2020/03/25 のログ
ご案内:「隠れ家」にビョルンさんが現れました。
ご案内:「隠れ家」にアカサギさんが現れました。
■ビョルン > 昼間に貧民地区のある廃屋の外壁に滑石で呼び出しのマークと時間を書き込んで日没。
屈託なく隠れ家を訪れた義妹に「素っ裸でベッドに上がって待っていろ」と支持を出したのが小一時間程前だろうか。
まだ寝室には向かわずに自分で煎れた珈琲など飲んでいる。
ちなみに今日はすこぶる機嫌が悪いのは睡眠不足のせいだけでもないようだ。
■アカサギ > 「……いやぁ……」
呼び出しを受ければ、すぐに隠れ家に向かうのがアタシの心意気!
……なんだけど。家に着いてすぐに全裸でベッド待機とか。
いや、嬉しいですよ? もちろん期待しちゃってますけど。
……も~一時間ほど経過してるんですけどぉ。
「あ、アニキ~……早く来てくれないと。
マヌケさ加減が凄いし、風邪ひいちゃうよぉ」
なんて呟くけど、まぁアニキには聞こえていないだろう。
とりあえず、アタシは毛布に包まって、ごろごろとベッドを転がっておく。
■ビョルン > マグカップの中身を飲み干し、ふぅと息をつけば大儀そうに金糸の髪掻きながら寝室へ向かう。
ドアを開けば目に入るのはベッドの上で蓑虫状態の義妹、なんだろうか。
「なんだ、まだ居たの」
己の言いつけならまず背かないであろううちの一人である義妹。
ベッドの枕元に立って見下ろしながら、柔かい口調と笑みで言葉を投げ。
■アカサギ > 「……」
ようやっと登場したアニキ。しかして、呼気から暖かさを感じる。
……え~……? 義理とはいえ妹を全裸待機させておいて。
自分はあったかい飲み物飲んでらっしゃいましたかぁ……?
「……えっと、アニキ。
なんか、機嫌悪い?」
いや、わかってはいるんだけど。
つい、聞いちゃった。
大抵、イライラしてる人って、イライラしてます? とか。
そうたずねると余計にイライラするんだよねぇ……。
■ビョルン > 「そんなわけないだろ?
退屈してどこかへ行っちゃったかと思ったもんね、むしろ嬉しいよ」
今日はまだ昼間の服装のまま。
指先で引っ掻けてネクタイを緩める。緩めたついでに解いて、襟元から抜く。
「見てくれ、こいつは上等なシルクでできてる。
──とても大事にしているんだ」
見下ろしたまま、そのままアカサギの両手首をタイで一絡げてベッドの枕元の柵に固定したい。
抵抗を受けなければ、毛布も剥ぎ取る。
■アカサギ > 「それはありえないよ。
アニキの命令は絶対だもん」
いやまぁ、退屈はしてましたけど。
オマケに体も冷え冷えなんですけど。
待てと言われたら待ち続けるのが忍ですからぁ?
「……シルク、ねぇ……?
……あ……えっと、兄貴……?」
そのシルクのタイで、手首を縛られてしまう。
あらら……これ、なんか兄貴ちょっと様子が変だなぁ……。
でもまぁ……こういう時にアタシがやることなんて決まってるよね。
「……んふっ」
とりあえず、スマイルである。
兄貴が何を考えてて、何をするつもりなのかは分からないけど。
アタシとしては、それを受け入れるだけだし。
■ビョルン > 「口では何とでも言えるってこと、嫌って程知ってるんだよ。
俺ももう、本家の坊ちゃんじゃあねえんでな」
つい言葉が荒くなりそうで一旦距離を取る。
ベッド以外ではこの部屋に唯一の、椅子を窓辺から引いてきて背もたれ側をベッドへ向けて跨ぐように座る。
行儀が悪いと嗜める者も居ない故。
そうして椅子の背もたれへへと肘をついて眺める義妹の姿。
「何、笑ってんだよ」
それが己をより苛立たせた。
今座った椅子を立ち上がり、ちっぽけな体を見下ろす。
■アカサギ > 「ひど~い。アニキのために身を粉にして働いたりしてるのに?
