2019/05/08 のログ
ご案内:「川沿いの遊歩道」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > 綺麗な川に沿った静かな緑豊かな遊歩道。
他に人の気配も無いそこを、貸切状態で散策する小さな人影は、
ひっきりなしに草場で花を摘んだり、川沿いで何らかの植物を拾ったりと、
忙しなく座り込んだり、歩んだりを繰り返す。
「へぇえ、川の近くだと、こんなお花、咲いたりするんだ…!」
と、派手な暖色から地味な寒色まで、色とりどりの草花を手に、
薬師として、素材としてのそれらに興味を抱き、サンプルとして適量を採取。
小さな即席の花のブーケを片手に、他にも面白そうなものはないかと、
川沿いのベンチや遊歩道の隅、揺れる川の水面など、
大きな赤い目が色んな場所をいったりきたり、好奇心のままに向く。
■タン・フィール > 「―――! なんだろ… ホタル…? すごく…綺麗。」
川辺からか、緑地の方からか、どこからか蛍光色に輝く宙を舞う「点」が数匹舞い降りてきて、
子供薬師の周囲に集い、じゃれつくように周囲を旋回する。
僅かな魔力を含んだその光たちは、手に持った花束の水分や香りに引き寄せられた発光虫の一種。
…捕らえてすりつぶし、蛍光を発する体液を抽出すれば、
薬の素材には鳴るのだけれども、
その綺麗さに、今は薬師であることをひとときだけ忘れて、
花束を振れば、そちらへ少しだけ遅れたタイミングでふわり、ふわりと舞う虫たちを、
ちょっとだけ操っているかのような楽しみを見出して遊ぶ。
「―――っふふ、これ、おもしろい…!」