2019/11/07 のログ
ご案内:「路地裏」にメリュジーヌさんが現れました。
メリュジーヌ > 本来であれば街が眠りに落ちるには、まだ早い時刻──
しかし、その界隈はしん…と静まり返っており、一足先に眠ってしまったかのようだった。
特に裏路地ともなると、人とすれ違うのは珍しいくらいである。
ただ、この界隈を経由して移動する者などが、たまに見かけられはした。

メリュジーヌ > そんな場所で、何の目当ても無さそうにぶらついている女の様子は、異端だった。
先ほどすれ違った酔っ払いなど、「おおっ」と驚きの声を漏らしたほどである。

さて、女が何をしているのかと言えば──
人漁り、である。
欲望の捌け口を探して、ふらりふらりと彷徨う姿は不規則に飛ぶ蝶の如く。

メリュジーヌ > 娼館にでも足を運べばいい、という話でもあるが…
女はそれを好まなかった。
商売で股を開くような手合いは、ありていに言ってそそらないのである。
こればかりは女自身でもどうにもならず、言うなれば業だった。

無論のこと、その程度で悲観的になるほど脆くはない。
今や、欲求が募る時間も、こうして地道に獲物を探す時間をも楽しんでいる。
時間をかければかけるほど、それを発散した時の悦びも大きい。
自分が欲求のはけ口にされる事態を考えていない辺りは、傲慢さの顕れか…

ご案内:「路地裏」にファイネアさんが現れました。
ファイネア > ~♪

一本離れた裏路地から、かすかに届いてくる鼻歌。
小脇に短い槍を抱え、傍らの木箱に酒の小瓶を置きぼんやりと佇んでいる。
パッと見に単独。暇な冒険者か傭兵が一人酒を楽しんでいる風だろう。
単に呑み屋で呑む気になれなかったので酒を買ってきて飲んでいる、というだけなのだが。
一人酒もたまにはいいわね~という風情。

傍から見れば無警戒で女一人で危なかろうに、と思われるようでもあるが…。
武装はしているのでそれなりに腕は立つと思われても不思議ではない。そんな様子であった。

ご案内:「路地裏」からメリュジーヌさんが去りました。
ご案内:「路地裏」からファイネアさんが去りました。