アタシの愛と献身を疑う訳?」
と、こう口にするものの。この辺りはまぁ仕方ない。
そもそもアニキの立場で人を信じまくってたら。
それこそ、ほんの数日で一文無しの路上生活だろうしね。
「ん~ん。別にぃ。
ただ、兄貴が何したいか分からないけど。
とりあえずは、アタシは兄貴のしたいようにしてもらえれば、って思ってるだけ」
う~ん、こりゃあ兄貴、ずいぶんとイライラしてるなぁ。
何かしら理由はあるんだろうけど。
……多分聞いても教えてくれないだろうしなぁ。
まぁ、それはそれで。兄貴のストレス解消の役に立てれば、アタシとしてはいいんだけどさ。
■ビョルン > 「疑う訳」
こんな日は余計に、義妹の声がきいきいと耳障りに響く気がする。
カチャカチャと音を立ててベルトの金具を外して緩める。
「──誰にでも言うんだろ、それ」
ウエストベルトとファスナーは緩めることはなくずるりと革製のベルトを抜いて手にすれば、天井に触れない長さに持ち直して振り上げる。
そうしてベッドの上の裸身へと振り下ろす。
無防備な下腹へ、それから右と左の乳房へと続けざまにフルスイングで打ち付ける。
■アカサギ > 「疑う訳だ」
うんうん、と。そう切り替えしてくるだろうな~、とは思ったので。
その部分を繰り返してみる。
なんというか。アニキはそういうところで苦労が絶えない。
っていうか、そういう環境に身を置いている以上は仕方ないんだろうけど。
「酷いなぁ。そんなわけ無いじゃん。
……今のところは」
兄貴の指摘には、アタシはへらへら笑いながらそう答えておく。
いやまぁ、前に兄貴とエッチした時も会話に出た気がするけど。
アタシ自身、兄貴のことを好いてはいても愛しているのかが分からないわけで。
誰かに恋に落ちたら、そりゃあその人にも同じことは言うとはおもいますけどっていうかえ、何してらっしゃるのお兄様ー!?
「きゃうんっ!?」
思いっきり振り下ろされるベルトに、思わず悲鳴を上げてしまうが。
兄貴は何度も身体にベルトをたたきつけてくる。のだが……。
(……いやまぁ、訓練で痛みには慣れてるから。
そこまでじゃないにしろ……!)
痛いは、痛い。ガマンできるレベルでも痛いものは痛いのです。
……っていっても。兄貴相手に反撃もできないしねぇ……。
それに、ちょっと、こういう兄貴を見るのも。悪い気分ではなかったり。むふふ……あだだだだ、痛い、胸はやめて、胸は。
■ビョルン > 「もう、いいよ。
お前黙れ」
これが普通の女相手ならこのまま放り出して野犬の餌にしてやろうかとか脅す言葉も出すだろうけれど。
義妹が修行を積んだ忍びの者だとかいうのが本当ならば、そんなもの怖くもなんともないのだろうし。
万事言葉も尽き、どう脅そうと『いいよー』とか『兄貴がしたいならー』って声が返ってくるんだろうって、考えただけで疲れた。
視界の隅、ベッドの下の脱いでまとめた衣服に目が行けば一枚拾う。布の感じからすれば下着のようだが、異性の下着の種類など知らぬ。
「これでも食ってろ」
まだへれへれ笑うようなら義妹の口にそれを捻じ込んで言葉も笑みも封じるつもりだ。
そうしてまた、腕を振り上げて正確に狙い定めた位置へと振り下ろす。顔と細い手足は避けて体幹の全面、全て。
隈なく内出血をさせる頃には軽く息が上がる。
その殴打は相手の反応がなくなるまで続くだろう。
■アカサギ > 「えー、酷くない!?
アタシからやかましさを取ったら愛嬌半減ですよ!?」
う~ん、これは重症かも。
アニキって、結構イライラしてる時もあったけど。
……ここまでの状況ってのは、初めてかも……って。
「んむぅぅううっ!?」
次の瞬間、口に何かを押し込まれる。
アニキの動きが早かったし、身体をベッドに固定されてるから良く見えなかったけど。
いや、それが何か、なんてのはこの際問題じゃない。
さすがに、口を物理的に封じられるのは不味い。
だって……。
「んぅぅうううっ! んぅっ!
