2020/02/10 のログ
ご案内:「平民地区 通り広場」にイディオさんが現れました。
イディオ > (様々な道路の交差点にある広場、其処には人々が集まりやすい場所である、行きかうその場所には、様々な人がいるもので、その中に、冒険者もまた居るのだった
今は特に依頼を受けているわけではなく、オフの日と言えばいいだろうか、冒険者となってそれなりに経ってはいる物の、町の中にはそこまで詳しくもない。
だからこそ、町の中を散策する必要があると、男は思って居るのだ。何せ、町の中で行う依頼だって有るのだから。)

とは言え、まあ……そんなに多いわけではないのだろうけれど。

(ある程度の土地勘ぐらいは持っておきたい、特にギルドの周辺とかその辺り位は。と、男は考える。そして、もう一つ。冒険者ギルドは兎も角、そろそろ拠点となる冒険者の宿も探さないとな、と思って居るのだ。
なぜなら、冒険者の宿一つでも、千差万別だ、冒険者の質や数など、主のコネとかも。
出来ればいい所に泊まりたいものだ、と考え、その為にはやはり、町の中の散策が必要となるのである。
だから、男は一日を使って街の中を歩くのである。)

イディオ > しっかし……、冒険者の宿ってのはピンキリ、だなぁ。

(冒険者が宿としてとるための場所は様々な場所にあるのだ、それぞれに特色がある、値段や所属する冒険者、主……部屋の質などもある。
此処だ、という一か所に決めていないのは、様々な場所をめぐって決めたいという思いが有るからであり、逆に言えば、どれも同じであれば、何処でもよくなってしまうのだ。
今のところ、之だ、と思える様な冒険者の宿は見つかっていないのだが。)

何を、重視するか、によるか。

(少し歩き疲れ、男は近くにあるベンチに腰を掛ける。道行く人々を眺めてから視線を空に向けて考えるのだ。自分は、冒険者の宿に何を求めるのか。
依頼の数なのか、人員なのか、値段なのか、安全なのか。
様々な選択肢があり、その中から自分の一番というものを決めなければなるまい。
ふむ、と男はベンチの背凭れに背中を預けつつ、思いをはせてみる)

イディオ > (もう少し、冒険者の宿に関しては保留でも良いだろう、沢山の店が有るのだから、暫くはあちらこちらと移動すればいいだけの話だから。
依頼に関しては、冒険者ギルドで得ればいいのだし。
暫しの間、思考して、思考に疲れて、それで良いか、と決めることにした。
別に宿に置いておくほど荷物が有るわけでもなし、今現状宿に求めるのはベッドと、美味しい食事だけなのである。)

其れならまあ、良いか、良さそうな店に当たりをつけるくらい、かな。

(それでいいか、もう一度男は思考して、締めることにした。しばらくぼんやりしていたが、少し腹が減ったので近くの売店で、何かしら軽い物でも買って食うか、と身を起こす。
串焼肉とかでいいか、男は良い匂いに誘われるように、串焼肉の屋台に向かう事にする。
まもなく、串焼肉の店に到着し、串肉を4つほど注文する。
其れなりにたくさん食べるのは冒険者らしいと言えるだろうか。)

イディオ > (もぐもぐ、串焼肉をかじりながら男は歩いていく。もくもくもぐもぐ、肉をかじり、それを咀嚼し飲み込んでいく。4つ程食べればそれなりにお腹は膨らむ物で。
よし、と軽く息を吐いて男はゴミ箱に串をポイ、と捨てることにする。)

もうしばらく、歩き回るか。

(軽く息を吐いて、そのまま男は歩いて雑踏の中に消えていくことにする。
何処にでもいるであろう冒険者の一日だという事なのであろう。)

ご案内:「平民地区 通り広場」からイディオさんが去りました。
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
ご案内:「薬屋のテント」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 王都の住宅街と市場を挟む路地、空き家や空き地が並ぶ区画に、
ちょこんと設置された小屋ほどのテントからは、薄桃色の煙が甘い匂いとともに漂っている。

幼い少年が店として構えた其処は、子供のお遊戯でひらかれたお菓子屋さん…などではなく、
王都から許可を得て、冒険者や魔道具屋などにも薬品を提供する、れっきとした薬屋である。

テントの天幕をくぐって店内に入れば、民族調の絨毯やタペストリーに彩られた4畳半ほどの店内に、
無数のビーカーや薬瓶、不気味なものから奇麗なものまで、
動植物が干してある独特の景観が広がり、
その中央のカウンター・テーブルにちょこんと座った幼い店主が、
出来上がったばかりの桃色の液体を、蜂蜜をちびちび舐める子供のように指先に乗せては味わっていた。

「ん、…んんー… おいしいといえばオイシイ…んだけど、
あまくすれば、いいってもんでもないよね…」

本日、開発したのは苦味の強い体力回復を、甘く摂取できるように工夫した代物。

しかし、「美味しすぎる」ことが仇となり、少量でも十分に体力の全快がみこめるものを、余分に摂りすぎてしまうのでは?
という問題点に気づき、どうしたものかと思案しながら、
試作品たる甘露を「処分」している、

とっくに体力気力の上限を超えて回復してしまいながら、実によろこばしそうに。

タン・フィール > 「あっ…そうだ、おちゃ、お茶っ」

口内に広がる甘みに、悦びに混じって若干の飽きがきたころに、
この甘味の回復薬にふさわしい、気力や魔力を回復させるハーブを煮込んだお茶も用意していたことを思い出し、
いそいそとテーブルに異国の茶器を広げて、丁寧に淹れていく。

「うーん…戦闘中の、咄嗟に一気に回復させる用じゃなくて、
キャンプ中や食事中に、ゆっくり体力気力を回復させるための、食事用に売るのが、いちばんいいかなぁ…?」」

と、冒険者たちがその日の行軍や冒険を終えた後のひとときには、
この甘味や落ち着く香りも、旅の疲れを癒やす一手になるのではと、
少年の背丈には大きいイスの上でぱたぱた足を揺らしながらティータイムに耽る。

タン・フィール > 「んっく…ぅ、ぽかぽかしてきた… ちょっと、食べすぎたかも…」

気力を増すお茶うけに、強壮の回復薬の甘露。
どう考えても滋養過多の取り合わせに、小さな体の中で血液が脈うち、精力が血管を巡る。

火照ってきた身体を示すように、手のひらはむず痒いほど赤く熱をまして、頬は紅潮し、
つややかな黒髪が僅かに額やうなじに張り付くように汗ばんできて…

「…~~~っ…やばっ… っちゃんと、適量…おぼえとか、ないと…っ」

まるで、風邪のひきはじめのような、わずかな寒気と、妙な高揚。
椅子の上で落ち着き無く、さらされている太腿を擦り合わせながら、熱を帯びた息を吐いて、大きな赤い目を細める。