一杯わかるのかもしれない、研究中な男だった。
量が多い事に越したことはない、むしろ多い方が嬉しいので、彼女の言葉にはジャンジャンドンドン持って来てー!とその背中に。)
おう、来た来た。之が無いとな!
(エール酒が来て、男の前にドカンと置かれる。酒場と言えばこれですなぁ、とにやり笑いながら言ってジョッキを持って)
かんぱーい!
(彼女の言葉と動きに合わせて、ジョッキを軽くコップに当てて。ごくごくぐびぐび、と、一気に一杯目を飲み干した)
ぷはぁ!生き返った!!
(今まで死んでいたらしい、今もハイライトさんは戻って来てないが)
■ティアフェル > 「?」
こちらからすると妙な反応がきたように思えて、きょとん、と小首を捻る。もちろん内心の葛藤も読めずに。どうしたのかなー?と相変わらずアホ毛がひょこひょこ悩まし気に揺れた。
「いーや……自分では純情可憐な乙女だと自覚してるけどね。弟達はゴリラゴリラってうっさいよ。んー……気が付くのは繊細ってか、職業柄と…家族の面倒で慣れてるってのがあるかもね。
そだね、うちも弟が思春期になった頃、「ヤベエ」って思った。男子は男子で大変だよね。
そんなに好きなんだ? じゃ、肉!ばっかじゃなくって色々食べてみなよ。今日のおススメとかさ」
繊細とは程遠いガサツ系は微苦笑して頬を掻き。雄のサーガは弟どもでイヤって程分かっているので、大変だな、としみじみした。
そして、マスターの料理が気にいってるなら肉ばっか食べるな、と相変わらずオカン的物云い。
「お姫様なんて憬れるけど。なりたいかどーかと云えば、お貴族様なんてわたしはノーだけどね。
でも気持ちは嬉しいよ、ありがとね」
同じ立場なのだから。奢ってもらうとこちらもそうしなければとか色々考えてしまう。けれど、気持ちはありがたいので、にこ、と笑いかけて。お互い気楽に行こうと主張。
「だぁめっ。冒険者は身体が資本でしょ? ちゃーんとバランスのいい食事をしてメンテナンスしなきゃ、いざって時に使えなくなっちゃうよ。わたしはそういう冒険者だ!身体使ってんだから肉ばっかりでいいんだぜ!ってのは大いに反対。早死にの元ッ。――だーかーら、今日は野菜食わすよ!」
まるっきりオカン。お説教モードにすらなった。正直肉だけで健康体でいられると思ってる冒険者全員の頭叩いて野菜口に突っ込んでやりたいくらい、業腹なのだ。むぅぅ、と思い切り弟を叱る時のように目元を釣り上げた。
「ほんとーに好きだね。確かにこーいうとこはおじさんみたいだ。
今日もおつかれー。っはー……おいしー……一息つくねえ……」
エールをおいしそうに、楽しそうに飲む様子が肴になってしまうようだ。っふふ、と零れるような笑みを落としては、ゆるゆるグラスを傾けると、心地よさげな息を吐き出し。甘酸っぱさに目を細め。思わず椅子に深くぐでりと身体を預けた。
飲んでいる内に残っていた、ロールキャベツ大き目6個が運ばれて、「おつかれ、ありがとー」と受け取ってどーん、と彼の前に置いて。チキンスープの沁みた、キャベツの葉で包んだ挽肉料理を、にっこーと笑い掛けながら。
「さあ、さあ、お食べ。残すんじゃないよ」
どっかのおかみさんみたいなことを口にして。プロの料理というよりどちらかと云えば家庭で出てくるお母さんの作った一品みたいな素朴な味の料理をフォーク、ナイフを渡して勧める。
■イディオ > ぁ、やばい。
(アホ毛が、アホ毛が、誘って居る、誘惑しているように見えるのはあれか、今、自分の頭がおかしくなってしまったのだろうか。不思議そうにきょとんとして此方を見ている彼女、その上で、ゆらゆら揺れる彼女のアホ毛。色々と葛藤が強くなるので、視線を逸らした。
これ以上は、誘惑に耐えられない。と)
純情可憐かー。うん。まあ、弟たちの言葉は軽く右から左でスルーで良いんじゃないか。そもそも、その繊細さがあるから、その職に成れたというのだと思うけどな。弟たちの面倒を見て、培われたとも。
