2019/07/23 のログ
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 辛うじて言葉を紡いでいる様の恋人の姿を眺めながら、打ち付ける腰の勢いを更に増していく。
絶頂から逃れられず、己の肉棒を締め上げる膣内でじわじわと体積を膨らませ、昂った熱情をぶつける様に激しく下半身を打ち付けた。

「…良く聞こえないな。言葉と言うのは、きちんと伝えないと駄目じゃないか。聖書を読み上げる時に、そんな拙い口調で読み上げたりはしないだろう?」

何時射精してもおかしくない程に膨れ上がった肉棒を、彼女に圧し掛かる様な勢いで押し込んでいく。そして、ゆっくりと膣壁を擦りながら引き抜けば、再びこじ開ける様に突き上げる。
彼女が絶頂の暴風雨の中で言葉を紡げない事は理解している。その上で、悪戯っ子の様な笑みと共に、揶揄う様な口調で恋人に言葉を告げるだろう。
尤も、それに対するまともな返事を期待している訳では無く――

「……んぅ……ん、く……。……っは……喜んで貰うのは俺も嬉しいが、何度イったかきちんと伝えられないのなら、ちゃんとした御褒美はあげられないな。クレマンス?」

甘やかす様な口付け。舌を吸う彼女を愛おしむ様な穏やかなキス。しかし、一度離された唇から紡がれた言葉は、愉し気でありながら残酷なものだった。
肉棒が動きを止める。何度も絶頂を与えていた快楽が唐突に止まる。濁流の様に注がれていた快楽は、ダムに堰き止められるかの様に留められた。それどころか、わざとらしく大袈裟に、肉棒はずりゅずりゅと引き抜かれていくだろう。

だが、それは今更彼女を焦らす為のものではない。
散々に快楽の焔を灯し、絶頂へと堕とした恋人へ与えた一瞬の休息。最後の仕上げに入る為の、準備。

「だから、今から与えるのは褒美でも躾でも無い。強いて言うなら、御仕置だな。もう俺無しでは絶頂出来ない様に。俺の許可が無ければ達する事も出来ない程に。狂わせてやるよ、クレマンス」

亀頭が外気に触れる寸前まで引き抜かれた肉棒が、子宮口の先へと至る程に深く、深く穿たれた。
そのまま浅く引き抜かれ、また穿たれる。肉棒が、射精を求めて唯只管に彼女の中を犯す。彼女の身体に、精神に己を刻み込む様に、僅かに吐息を乱しながら、子を孕ませる為の獣の様な抽送が始まった。

クレマンス > 体中が火照っている。当然頭も。
こんな状況でなければ幼さを感じさせる言動はあまりない性格だというのに、恋人の前では緩みっぱなし。
唇が離れることを寂しがり、顎を上げて離れる瞬間を少しでも遅らせようとする甘えた様子も同様に。

「ン―――…はァ…はァ…もぉ、しわけ、ありまふぇ……ん……っ、……ン…」

膣内の摩擦が止まったことで、少しはマシになったかもしれない呂律も完全回復にはほど遠い。
恋人の触れ合いとして正しいものかはわからないが、調教される雌としては従順極まりない姿だろう。
己の不甲斐なさからか抜かれていく肉棒は下腹部に物足りない開放感を生むも、それに文句を言える立場にないと自覚している。
ただ、正確に絶頂の数を数えろというのはいくらこれを続けてもできる気がしなかった。

「おし、おき……?」

その響きに表情を曇らせるでもなく、当然明るくさせるでもなく。
単純に恋人の告げる内容を理解できていないような、そんな旋律。
まともな思考を残しておくには、彼の行いは激しすぎた。
今の彼女は快楽と偏愛に囚われていて、それ以外にはあまりに鈍い。
そのため、続く言葉に拒絶するでもなく、頷くでもなく。
――例えば理性が残っていたとして、拒絶することは考えられないにしても。

「ぉ゛ふ………ッ……♥」

淡々と聞こえる恋人の宣言の後、不意を突かれて膣を穿たれ、およそ聖女とは呼べない息が漏れた。
また硬く絞り上げていく膣肉が絶頂したことを知らせるが、今回もそれを伝える余裕はなかった。
彼の腰遣いが射精に向けてのラストスパートにかかり、聖女の身体は上下に揺さぶられる。
結合部から漏れる音はズプッズプッズプッとどこか重たく、膣の中がいかに出来上がった状態か知らせるように。

「ぃぎッ♥ッお゛んんッ♥ふぐっ……ギュン、ターしゃま…ッ…お゛っ♥お゛っ♥
 もっ、もぉっ…狂っへましゅ、のにぃ……っ!ぁ゛ふっ、ひ……♥
 イっへましゅっ…ぅ……!んお゛っ♥んっんんん゛!!お゛ッ、ひ…!!」

他の誰の前でこんな痴態を見せることができるだろうか。
隠すべき肌を晒すことも厭わず、快楽を得ることに幸福を得て、避妊すら請わない。
その時点で聖女は堕ちきっていると言えるだろうが、奥へ奥へ、精神の奥深くへ
肉体ごと刻み込まれる愉悦に本当に頭がどうにかなってしまいそうだ。

「ッお゛ぉ゛……ッ♥ァ゛、は……ァっ♥
 ぁ゛―――…ぜんぶ……ッ……さしあぇま…しゅ……から、ッァ゛……!
 あいっ、愛し、へ、くらしゃ、ぃ、ッ……」

身も、心も、なんなら命すらも差し出すことに躊躇いはなく、壊されていく聖女は恋人だけを見つめて――過ぎた快楽の涙を、一筋。
完全に降りきった子宮が重たく亀頭に圧力を掛けるも、弾かれて。
肉体の隅々まで差し出した聖女の身体が彼の子を孕むことに、異を唱えるはずもない。
孕むのなら―――狂いそうな快楽の中、愛する人のことだけを見つめ、考え、感じる瞬間に。

ご案内:「王都マグメール ホーレルヴァッハ邸」からクレマンスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール ホーレルヴァッハ邸」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。