ふぅううううううううぅっ!」
殴られるってことは、ダメージがあるってことで。
ダメージがあれば、呼吸に影響が出る。
鼻呼吸だけでいつまでも平常を保てるほど、人間は強くはないわけで……。
「……っ……。
~~~っ……っっっ……」
何回殴られたか分からないくらい殴られた。
さすがに、全身余すことなく痛い。
呼吸を阻害されてるものだから、覚悟も、ダメージ分散のための構えも足りなくて。
痛みのせいで、涙が滲んだ。痛いし、痛いし心も痛いし。
兄貴に、ここまで殴られるとか。はじめてかもしれない。
「……っ……」
泣こうにも、口がふさがれてて声も出ない。
そりゃあ、ちょこちょこ、ぽかん、と叩かれたりくらいはあった。
でも、ここまで本気で殴られるなんて、初めてだ。
今すぐ、この場から逃げ出したいけど。殴られすぎて、力が入らない。
もしかして、このままアタシ、兄貴に殺されちゃうのかな、なんて。
そんな思考すら浮かんでくる。
■ビョルン > 「始終隠密行動でもしてろ、すけべ女」
ふたなりの騎士団長。
それに嬉々として犯され、愛人契約を結ぶウサギミレーの女忍者なんて他に居ないだろう。
平民地区で住民を物色していた騎士団員から聞こえた話に核心は得た。
振り下ろし続けたベルトの代替鞭を、義妹がぐったりしたと見れば手放す。
ベッドの上に上がり、その力の抜けた下肢を開けさせてその間に座り込む。
無造作に女陰へ手を伸ばせば、物でも扱うようにぐいぐいと陰核を摘まんで捏ねる。
それで相手の気が幾らか戻るならそれも良し。
■アカサギ > 「……ふ、ぅっ……」
アタシを見下ろす兄貴の目は。
少なくとも、いつものそれとは全然違くて。
(……っていうか、マジで、痛い……。
……骨とかは、折れてはないみたいだけど……)
幸いだったのは、ベルトで殴られたということで。
骨に異常が無いのは自覚できた。
ただ、痛みが酷すぎて、体は全然動かない。
そもそも、訓練で痛みに耐えられるようになっても。忍の基本は。
『見つかるな喰らうなイザとなりゃ逃げる』なんだから。
「……っ! んんんんんんぅぅぅうぅぅううううっ!?」
ぼー、っとしていた思考が。また別の痛みで急に覚醒させられる。
痛む身体に力を込めて、なんとか兄貴の方を見ようとするんだけれど。
ぎりぎり見えたのは、近くにいるってことくらい。
痛みの元が、下腹部にあるっていうのは分かるから。何かされてるんだろうとは思うんだけど。
「んっ、んぐぅぅうううっっっ!」
もう、全身の痛みが混ざりすぎて、どこがどう痛いのかも分からない。
身もだえしようにも、全身ひりひりずきずき。
なんなら、自分で動いて自分で悶絶できるレベルの痛みである。
……いや、コレ、マジでやばいかも……!
