2019/10/24 のログ
ご案内:「無名遺跡」にファントムハンドさんが現れました。
■ファントムハンド > 「テレポーター」無名遺跡で見かける事が多い罠。
魔法陣かはたまた壁か宝箱か、無用心に触れると発動する典型的な罠である。
それは罠に触れた犠牲者を罠を設置した者が望んだ場所へと転移させる罠なのだが、その中の一つに更なる罠のある場所へと落す「テレポーター」が紛れ込んでいた。
転移先は密室。
狭くも広くも無い部屋。
部屋の中央には宝箱があるが、逆に言えばそれしかない部屋。
脱出を試みるのであれば天井を見上げると、其処にはポッカリと穴が空き、空から注ぐ月の輝きが宝箱をスポットライトのように照らしている。
その天井にある唯一外界に通じる穴なのだが、其処から脱出するにしても床から高さを数えて4m程。
宝箱が大きめなもので踏み台にしてジャンプするかしてもギリギリ届かないような高さである。
フック付きロープ、浮遊魔法、天井から脱するための方法は幾つもあるが、それすらも罠である。
もし無防備に飛ぶなら無数のファントムハンドがしがみつく事になるだろう。
諦めて宝箱に寄りかかり休むか、宝箱を開けるか、冒険者が犠牲者が選べる選択肢は幾つか存在する。
がその選択肢が奇跡を起こすか迷宮の一部になるか……。