正直言えば餓えてると言って良いんじゃないだろうかな。男ってそんなナマモノだしな。
お勧めって、逆に何が出てくるのかが判らない怖さがある。
(純情可憐な乙女、そのことに関しては、特に男としては反論もないし、弟たちのゴリラ発言の方に一言。少なくとも、がさつとは思わないし。
逆に弟たちの思春期のやべぇが、どんなことを差しているのかが気になる、聞いてみようか、とか思う男だった。
今日のおすすめ、確かにマスターの食事ならはずれは無い気がするが、何が出てくるのか一切判らない不安がある、こう、保守的な性格の男からすれば冒険が過ぎると思ってしまうのである。)
憬れるのに成りたくない?なんで?ティアなら綺麗なドレスとか、似合いそうだけれども。
はは、ギクシャクして飲むよりも、愉しく飲みたいしさ。
(彼女の主張、お姫様に憬れても貴族にはなりたくない、なんか珍しい言い回しに、なんで?と問いかける。貴族とか、お金持ちとか凄い自由そうに見えるんだけどな、と。
後、お酒を気楽に飲みたいという言葉には同意をするのだ。それが一番大事だとおもうので。)
「――――――。」
(圧が凄い、熟練の冒険者である男は、彼女のオカンパゥワーに圧倒されていた。え、何、年下の彼女、可愛らしい彼女からあふれにあふれ出るオカンパゥワー。冒険者を黙らせた。
反論すべきとさえ思えない、ぶわっと来て、ズバッと切り裂いて、そして、ダーッとなだれ込んでくる言葉の羅列と勢い。
男は何も言わず、何も言えず。ただただ、野菜食わすの一言に、うん、と頷くことしかできなかった。
因みに、男も他の冒険者と同じように、ステーキの付け合わせ程度の野菜で十分野菜を取った気分になる系であった。)
はは。ああ。お酒は、心も体もリフレッシュ、してくれるからな。
(酒に関しては、本当に、男の考えていることをそのままいうのだ、美味しいし、酔えば心が軽くなる、これは、良いものなんだ、と。そして、テーブルにぐてり、と寄り掛かる姿に、お疲れさん、と軽く笑って言う。)
頂きます、と。
(別に、野菜が大嫌いとかそういうわけでは無い、ただ、肉が大好きなだけなのだ、こういう物も食べるの事態は問題はなく男は、受け取ったフォークで刺して、ナイフで半分に切り分けて一口で齧る。
もぐもぐむぐむぐ、齧って、飲み込んで。旨いな、と笑う。)
■ティアフェル > 「はい?」
別に頭触ったくらいで怒りはしない質だが、それより、先ほどから頭を見て妙なリアクションが取られるのが気になって怪訝そうに眉を寄せた。
「純情可憐ですよ……内心で笑いませんでした? やー…でも身内の評価って、的を射てるからね。一番きっぱり真実を云える立場だし。繊細ってか、勘のよーな気もするけど。
うちの弟どもは完全にサルだよ。今頃誰か孕ましてないか、ちょー心配。
おススメは嫌なの? 好き嫌い多いの? 何でも食べなきゃ駄目よ?」
ゴリラな面は身内でしか分からないことなので、一言いただいたが微苦笑気味に首を傾けた。
弟達の危うい思春期は現在進行形で悩みの種。お姉ちゃんは心配性。
冒険者なのに食べ物は冒険できんのだな…と頬杖ついて考えた。
「ドレスは憬れるけどさ。お淑やかなんてガラじゃないもん。趣味はゴブリンイジメです!なんて云ったらドン引きな世界でしょ? 無理無理」
楽しく呑みたいというのは大いに同感だから――割り勘一番。ただし、奢り奢られるような恩があるような案件があれば、別。
貴族社会の礼儀作法がわたしに向いてるもんか、と分かりやすく主張。ものそい真面目なお顔だ。
そして、肉ばっかじゃなくって野菜食え、とお説教カマした女は。黙って肯くのに。「分かればよーし」とエラそうに腰に手を当てて満足げに呟いた。これでも栄養の偏っている特に男性冒険者のことをお節介に心配してしまっているのだ。後、別に他人何てほっとけとも思うが、健康無視して身体悪くしてるの見ると腹立つ。という。
「んんぅー。仕事終わりはほんっとに格別だもんねぇぇ……でもねー飲み過ぎはだめだよぉ……?