■ビョルン > まんべんなく広く浅い打撲を。
なるべく打音とインパクトの衝撃強めに──打っているうちに力加減することを思い出して広く痛く後遺症はなくという仕上がりにはなった、筈。
今は痛みの中、痺れて身動きも取り辛いというところか。
それでも生存環境では割と『性』は優先されるものだ。
乱暴にでも刺激を加えれば、控えめな花芯も硬さを持って主張するだろう。
それを見定めて、スーツの内ポケットからなめし皮のケースを取る。
中身から抜き出すのは柄付きのピアッシング・ニードル。直径は、一般的なロングパスタ程もあるだろうか。
「──ふ、」
愉快さが口から零れたような声が音になる。
再び陰核を揉むと、その下をちくちくと針先で擽る。
無論、擽っている感覚なのは己だけだろう。
これからの行為の予測が立てられるような間を置いたら、ぐい、と力を掛ける。
──右から左へ一気に突き抜けることはなくちょうど半ば、未貫通で止めて、
「痛い? 痛いか? ああ、喋れないんだっけ──」
あはは、とこの日一番快活な笑みを上げる。
■アカサギ > 全身のダメージのせいで、なんだか頭が熱を持ってきてる気がする。
……そもそも、アタシも修行の途中からは、いわゆる被弾を減らすスタイルになってたわけなので。
ここまで痛めつけられたのも、ずいぶんと久しぶりな気が……。
「……ん、んぅっ……?」
強い痛みの中、なんだか兄貴の気配がちょっと変わったのを感じ取る。
なんというか……良く見えないんだけど。
何かを取り出したような気配……。
そして、小さな吐息の音。……あぁ、なんか。
すっごく今、頭を回さないといけない気がするんだけ……。
「ふぐっ!? ……んぅっ……。
っっっっっ!? んんんんんんんぅううううううううううううっっっ!?」
瞬間、激痛に体が思わず跳ねてしまい、更に全身の痛みにより悶絶することになった。
痛い、っていうかめちゃくちゃ痛い!
さっきまでのダメージなんて比べ物にならない痛さ!
何をされたのか、よく分からないけど……!
とにかく、アタシの、クリトリスが、なんかされてて、痛い痛い痛いぃっ!
「んううううううううっ!
うぅぅううううっっっっ!」
ヘタに体を動かせば、激痛で苦しみが長く続くだけだと理解し。
アタシは、ベッドに身体を落ち着け、呼吸を……。
って鼻呼吸で呼吸を落ち着けられるかって話ですよ!
なんだか知らないけどめちゃくちゃクリちゃん痛いんですよ!
あぁぁぁぁぁあああまた涙出てきたぁぁぁ……。
っていうか鼻の奥もツンツン痛んでるしぃぃぃぃ……!
■ビョルン > 針先はまだ肉襞の半ば。
そこで相手の体がびくりと跳ねれば、ククッと喉奥が鳴る。
「あんまり動くと千切れるぞ?」
痛いんだろうか。
痛いんだろうな。
敢えて半ばでしばらく止める。
そう、状況判断して冷静さを取り戻すには十分な時間だ。
そうして、ピアッシングはひと刺しで三度の痛みの山がある。
刺すとき
貫くとき
抜くとき
粘膜ならではの柔らかく弾力のある手ごたえを楽しんでいる。
しばらくそうすればまたいきなりぐいと力を掛けて押す。
針先が内側から肉質の組織を柔らかく押し上げる。
その圧に伸びても耐え切れず敗れた粘膜からついには血の球と一緒に針先が顔を出す。
右手の道具でそんな繊細な部分を貫いてからぐりっと手首を返して針を回して反応を見て遊べば今度は勢いに任せて針を抜いた。
無論、そこそこな出血だろう。
■アカサギ > 「っ!」
その兄貴の言葉に、思わず息を飲んでしまう。
千切れる、っていうのは、そういうことなんだろうと理解できる。
なんだか知らないけど、とにかくこの痛みは。
兄貴が、何か、アタシのクリトリスに。
良くないことをしているということだけはわかって。
「っっっ! ふぅううううううううっぐうぅうううううっ!!!」
再度の痛み。とにかく、もう形容できないくらい痛い。
該当する言葉があるなら、激痛としか言えない。
目の前は涙で滲んで、それだけじゃ足りなくてちかちか明滅して。
痛みで気絶しそうになるんだけれど、痛すぎてそれもできなくて。
「……ふぅううっ……う、ぐ、ぅぅっ……!」
呼吸がしづらいったらない。でも、どうしようもない。
