2020/03/03 のログ
■インク > 少年も、かなり腹を空かせていたので勢いよく食べるが、
それにしてもミストの食べっぷりは見てて気持ちが良いものだ。
お気に入りの店に連れてきた甲斐もある。
「優しい人ですね、ミストさんは。
うーん、そうだなぁ。
ミストさんもお仕事でお疲れでしょうし……。
ちょっと疲れを癒しに、今度は近くに温泉にでも入りに行きませんか?」
少年もそろそろ春の休暇に入る所だ。
もし、都合が合うならば、と誘ってみる。
近場とは言え、二人での温泉旅行だ。
食事よりも一歩踏み込んだお誘いだが、返事はどうだろうか。
■ミスト > すっかりとここが酒場ではない事を忘れて食べてしまい。
途中で顔を上げて少年を見ては、美味しいねと笑って。
「そんなことないよ、頑張ってるインク君にそうしてあげようかなって思っただけだし。
誰にでもする訳じゃないんだよ。
ボクは疲れてるっていうより……この前の出費が……。
温泉?行ったことないけど興味があるから行ってみたいかな」
行ったことはないがこの国にはそう言うのがあったと少年の言葉で思い出し。
一人なら先ずいかない場所、少年とならいいかなと考え……。
あまり深く考えずにいいよと頷いて。
■インク > 美味しそうに食べるミストの顔は、
眺めているだけで癒される。
「良いですね、ぜひ行きましょう。
この辺りは良い温泉宿も多いですし、行った事ないのはもったいないですよ。」
正直、少しくらい難色を示されるかもしれないと思ってはいた
が、意外と色の良い返事にちょっとだけ驚く。
しかしインクには願っても無い事だ。
どこの温泉にしようか、と、早速心を躍らせる。
「あれ、何か出費がかさんだのですか?
お金の事なら心配しなくても大丈夫ですよ…!」
こういうと嫌味かもしれない、が、インクは貴族の息子である。
放蕩ドラ息子と言ってもいいかもしれないが。
多少の金には、困らない暮らしぶりだ。
■ミスト > 美味しそうに食べていればふと少年の視線に気が付き首を傾げ。
「うん、でもボクはそういう手配苦手だから…お願いしていい?
そんなにいい宿が多いんだ……でも高いよね?」
前回の事は恥ずかしいがアレはお酒の過ち、少年は故意にはしないと考え。
だから普通に温泉を楽しめるとという考え。
ただ手配は御願いという感じで。
「ちょっと色々と……ね?
ボクも少しは出すからね」
そこは年上の意地、全額奢られたりはしませんとツンとして。
そうして少年と楽しい会話を続けては食事を続け。
二人で楽しい時間を追えれば家まで送っていく事となるはずで
■インク > 「僕としては、少々お高いかも知れなくても、良い宿にしたいですね。
せっかくの、ミストさんとの温泉旅行ですし。」
狭くて騒がしい宿よりは、落ち着いた所で二人で過ごしたい。
もちろん、あわよくば……という下心はある。
ミストの様な女性に、そんな下心を抱かない方がむしろ失礼だと、少年は思っている。
「ま、この時期色々と出費がかさむ時期ですものね。」
武具でも新調したのだろうか。
ひとまずこの場では、深く聞かないことに。
「ありがとうございます、そんなに無理はさせませんので。」
食事も終わり、食後に紅茶を飲んだ後、
ミストの厚意に甘えて自宅まで送って貰った。
そうして、次の約束も取り付ける事が出来た。
早く休暇が来ないものか、と心を躍らせる少年なのであった。
ご案内:「平民地区」からインクさんが去りました。
ご案内:「平民地区」からミストさんが去りました。