お代わりの前にちゃんと食べ……」
ふえぇ……と甘いお酒でいい感じに弛緩してきて、こちらは度数もそれなりに強いのでゆっくり舐めるように鮮やかな赤い苺の酒を味わい。
お疲れと笑う彼に、そっちもね、と笑みを返しつつ。ふい、と息を吐きつつ体勢を立て直してグラスを傾け。
「お肉だけじゃなくって。野菜も一緒に食べるとお肉も野菜も相乗効果でおいしくなるし、栄養も取れるのよ。――おいしい? ほんと? やったぁ。これでぜーんぶ売ーれた」
他の冒険者にも半ばゴリ押しして出していったし、仕込み量も少なかったので完売した。よっしゃあぁと満足げに拳を握り。
■イディオ > あぁ、何でもないんだ、何でもない。
(彼女が頭に触れて怒らないという事は、彼女しか知らない事である。怪訝そうな様子の彼女に、気にしないでくれ、と笑ってパタパタ手を振って見せるのだ。
何と説明すればいいかも、判らなかったのも大きい。)
いいや?そこは笑う所じゃないし。 ただ、俺はこういう風に酒場で話す位しかティアの事を知らないし、知らないのにモノを言うのは違うと思ってる。
今の所、ティアの評価は、さっき言った処と、前回であった時のあれ、かな。冒険を供にしたり、もっと近しくなったら、その時に再評価はするかもしれないけれど。
そっかー、サルかー。まあ、でも年頃の男の子はそんなものだよなぁ。
いや、食べ物に好き嫌いは無い、出たものは食べつくすタイプだけど、優先順位はあるかな。
(彼女に対する評価に関しては、まだ評価できるほど知らないというのが大きい、なので自分の事をそういったとしても、男はそれをうのみにはしない。自分がオッサンだと言っても、彼女がそれをそうなんだ、と肯定しないのと同じ理由でもあろう。
彼女の弟たちに関しては、まあわからなくもない。正直言えば、羨ましいな、と思ってしまうぐらいでもあるのだ。
それと、男は食べ物だけではなくて、何事にも冒険しない堅実な冒険者である。―――冒険者とは。と言われるぐらいに。)
ドレスか……ティアなら似合いそうだよな、お淑やかが柄じゃないと思うなら、バトルドレスとか探してみるといいかもな。
貴族のその辺、判らないんだよなぁ、貴族は、キツネ狩りとか、狩りを趣味にしてるのが多いじゃん、やってること、ゴブリンいじめと同じなのにさ。
(貴族の文化に関しては、男も異種族を思わせる様な違いなので、うんうん同意。ドレスに憬れるなら、冒険者用のドレスならこういうのありそうじゃないか、と。
彼女は可愛らしいし、そういうの来たら、とても似合いそうだ、というただそれだけの思考)
やっぱり、繊細と言うか、優しいというのが正しいのかもなぁ。
(他人の事など見捨てて当然、自分の為に、というのが多い冒険者。彼女のように、他人にもそういう風にできるのは、優しさというのだろう。ふにゃふにゃと、お酒で弛緩している彼女の事を眺めて。)
凄く、可愛らしいなぁおい。
(思わず零れる言葉はそれだった。というか、むしろお酒、大丈夫だろうか、酔いすぎて無いだろうか、心配になってくる。守りたくなる、というのが正しいのだろう。あまり飲みすぎるなよ、と男は伝えながら。
もりもりもっしゃもっしゃ、ロールキャベツを食べるのだった。)
ティアのおすすめ、本当にうまいな、汁も吸って良い味してるし、ロールキャベツ。
■ティアフェル > 「? うん?」
訝しいことは訝しいがそう云われてはなにも云えずに、何だかすっきりしない顔で肯いた。
アホ毛もぺこん、と一度寝た。
「マジレスー。まぁ……確かにその内分かるかもね。「ティアはやっぱゴリラ!」なんて云う日がきちゃうかも。
でも、いざ云われるとヤだろうなあー。
