2019/04/22 のログ
ギュンター・ホーレルヴァッハ > 「…お気に召して頂いた様で何よりだ。そして納得したのなら、今宵散々に犯され、堕ちた事を。そして今、こうして堕ちていく一時を。存分に噛み締めて、愉しむが良い」

朗らかにも見える程笑う彼女に応える様に、此方も喉を震わせて笑みを返す。"人間らしく"堕ちる様を互いに愉しむ為に、彼女の肢体を這い回る己の手は、彼女が喘ぐ箇所を一つ一つ探る様に、指先を沈め、掌を押し付けていく。

「…他者の瞳は、己を映す鏡。まして、他の者はどうかは知らぬが、此の褥の上の雌としての貴様と、当主としての貴族の貴様と。その両面と私は向き合った。その私が言う言葉には、多少信用を置いてくれても良いものだと思うがね?

……手温い、か。ならば、違えた時、貴様を手折りはせぬ。気高いまま、誇りを抱かせたまま、強い意志を宿したまま。朽ち果てるまで首輪に繋いでやろう。……そうならない事を、祈るばかりだが。
————まあ、今はそんな事を考えていても致し方の無い事。貴様の望み通り、私の思うが儘に貴様を壊してやるとも、ナイン」

彼女の何もかもを砕き、手折ってしまうのではなく、あくまで"ナイン"としての彼女を己の檻に仕舞いこんでやろうと、凶暴な、そして愉し気に笑みを零す。
その獰猛な支配欲を手っ取り早く満たす為に。そして、図らずも彼女と同様に、そんな危うい未来に今は目を塞ぐように。彼女の秘所に押し入った指は折れ曲がり、蜘蛛の足の様に蠢く。
時に膣壁を擦り上げ、時に陰核を摘まみ上げ、己を受け入れさせる為に。そして、絶え間ない快楽を彼女に注ぐ為に。

「……残っているのは、先程までの残滓でしかない。そしてそれは、今こうして貴様を再び犯す事に、何の関係も無い。
……その胎に雄の精を抱えたまま、新たな子種を注がれる快楽に。何度絶頂に至り、その快楽が貴様の思考を焼き切っても終わらぬ絶頂に。溺れてしまえよ、ナイン」

結局、情事の後に紡がれた睦言にしては些か堅苦しい話題は、こうして彼女を組み伏せて犯す為の口実を増やしたに過ぎない。
決して甘ったるい睦言では無くとも。理性を宿した言葉であっても。最終的に彼女を一人の雌として己が犯すのだという結論に至るのは、ある意味で互いに相応しいのだろうか。
散々に指先で刺激を与えた膣内に侵入した肉棒は、荒々しく抽送を続けたかと思えば、急激に動きを弱めた後、彼女の最奥に先端を押し込む様に深く突き刺さる。膣壁を亀頭がぐりゅぐりゅと擦り上げ、締め上げる肉襞を押し返す様に、彼女の胎内で体積と硬度を増していく。
彼女の腰を握る手に込められた力は、まるで己の指の痕をつけてしまおうかと言う程に強く。獲物に噛み付いた獣の咢の様に。離すものかと言わんばかりに強く掴まれているだろう。

ナイン >  ――元より、愉しんではいるよ。 …言葉一つ交わす事すら。貴男とのそれは快い。
 そんな貴男に、言葉すら不要な程に、唯管堕とされていくのも…亦気持ち良いから因果な物さ。…っ、は… ”堕とす” 側も。愉しいのかな…?

