2020/01/27 のログ
ご案内:「薬屋のテント」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 夜もふけ始める頃、自宅にして店舗である薬屋のテントの前で、
焚き火の前で暖を取る、小さな人影。

「ふぅー…っ…寒い…っ …でも、しっかりアタマ…っ、 冷やさなきゃ。」

雨風を遮れる上質な素材でできたテントの中には、薬を煮詰める鍋などが並んでいることも有り、室温は十分。

では何故寒空の下で少年店主が焚き火にあぶられてるかといえば、
実験中の風邪の予防薬を味見してみた結果、予期できた副作用の一つ、
異様な火照りと気分の高揚に襲われてしまい、
身体はしっかり温め、頭は冷やす頭寒足熱の処置で鎮めようという魂胆。

夜風が吹けば、少し汗ばんでいた額が一瞬心地よい冷気にさらされ、
数秒も続けば寒さを覚える、真冬の夜涼み。

タン・フィール > 「う~んと…熱は平熱かやや微熱… セキや頭痛はないけど、
微弱の… えーっと…なんてかくんだっけ、 めーてー、かん?」

シャカシャカと懐から取り出した羊皮紙に、
自分の身に起こった薬の作用を簡潔に記していく。

具合や気分が悪いわけではないが、どうにも発散させどころのない熱に朦朧としながら、
羊皮紙には子供らしからぬ達筆で滑っていく医学の専門用語。