うん……年頃の男子のいる部屋のドアをいきなり開けちゃいけないって、お姉ちゃん学びましたよ。
好き嫌いないなら食べて見ればいいのに。食べたことない料理ってどんな味がするんだろう?って興味湧かない?」
確かに今いきなり「ゴリラ女」とか云われたらキレるしかない。けれど、今後ゴリ的局面に出会うときっと彼も云うのではと勝手に想像して、嘆息した。
あと、ごはんくらいは冒険しなよ、とめっちゃ思うのと、冒険者じゃない職業につけばいいのに…と話せば話すほど考えてしまう。
「わたしもかわいいドレスをプレゼントされれば積極的に着たいものですけど、着ていく場所など……ない。
バトルドレス…なんか戦闘服を盛るのは…恥ずい……。
同じことにしても……要するに彼らの基準で野蛮かそうでないか、ってことでしょ。
わたしもそーいうとこ納得いかないから……やっぱ根っからの平民みたい」
貴族的思考がさっぱりないと肩を竦めて苦笑いし。
後、バトルドレスなんて、うっかりかわいいの買っちゃったら「ドレス破れたらヤだから冒険行かない!」と5歳児みたいになりそうで踏み切れぬ……想像して遠い目をした。
「ティアの半分は優しさでできています……と云っておくー……」
自意識過剰具合が半端ない厚かましい女は優しいと云われて調子にのって、ゆるゆるな姿勢と表情でありながら、ぐぐ、と親指を立ててきらり、とイイ笑顔でのたまった。
「かわいいはいつ云われても気分いいなあ…酒より酔うわあ。えっへっへ」
ゴリラでも女子は女子、褒められればいい気分になりまくる、満足してへにゃりとだらしなく笑う顔は――シンプルにみっともない感じだが。飲み過ぎはそっちっしょ、とその言葉に即座に云い返した。
「わあい、嬉しい。頑張って作ったかいがあったよ。実家で良く挽肉料理作ってたからちょっと自信があったの」
料理が口に合えば嬉しそうに笑って、プロの料理からするとありきたりな味付けだが、家庭の飽きの来ない味ではあるかも知れない。食べるのをめっちゃにこにこしながら眺めた。
■イディオ > (何だろうこの百面相、顔じゃなくて、彼女のアホ毛。もう、生きてるよなこれ、可愛いって言ったら照れるのだろうか。なんか色々試したくなる気がしてしまうのだ。
大人のオジサンは我慢するので、試さないのだけど。)
その辺りは、真面目にいう積りだから、というか、ふざけて言うのはちょっと性格的に苦手なもんでね。
―――ああ。うん、それは、どんな場面かはわからないけれど、なんとなく想像がついてしまうな。気まずいなんてもんじゃない。
ついつい、慣れ親しんだ肉に視線がね―――?
(彼女の言うゴリラ的な要素と言う物をまだ見たことないし、敢えてそこに触れるのを辞めた。今は保留という事で。
弟君とのお話で、何となく思ったのが、扉を開けたら、彼女と致してる最中とか、むしろ一人で慰めてる最中だったのだろうか、どちらも消し去りたくなるなぁ、と男の思考。
新しい料理に関しての一言、又オカンパゥワーが出てしまうのだろうかとか、ひやりとする男がいた。)
つまり、ティアちゃんに可愛い服をプレゼントすると、それを着てもらえる―――。
まあ、デートの時にとかでいいんじゃあないだろうか。
可愛らしくて、戦闘に耐えられるのがあるらしいが―――まあ、うん、それはそれ、だよな。
その基準を全てだ、と押し付けてくるのが、貴族のやり方では無いかと思ってる。
俺も、根っからの平民だしなぁ、うん。
(可愛いのをプレゼントされたら着るという言葉に、何ですと、其れならオジサン頑張るのも吝かではありません。とは言えそんな下心で送られてうれしいものだろうか、そっちが気になるのだった。ヘタレ男。)
残り半分は、愛嬌と、可愛らしさ?
