2019/12/11 のログ
ご案内:「貧民地区公園」からポチさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > トゥルネソル商会、富裕地区と、平民地区の境目の大通りにある大きな大きな商店。
 広大な土地に4階建ての煉瓦造りの建物、そして、その中には様々な物品が陳列されているだけではなく、輸送サービスなども手掛けている。
 ダイラスを本拠としているその商会、マグメール店は分店にあたり、その店長は、商会の会長の娘である少女が取り仕切っている。
 今日もマグメール店は営業をしていて、お客様をお待ちしております。

 店長の少女は、基本的には事務室で事務作業を行っている物の、ミレーの店員では対応できないようなお客様がいらっしゃればすぐに駆けつけるようにしている。
 今は特段そういうお客様が居ないので、今のうちに、と帳簿などの作業をしているところである。
 一応窓から店の内部を見ることもできるので、何かあればすぐわかるだろう。
 呼び出しさえあれば、何時でも駆けつけることも、出来るのだ。

リス > 「ん……むむむ。」

 売り上げに関しては問題はなさそうである、正直言って、良いものを安く売っているし、周囲の値段とかもそれなりに気にしているから、問題はないのだと思っている。
 何故唸るかと言うと……単に、売れて在庫のバランスが良くないという事なのである。
 人気商品と言っても、人気は流動するものである、今在庫が薄い人気商品をどれだけ取り寄せるかと言う所。
 多すぎても売り切れないだろう、少なすぎると足りなくなるだろう。
 そして、流行が何時去るのかが判らない。
 それらを考えて注文をしないといけないので、何時もこの品物の注文が一番悩む物なのである。
 とは言え、これでも百戦錬磨の商人でもあるし、人には言えない特技もある。
 なので、今回はこのぐらいよね、と、買い付ける量を決めるのだった。

 お客様対応は不足なくできているだろうか。
 ふと気になって、事務室の窓から店内を覗くことにする。
 ミレーの店員たちの様子を見るために。