2019/05/04 のログ
ご案内:「貧民地区路地裏」にヒュージさんが現れました。
■ヒュージ > 貧民地区の路地裏、杖をつきながらゆっくりと歩く少年。
翼と尻尾の隠し方は九頭竜の水浴び場で学んだため、今はタダ兎耳がある少年の様。
杖を地面で突きながら貧民地区の路地裏を歩く。
仕事先は水浴び場に転がり込むこととして、次は住む場所の確保と、少年は路地裏を進んでいく
■ヒュージ > 何とか見つけた宿泊先ではあったが、その場所の周囲を探検する様にこつこつと、杖で足元を叩きながら時折口を開け周囲を赤外線視しながら散歩を続けている。
■ヒュージ > あとは…ご飯を食べられるところ…
そう思ったとき胸が何だかぞ割と揺れる。
自分の事をまだ理解していない少年まさか自分が吸血鬼であったことなど露とも知らず…。
はぁっと、どこか熱い吐息を零しながら杖に寄りかかり息を乱す。
■ヒュージ > 研究所では食事に紅い血液が提供されていたことを小片は知らない。
何故なら少年にとっておsレは甘いジュースのような感覚であり、まさか血とは思ってもいなかった。
血の飢えで喉が渇き、少年の体を鋭敏にしていく。
兎の耳は忙しなく向きを変えながらヒコヒコと動き、
長く赤い舌はちろちろと空気中の匂いを取り込み始める。
■ヒュージ > 舌で取り込んだ匂いの因子、それを求めるかのようにふらり、ふらり熱に浮かされる様にふわふわとした足取りで、杖に凭れ掛かりながら少年は懸命に足を進めていく。
「っふ… こっち こっち…?」
それはなにかしらの人の匂い。少年にとっては甘いにおいな気がする…。
■ヒュージ > 少年の頭の中にあるのはコップの中を満たすドロリと下粘度の高い液体。
それを飲んだ時の事を思うだけで体が震え、熱い吐息が盛れる。
「あのジュースが… 飲みたい… いっぱい… いっぱいのみたい…。」
杖に寄りかかりながら膝から落ちる少年。
熱く体が震え少年の心を甘く支配する。
「だめっ… 座ってちゃ飲めない… いかなきゃ…!」
■ヒュージ > 見えるわけでもないのに、普段閉じている赤い目を開く。
特徴的な淫紋が埋め込まれた少年の赤い瞳は濡れる。
濡れた赤い瞳は涙のレンズにより揺らめき、歪みながら赤をより映えさせる。
熱に浮かされる体、耐えるように下唇を噛みながら杖を持ちながら壁沿いへと這い、壁に手をつき、杖を使いながら体を預け懸命に立ち上がる。
そして、匂いの元へふうわ、ふらふらと足を進めていく。
■ヒュージ > そして少年は血を求める様に貧民地区の奥へ奥へと誘われるように進んでいくのであった。
ご案内:「貧民地区路地裏」からヒュージさんが去りました。