(サムズアップを返して言う男、あれあれ可笑しいな、三分の一に分割された気がする、お酒が、また頭の悪い所に這っちゃっただろうか。)
ハハハ、流石に二敗目ででろでろにはならないさ。流石に。
実際に、ナンパを頑張りたくなるぐらいに思うしさ。良い子だよ、君は。
(切り返される相手に対しては、お酒をぐびぐび飲みながら笑って見せるのだ。優しいし、愉しいし。可愛いし。いうことないね、と。
オモテになるんでしょう?と。軽い冗談)
ロールキャベツ覚えた、今後はこれも頼むことにするよ。とは言え、ティアちゃんが居ないときの味が心配だが。
(マスターはこれ作ってくれるのだろうか、と。空になった皿を眺めて言うのだ)
■ティアフェル > 毛がカワイイ。急に云われたら、まず何かの末期症状を疑って「ちょっと身体と心を診せなさい」と云い出す危険。
「わたしがゴリラかどうかなんてふざけた話題に真面目に答える人も珍しいね。
――怖いのは、慣れて来てこっちも「あー。今アウトかもー」とか弟の部屋に入る前から分かっちゃうことね。
そんな肉ばっか食べてて飽きない?」
話題がゴリラなんておかしなもんだが、笑い話にしない真面目さに、実直さを感じて。
弟の性欲セルフケアを見慣れてくるのが、大家族の宿命かも知れない。怖い家庭。
女子はいろいろ食べたいもの。男子の同じものループ信じられないと頭を振る。
「うん、あまりに趣味の合わないとか、似合わないデザインだったら困るけど……。あと露出が激しいの。
デートにドレスー? どうかねー。貴族でもないのにねー。
やっぱ、冒険にはいつものかっこが一番だよ。
お貴族様こええぇ……ねー。わたしたち小市民ー」
みんながみんなそんな偏った思考の貴族ばかりではないだろうがやはり踏み入れられない世界。
ドレスをくれると云うなら事前に一言よろしくと云い出すだろう厚かましい女。ドレスのデザインを相談しにかかりたいからだ。
「ですね! おーほほほほほ。それで行こうプロフィール」
そのおかしな分割具合には――気づいたけど無視した。それで行こう、とノリにノって、高笑いした。多分頭が悪いんだろう。
「だろうけど、「まだ大丈夫ー」って云ってそのまま飲んじゃうのが危険なんじゃん。
むーん? それはありがとうなのかねえ。良い子だと思ってくれるならナンパにはぜーったい乗らないってのも分かるんじゃない?」
遊びで付き合うのは、良い子ではないんじゃないだろうか。それは都合のいい子、だ。
冗談には冗談で、「モテゴリラよ」と笑ろておく。
「わ、全部食べれた? おー。完食うれしーな。――マスターの作った奴はもぉーっとおいしいから。絶対食べなよ」
いつの間にか、6個もあったのに空っぽ、嬉しそうに小さい万歳してご満悦。そして、プロの料理はまた一味違って、とってもおいしいのだとおススメした。実際自分のと違って好きな味なので。
■イディオ > (心は解るのだけれど体を見られるのはなぜだろう、何か呪いにでも掛けられたとか思われるのか、それは、きっと闇の中。)
持論と言うか、俺の自己満足というか、趣味の押し付けかもしれないけれどさ、女の子が自分の事を可愛いと信じないでだれが信じるんだろうな、って思うしさ、容姿に関しては余り茶化したくはないんだよな。自分は兎も角他人の事は。
傲慢とか、思われてしまうかもしれないけど、な。
その時は、そっとしておいてやってください、頼んます。
肉ばかりでも、飽きは来ないなぁ、食べてるーって感じがするし。
(彼女はゴリラではない、本人は冗談で言っていても、容姿はそうでもないし、それを肯定するのも気が引けるので、男は言うのだ、冗談に乗らないと言う失礼な事だとは思うのだけれども。
大家族ではなくてもそういうのはあるし、良く判るのだ、なので、其処は、弟君擁護に走る男だった。
何と言うかこの男は、一か月以上同じものループでも苦にならない、ちょっと特殊なのかもしれない。)
承りました。では、派手ではない、それでいて、良いものを探してみよう。
でも、友人とかならともかく、恋人が居たりしたら、その人と会いに行くときは、おめかしして、とか、そういう時はどうよ?
