2019/05/24 のログ
ご案内:「マグメール郊外 山道」にミユさんが現れました。
■ミユ > ここは王都から少し離れた、人通りの殆どない山道の昼下がり、
ミユは山道の脇に生えている様々な薬草を手際よく摘み取ってはリュックに収めてゆく…
「ん~♪いいトコ見つけてしまいました♪」
いつもはあまり深入りしないこの山道だが、今日は冒険心に駆られ少し奥に入ってみた所である。家でも育ててはいるが、全然足りない上に効能も微妙…やはり自然に育った薬草が一番いい。
元々獣の類の出没情報は少ない山道ではあるが、あまりに摘み取りに夢中で周りが見えていなくて、少し山道から逸れてしまっていた。
「~♪ あっ!これは!」
見つけたのは、高級媚薬には必須の薬草であった。
これはこのまま一口噛むだけでも相当な効果がある故に乱獲され、今では滅多に見られない貴重な薬草である。その香りは独特で甘味も強い。こういった薬草をつかった薬品を知る者にはお馴染みの香りと言えるだろうか…
「にひひ…やったぁ!」
山に響き渡る程の大声で歓喜し、満面の笑みを零すミユ。
「時間も時間だし…危ないかもだし…帰ろっ♪」
気付けば相当奥に入ってしまっていた。急ぎ十数本生えていたその薬草を全て摘み終えると、ミユは薬草が詰まったリュックを背負い、軽い足取りで山道を下ってゆく…
■ミユ > 「ふふん♪ふん♪ふん♪」
やはり、人通りのほとんどない山道である。
だれとも会わずに王都にもどってきた。
「さてっ、どんなお薬つくろうかなぁ~」
ミユは先ほど収穫したばかりの媚薬の薬草を思い浮かべる。
「やっぱりそれしかないよね~♪」
そんな事を思いつつ…繁華街を抜け、裏路地に入り自宅アパートへ足を速めて行く…