さっきから、ずっと痛いのが続いている。
なんだか、よくわからない不快な感触の後。
また激痛。兄貴は、何をしてるんだろう。
だんだんと、思考が痛いに染まりすぎて。物をうまく考えられなくなってくる。
ただ、何かが肌を伝う感触がやけに生々しくて。
(……ぁ~……血、かなぁ、これ……)
血。血が出てるんだと思う。
血が出るようなことをされたんだと思う。
悲しい。痛い。辛い。涙と鼻水が溢れた。
多分だけど、そりゃあもう酷い顔してるんだろうなぁ。
そんで、それを兄貴は見てるんだろうなぁ。やだなぁ……。
■ビョルン > 道具のお陰で己に手は汚れぬまま。
義妹を落ち着かせるまでもなく、今度は油紙から細く短い銀の棒を出して先程穿った穴へと挿入する。
無論、傷口なだけに無痛で済まないだろう。
「今、仕上げてやるからな──ふふ、」
細い銀は指先で容易に曲がり、陰核に添ったループを描く。
あくまでもうっ血はせぬほどの圧で包皮を持ち上げ小さく尖った性感帯を常に露出させておく。
その形を完成させてしまってからは、今は血液で、後は愛液で滑って外すことは困難になるだろう。
「──俺のこと考えて、始終股ァ濡らしてろ馬鹿女」
その言葉の意図がわからないなら、知らしめるべく。
まだ血の残るそこへ舌を伸ばして、舐め清めるように押し当てて擦り。
■アカサギ > 「ふが、ぁ、んんんんんっっっ!」
血が流れるほどの痛みも、思考がぼやければ、多少なりとも鈍く感じたのだが。
そこに、また違う痛みが襲い掛かってくれば、喉が勝手に苦悶の声を漏らしてしまう。
「ふ、ぅ、ぅぅっ、うぅぅぅぅぅ……」
何度も何度もくぐもった絶叫を溢れさせた喉が、ひりひりと痛む。
涙で滲んで、兄貴が何をしているのかはまったく分からない。
ただ、感触で。何かを付けられた、ということはわかるけど。
「……っ……っ……」
アタシの喉は、頭は。もう、返事を返すことを選択できなかった。
いっそ死んじゃいたいくらいの、激痛。
身体も、心も。痛んで痛んで、軋んでしまうほどの兄貴の行為。
じんじんと痛むそこに、熱くて、濡れた何かが押し付けられるけど。
アタシの喉は、ただただ嗚咽を漏らして、身体を揺らすことくらいしか出来なかった。
■ビョルン > 血色素の味、鉄錆の匂い。
「なんだ、鳴けよ──ああ、そうか」
今噛ませたの取ったらなんて声が出るんだろう、もうさすがにナマ言いはしないんだろうか。
その好奇心に耐え切れず、血の付いた手を伸ばして唇からはみ出た布切れを引っ張る。
そうしても相変わらず、露になった部分に執拗に舌を這わせる。
出血はまだ完全には止まらず、海を煮詰めたような匂いがしている。
■アカサギ > 「は、ぁ、ぁ……」
口に詰められた物がなくなる。
ようやっと、呼吸が楽になる。
「んぅっ……あ、ぁ、あっあっあっ……」
痛みはまだ強くて。だけど、次第に、その痛みの奥に。
なんだか、しびれるような快感が感じることが出来て。
「んっくっ……ぅぅ、ぁっ……。
や、ぁ、っ、やぁっ……」
でも、その快感も。全身の痛みを抑えるほどのものではない。
アタシの身体の奥で、じわじわとキモチイイが広がるけど。
喉から出る声は、か細く、本当に小さく喘ぐ声。
■ビョルン > 細い銀が柔らかく包皮を押し上げているのならば指先で直に刺激するのも楽だ。
その声は痛みゆえの嗚咽とも、快感からの喘ぎとも聞き分けられず触れるのを止める。
黒髪をぽんと撫でて耳元で囁く声。
「 取ろう なんて、思うもんじゃァないぜ──なぁ?」
判ってるだろ、と耳朶擽って手首を戒めていたタイを解く。
承諾の声は聞いたか、聞かぬか。
ベルトを拾うと着衣を直し、ここを出てどこかへ。
■アカサギ > 「……」
頭を撫でられても、うれしさが湧き上がらない。
そのまま、兄貴の気配が部屋から消えて。
「う、ぅぅっ、うぅぅぅぅぅぅううううっ……!」
アタシは、ようやく声を上げて泣いた。
泣くことができた。
痛い、辛い、寂しい。
そんな気持ちを吐き出しても、部屋には、アタシしかいなかった……。
ご案内:「隠れ家」からビョルンさんが去りました。
ご案内:「隠れ家」からアカサギさんが去りました。