まあ、着慣れた装備が一番だよな、うん。解りみに溢れる。
小市民万歳。生まれに感謝。
(貴族の世界、知らぬ世界、異世界、怖い事この上ない、遠くから眺めているのが一番だろうと思った。
ドレスの事に関しては、承った、ええ、承ったのだ、それなら、派手すぎないというなら、地味でも高級な生地が良いのでは、とか。有言実行を旨とする男が居るのだ。)
ティファエル。半分は優しさ、残り半分は可愛さと愛嬌―――うん、良いんじゃないかな。
(酔ってきている男、その変なテンションも、分割具合も、気が付かずに、其れで行こうかと頷く始末。彼女がふと視線をずらしてみたら。
いつの間にか、エールのジョッキが6つぐらいになってる。
こっそり飲んでいた模様、同じジョッキだから気づきにくかったのかもしれぬ。)
まだ大丈夫はもう危険。ダンジョン攻略の金言だったかな。
はは、耳が痛い。ティアは、本気で口説いて欲しい、と……。あれ、じゃあ、ナンパしてる時点で。
(ははは、ダメじゃん?男は気が付いた。別に遊びで誘うつもりはないが、そういう事している時点で、そういう男だと思われる。そして、その印象をぬぐうのは難しいもので。酒をぐびぃ、と飲むのだった。)
ああ、マスターも作ってくれるなら、ロールキャベツは、覚えた。
じゃあ、さっそくマスターのを。
(味を忘れないうちに味比べじゃぁ、と、一個注文。流石に6つはお腹に溜まるので)
■ティアフェル > 「――それは男子の意見だねぇー。自分がカワイイと思って生きるってのは難しいもんがあるよ。だって、自分が一番ブスな顔も自分が一番見てるしね。寝起き顔ショックに耐えながら朝洗顔……。
結局見た目以外で評価されるのが、一番嬉しいかも。
そりゃ遭遇したら困るから、実家じゃ弟の部屋に用がある時は無駄に物音立てて歩いてるよわたしは。お蔭で「うっせえゴリラ!」だよ。キレる。
魚も野菜もおいしいのに」
ゴリラじゃないと云われるよりもゴリラだな!って笑われた方が気が楽な自分なんなのかなって、今、彼の真面目な対応に触れて悩んだ。
見ちゃちゃったこっちが悪い感じになるから、弟の部屋ほんと鬼門。アホ毛が嘆息気味に震えた。
根っからの肉食らしい意見には心底心配になってくる。栄養偏るとそれはそれで栄養失調になる……。
「やーね。またこの人は面白いわあ。ドレスは高いんだからね。
んーむ……場所に寄らん? 山とか海とかに行くのにドレスはねえ。結論、場のドレスコードに合わせる。
そうそう。馴染んだ物じゃないと怪我の元だしね」
貴族社会に生まれなかったことを喜んでいるなんて、誇り高い貴族はバカにするかもしれない。
けれど、ここの小市民はこんなもんで充分なようで。気楽に小市民ばんざーいと唱和した。
ドレスは、冗談だろうし、いざくれるとなったら、こっちもそっちの装備買うぞ?!と交換条件出してくるだろう。
「いやあ、改めてそんな、キラキラなプロフィールを口にされると……調子に乗るね。ヤバイ。ここでセーブ。ナルシストゴリラになってまう。――ってか飲み過ぎじゃアア!! 成人男性の適量の少なさナメんなー!!」
実際健康にいいとされる酒量の適量はとても少ない。ジョッキ6杯も並んでてキレた。年上なのだが、弟に対するように怒った。
「おうよ、お酒も一緒だよ、まったく……。
――君は、いつもそうやってスタートからしくじっているのかい……? お察しするよ」
何かに気づいた様子の彼に、何か気の毒なものを見る目をして呟いた。この人は多分、きっととっても恥ずかしがり屋さんなんだ。シャイネスなんだ。これは苦労する…そんな風に、感じてしまう。
あと、押しが弱すぎる。
「ぎゃーっ、比べないでー! 嫌がらせじゃんー! ってかまだ食べんの?
