2019/04/25 のログ
■ナイン > …どちらか、選ばなければいけないものかな。それは何とも、酷な話なんじゃぁないか?
世の愉しみは諸々さ――勿論。堕とすのも、堕ちるのも。………あぁ、どう、かな。
――どちらが先に立っているのか。どちらに己が所以するのか。私には、到底判別付きかねるよ?
(揶揄られているという事実に。ぞくりと疼く物が有る。そんな被虐は紛れもなく己の本質。
堕とす、堕ちる、さて…どちらが最初だったのかは、ともあれ。結局両立してしまうなら、等しく据えても良いのではないか。
尤も、今宵の所は間違いなく。己は堕とされる側だった。…深い、甘い、呼気。最奥をすら抉り、牝の全てを征服し…それでいて尚飽き足らず。
此方を獣に堕とす癖、肉食の獣じみて貪欲な彼の牡は。何処迄も快くて堪らない。)
は――ふ…っ、っぁ、は…考える――頭、も、なくなるくらい…?
そうさ、注ぎ込んで…詰め込んで。ッ―――― …!満たし、て…っふぁ 、溢れさせて、溺れ……る、迄っ ぇ…!
(時には、放棄も必要なのか。堕落したいというのなら。
肉欲に溺れる牝。本能に堕する獣。散々拘りを述べてみせた、己の「らしさ」とは。まるで対極の代物だが。
そもそもが、彼等と――国家に関わる者達と向き合う、そんな貴族としての「らしさ」をこそ。今だけは忘れようとしているのだから。
真逆に狂うのも。人らしからぬ所へと堕ちるのも。いっそ望むべくして求める物なのだろう。
幾度となく突き立てられる牡の牙。喰らい付かれて鳴き喘ぐ牝。気高い、などと言ってくれるなと。彼の思考を気取れたのなら、きっと自嘲した事だろう。
彼を裏切りたくない。裏切られたくない。…そう考えてしまう間だけは。己の「らしさ」も、重石となってしまうのだから。)
もっと。…んぁ、ぁは ぁ――っふふ、は、どう……求め、よぅ…?
淫らがましく、っ、餓えたよう…に…っく、ん――狂おしく、否、狂ったように…?
―――― ……!! っひ、ぁ…!っぁは、ぁ゛ぁあ゛っ!? ん゛ ……ぉ、く…一番深 …っ……入って来 ……っ、ぅ゛っ!!
(刹那、大きく仰け反った。熱に塗れ、茹だり蕩け、沸騰した泥沼かのような膣奥の…更に先。
頸をこじ開け、貫いて、とうとう――ごぶりと、肉の捏ね潰されるような音を、確かに鼓膜へと響かせ乍ら。
牡の穂先が、鰓が、雁首が。少女の深奥、子宮内へと嵌り込んだ。
牝として、牡へと差し出すべき部位の中で。何より核心と呼べるその場所を。物理的にすら征服される悦びが、少女の躰を…身を、心を。最大限の快楽へ、その頂点へ押し上げる。
悶え足掻いて、シーツの上から反り上がった背を、腰を。纏めて強く掻き抱かれる。密着しきる胴躯の全て。
胎の内ではこれ以上ない程に。膨張し脈動する牡に、牝孔も仔袋も埋め尽くされて。外からも、熱く火照る彼の肢体で、圧し竦められる。
内外から焼き竦められていく法外の悦に、撓り上がった少女の肢体は、唯々…悶絶めいた、絶頂の痙攣ばかりを繰り返す。
当然。己の法悦は、窄まり狭まる膣圧で、彼へも伝わっているのだろうが。構う事なく更に、更に。子宮口も、その奥先も、徹底して抽挿に苛まれ続け。
果てて尚、果ての見えない、喜悦の弾ける繰り返しに。躰と同じく揺さ振られる頭を。少しだけでも、彼の頬へと添わす様。)
求め――る、 求め、っ、は ぁ゛ふ――――ぁっ…!!
貴男が 欲しいっ―― 貴男…に、犯されたい、っ、貪られた…ぃ、喰い殺される、程、満たされたぃ゛ ……!!
っひぁ、ぁ、 ぁ゛ …貴男――のモノに、 なりたい して、 欲しいっ …私を 私の、躰全部 …胎の底まで、 っ …
子宮 の隅々、 女 …の全部っ、ぅ …貴男 のモノだと 焼き付けて …消えない…ずっと、消せない、位……!
■ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…少なくとも、こうして私に退廃の奈落へと堕とされている貴様は。王都でのしがらみも、貴族としての立場も全て振り払って、享楽に耽る貴様が、私は嫌いでは無いよ」
少女の本質が何方であれ、今こうして己の手に寄って支配される彼女は。穿たれる肉棒に溺れ、組み伏せられる事に歓喜の表情を浮かべる少女の姿は、己に取ってもまた、好ましいものであった。
互いに被り慣れた貴族としての仮面を持つ身だからこそ、それをかなぐり捨てる互いの姿に共感を覚えているのかもしれない。
「……良いとも。元より、今宵はそのつもりなのだから。
陰謀も策謀も。互いが内に秘めた明かすべきではない思いも思想も。今は関係ない。
それらの全てを押し流し、押しのけ、払いのけて、私という存在で満たしてやるとも、ナイン」
国家の行く末を案じ、様々な施策を練り上げ、それを口にする少女も、今はただ、濁流の様に押し寄せる快楽に喘ぐ女でしかない。そうあれと命じ、その様に犯しているのは己自身なのだから。此方もまた、少女に牙を突き立て、その肢体から得られる快楽を貪る獣である事に思考を委ねるのだろう。
突き立てる肉棒が。握りしめる掌が。貪欲に少女の身体を貪る己自身が。それらの全てで以て、己を裏切るなと。道を違えることはあっても、対峙する事など無い様にと。そう伝えるかの様に。
「……そうだ。理性を以て、甘く此方を求める等、娼婦の様な、戯言に過ぎぬ。そんな生易しい求め方ではなく、必死に、飢えを満たす様に、求めて見せ…ろっ…!」
近付く限界の果て。吐精に向けて脳髄へ快楽を流し込む肉棒からの麻薬の様な快楽は、いよいよ己から吐き出す言葉に余裕を失わせていく。
肉棒の穂先が、貫く様に少女の最奥を蹂躙する。何度も何度も。子を宿すべき神聖なその場所を、己が射精に至る為だけに、ただ只管に蹂躙している。
それでも尚足りぬと言わんばかりに、少女の掻き抱く力を強くして、限界のその先まで、肉棒を沈めようと腰を突き出す。
己が限界に達するまでに、何度彼女が果てようとも最早気に掛ける事は無い。というよりも、元より彼女に膨大な快楽を流し込み、延々と終わらぬ絶頂に沈める事こそ、或る意味で己が達する為に最も必要な事であるのだし。
「……良い、とも…っ…!貴様の全てを喰らい、その歯形に私を流し込もう…!貪るだけ貪って、喰らい尽くした後の貴様の残滓に、私の白濁を注いで、やろう…!
だから、貴様は今宵、私のモノだ。尊厳も、誇りも、家名すら無い。唯の、ナイン。私に貪られるだけの、ナインでしか、無い…っ…!」
そして、少女の最奥に突き出された肉棒は、ことさらゆっくりと。限界に果てる前の最後の膨張を始めて、その体積で彼女の子宮口をこじ開けようとしていた。
■ナイン > 【次回継続】
ご案内:「ハイブラゼール ホテル」からナインさんが去りました。
ご案内:「ハイブラゼール ホテル」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。