(彼の思いも。否、彼の欲望も。存分に知りたいものだ。言の葉で分かち合える部分を、先程から随分と交えてきた気がするから――次は、言葉以外で、か。
刻み込まれるような肉欲の発露を求め。背を浮かせるように身を反らせ、撓る膚身を己の側から擦り付けて。
突き立てられる牙の深さを知りたがるかの如く。指を、手付きを。外にも内にも求めよう。濡れ潤う襞壁が掻き毟られれば。食い付くような笑みが歪まされる。
牝肉ばかりが、彼へと喰らい付き返してしまう分。本来の口…それこそ”人間らしく”言葉を紡ぐ筈の唇は。肉の悦びばかりを訴える、人よりも獣じみた喘ぎばかりが増していくか。)

 そ――れは、 悪趣味だな。何としても…遠慮願いたい物だ。 ッ…ぁ、ふぁ… 堕とされる方が、余程有情という、奴で……んっ、んぁ、ひっゃ、ぅ…!
 っぁ゛…ふぁ、っぅ ぁ、は…! 本当に――考え、たくない物……だよ、 今は…っぁ、ぁ………

(…いや。きっと。叶うならば、この先も。考えたくない可能性に。堪らず身震いしてしまおうか。
壊されるよりも残酷に。壊れる事すら許さない、緩々とした枯死を強いられるなど。――叶わなくなった願いを、尚抱かされ続け見せ付けられ乍ら、朽ちていくなど。
ますます、彼とは違える訳にいかなさそうだという思いは。さて、そもそもの違えたくないという願いと。どちらが先立つ物なのか…理由が有って違えたくないのか。違えない理由が欲しいのか。
その違いを知ってしまえば。彼への思いそれ自体が、形を変えてしまいそうだから。今は唯々溺れよう。
指遣い一つにすら、充分に解されふやけ、濡れそぼって蜜を吐く牝孔は。快楽の続きを。上塗りと積み重ねを。貪欲に求めてみせて――
糸引く指と入れ違い、凶悪な牡に貫き通されたなら。瞬く間に悦びへと溺れてみせる。壊される、だけでない。支配される事にも亦、矛盾した悦びを滲ませて。)

 それを言えるのは――牡、だけさ ッ…っは …っぁ、ぁ、っ…んぁ……っ…!牝にとっては…積み重ね、で…
 累積なんだ ッ …もっともっと、 詰め込まれ …て、満たされる んだ、 貴男の……精に その熱さに―――― く あ、 悦びに …!
 増えて…増 ぇて、っ な んども、 …! っぁ、 ぁは、…! …何度だって ッ 貴男で満ちる …貴男が 欲しい …よ、ギュンター ……っ …!!

(それこそ。満ちきって、はち切れてしまわん程に。 …飽和によってこそ壊れたいと言わんばかりに。
詰め込まれた精にぬめり蕩ける最奥を。子宮口すら抉り抜いて、彼の牡が貫いてくる。襞肉を根刮ぎ蹂躙され、牝孔全てを征服される。
犯される。そんな表現を当て嵌めざるを得ない、苛烈な抽挿が止まらない。がっしりと掴み締められた腰は、突き上げられる衝撃の強さを、余す所なく牝孔へ…奥先へ。
とうに満たされ膨張すら見せる仔袋が、滅茶苦茶に圧し潰される。内側を満たした精が揺れ、残滓と呼ぶには未だ熱い粘付きが、子宮内をすら犯す。
挙げ句、散々に打ち据えられ、突き崩される最奥へ。容赦なく突き立てられる牡の穂先は。子宮頸にすら食い込み、最奥よりも更に奥迄、彼に犯される悦びで溢れさせ。

…本当なら、己の両手も。縋る程に強く、彼の躰を掻き抱きたい筈だ。
だが今だけは、それすらも侭成らず。唯、腰を食い破りかねない彼の両手、その脇で。シーツを破けかねない程に掻き毟る。
濡れた瞳は焦点すら定まらせず、彼を見据える事が出来なくて。確実に彼へと、噛み付き返す事が出来るのは。撓り蠢く、精を欲して啜り上げる、牝孔ばかりなのだろう。)

ご案内:「ハイブラゼール ホテル」からナインさんが去りました。
ギュンター・ホーレルヴァッハ > ——後日継続にて――
ご案内:「ハイブラゼール ホテル」からギュンター・ホーレルヴァッハさんが去りました。