ティアのが劣るって顔される前に逃げよ……お酒は飲み切ったし」
それに眠たくなってきた。プロの料理と食べ比べなんて地獄過ぎる。注文して通ってしまったのでいたたまれなくなったように逃げの構え。お休み…とそそくさ席を立とうとする。
■イディオ > そんなもんなのか……?応援をしたつもりだったけれども、ううむ。見た目意外の評価もすごい良いと思うんだけれどな、ヒーラーで前衛に立つことだってできる。気が良く回る……ふぅむ。
理不尽だ、それは理不尽だけれど―――何とも言えない、弟君の気分が判ってしまうのがなぁ。
魚は大好きだ、肉の次に食べる。
(やはり、自分勝手な自己満足な意見だったんだなぁ、と彼女の返答を聞いて思う。外見以外も褒めるべき所はたくさんあるから、それはそれで良いのだと思うのだ。彼女の意見は貴重だと思えたのだ。
あ、アホ毛が嘆息……嘆息!?呼吸すらするというのか彼女のアホ毛……戦慄が走る。
魚に関しては、良くダイラスで魚料理は食べる、あ、マリネ系の野菜は良く向こうで食べるな、とか今更。)
はは、そりゃ女性の勝負服は高いもんだろう、戦士の鎧のようなもんだしな。
そりゃ、ドレスコードとか良いお店に行くときは必要だし、山には山の海には海の、状況に寄った服装が一番、と。
逆に言えば、新しい物でもなじむまで着ればいいという話でもあるんだよな。
(貴族は貴族、自分たちは自分たち、それだけの話だろうな、と男は思う。馬鹿にしてるわけでは無い、決して。気楽で楽しい小市民で良いのだ、と。
そして、思い知るのだろう、言ったらやる、言わないことはやらない、それの怖さが。)
―――ほ?
(テンションの急激な変化、お酒を楽しく飲んでいた男、彼女唐突なキレっぷりに、きょとんとした表情で彼女を見やる。え、僕何かしましたか、的な猫の様な表情。
ポカーンとしていたのであった。ナルシストゴリラとかそれ以前のあれでした。
そして、急に可哀そうなものを見る目になるのだ、え。え?と、男は彼女を見やる、ハイライトさんが帰ってこない儘なので、怖い。)
酒を中和するのには、おつまみ……食べ物がいいっていうし。
と、そっか、お疲れ様、ティア。このジョッキを開けたら俺も上がるよ
(そろそろいい時間だ、結構飲んでいたんだな、と思って、男は軽く手を挙げた。
プロとの違いの感想は、心の奥に秘めておくよ、と付け加えて置いて。)
今日は、ありがとうな、ティア。
(帰ろうとする彼女に、今日一番の笑顔で、お見送り。)
■ティアフェル > ティアフェル→イディオ > 「調子に乗って普段から自分カワイイなどと不届きな考えを持つとね……自分のぶっさいくな面を鏡で見ちゃった瞬間「ごめんなさい死にますすみませんでしたぁぁぁ!」って超絶いたたまれなくなるのよ…? 「そこまで悪くはないかも…?」くらいの評価が一番平安を得られるのよ……。
へへ。そんなに手放しでほめてくれるのもイディオさんくらいよ。ありがとございますー。
心の中ででいいから「ありがとうお姉ちゃん」って思って欲しいけどどうよ。
野菜食わない男はティアはちょっと…だな……」
人を誉められるところは、その人にも褒められるべきところがある人である、と彼を見てしみじみ思った。人のいいところを見つけてくれて云ってくれるとは、神かよ。
肉ばっかじゃ体臭もキツくなるし、ちょっとヤだな……。お魚もお肉もお野菜もちゃんと食べる人がいいよとぼやいた。
「あはは、戦闘服ですか。確かにそうかもコルセットやハイヒールやら……そんな苦しいものと戦ってるもんね。
馴染むまでお気に入りのバトルドレスは着れないな。貧乏性だから……」
本気でドレス買う気なら、物凄く申し訳ないが、引っぱたいて阻止する。「目を覚ませぇぇ」と。そんな高い物、買わせる訳にいかぬ。貧乏性だし、気を遣って着れない。
「ったくもう……ナンパの前にその酒癖直さないと――女の子と縁遠くなってもいーの?」
飲み過ぎ、とぷんすかした後、致命的な一言。贈る言葉。……完全に捨て台詞だごめんなさい。
この人の今後を勝手に心配するがゆえにそんな暴言をなげかけた上で。そろそろ、立ち上がった。
「本当に、飲み過ぎ注意だよ? ウザくって悪いけど性分なんでね」
オカン属性、とでも云うのだろう。ご自愛しない人にはうざったい説教がとんでしまう面倒くさい女は、ひら、と手を振り返して椅子を引いて。
「ん。いやいや、こちらこそー。おやすみなさーい」
そんな顔できるんじゃん。といい笑顔をみてつられたように、にっこりと笑い返しておやすみなさいしてさよならしました。外にでると案外寒くて少し小走りに帰途に着くのだった――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からティアフェルさんが去りました。
■イディオ > (去っていく彼女の言葉は色々グサグサとくるものがある。やはりあれだろうか、とは言え、彼女のいう事は色々とためになるはずだ、女の子から見て、どういう物が良い悪いというのをストレートに言ってくれるのだから。)
野菜と酒と……か。ナンパ癖よりも、か……。
(正直、そっちの方が衝撃的であった気がする。そっかぁ、とマスターに何か可哀そうなものを見るような目で出されたロールキャベツ。
もそもそと食べるが、SHOCKが大きすぎて味を感じられないそんな気がする。)
しかし、体臭きつくなるのは流石に嫌だしなぁ。
もう少し、考えるか………。
(彼女が居なくなった酒場、冒険者たちはいまだに思い思いにワイワイ楽しんでいる。そんな中、男はジョッキに残った其れを飲み干して。
お腹もいっぱいになったので、ごちそうさま、と、代金を払って、店から出るのだった。)
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からイディオさんが去りました。
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 王都の一角、空き地に立てられた小屋ほどの大きさのテントは、知る人ぞ知る少年薬師の住宅にして、店舗でもある。
冒険者や商人、軍人や娼婦などが様々な需要を求めて訪れる、なかなかに粒ぞろいの品、
どのようなリクエストの薬にも柔軟に応えるその腕前は、近頃ちょっとした評判になっていて、
まずまずの薬の売れ行きと、気の良い大人たちに褒めてもらい、感嘆してもらえた少年はご機嫌で薬の仕込みをこなしていた。
「イモリのしっぽに、妖精の羽根、アメーバキノコと~♪
…ええと、サキュバスの、…その、えっと…サキュバスの、アレ~~……っ♪」
6畳ほどの広さのテントの店内で、少年はくるくる小躍りしながら鼻歌交じりの適当なメロディで、
手際よく冒険者の心身を支える薬を下ごしらえしていく。
…途中、ちょっと歌詞にしにくい材料があったのか、誰も聞いていないであろうにもかかわらず、
ごにょごにょとあやふやな歌詞にしてごまかして…
テントの室内には焼き肉に桃汁を垂らしたような、妙にジューシーで熱気のこもる香りと、
うっすら桃紫色のモヤが漂い、それはテントを外から見れば、
いかにも妖しげなテントから、怪しげな桃色の煙が立ち上る光景で。
■タン・フィール > すんすんと、小鼻を慣らしてその香り具合から出来栄えを想定し…
「ええと~…こっちは気付け薬。 これは精力剤。 これは、誘惑剤、これは、対誘惑剤…。」
男女ともに、精力と気力を増し、眠気を吹き飛ばし、闘争・性・食事や快楽への欲求を増す、
甘ったるい桃色の「本能を沸き立たせる原液」
それを、蒸留水で50分の1に割ったり、火にかけて水分と蒸発させ、濃密な結晶の粉薬にしたり、
心を鎮める茶と混ぜたり、酒に混ぜたり…と、
様々なニーズに合わせた調合を施して瓶に詰めていく。
使い方次第では、サキュバスなどの淫魔に襲われた際に、彼女たちへの魔除けとして作用するどころか、
虜とし、主人として淫魔たちを使役すらできる強力な代物。
その相場を知ることもなく、生み出す技量だけが備わった少年は、その精力剤を破格で店の棚にならべて。
「~~~♪ これ、評判いいんだよね、どんどん作っちゃわないとー」
なおも薬作りに没頭していく。