2019/03/22 のログ
ご案内:「トゥルネソル家」にアッシェさんが現れました。
アッシェ > 富裕地区の一角に聳え立つ、敷地面積も大きい三階建ての庭付きロの字の邸宅。
俗にそれを人々はトゥルネソル商会の王都別宅トゥルネソル家とかいう。

昨日から王都に再び帰宅し 今日の朝まで眠れない時間をリスと過ごした、
少女は、家族がほぼ不在の邸宅の中でメイドとか家令とか除いて?一人黙々と細々とした何かを作ってる。
そう、昨日位に頼まれたアクセサリーを手作りでカチャカチャと…。

「ぐぬぬぬぬ (ぽきっ) …折れた」

ぽきっと折れた何か、それを屑籠に投げ捨てて 一から作り直すという作業を再び。

ご案内:「トゥルネソル家」にラミスさんが現れました。
ラミス > 面接を終えて仕事に励むためにもまずは秘書をする相手に仕事場への行き方を教えて貰う為、トゥルネソル家を訪ねて。
それから相手のいる場所を目指し歩いていき、少々はしたないことではあるけれど声を上げる。

「アッシェ殿ー?どこにいらっしゃいますかー?ラミスですー!
声が聞こえたら返事をして下さーい!!」

未だ不案内な家の中、うろうろと歩きながら相手を探して声を上げ、どこだろうと歩き続けて。

アッシェ > 只今 居間です…いかん、リビングルームとか遊戯室とか分かれているんだったこの邸宅。
冥途…じゃないメイドが何人か居る筈なので、ドラゴン的な身内念話で呼び出して 暫く。
手の空いていたメイドの一人がラミス嬢の元へと小走りで急いで取り急ぎ案内をするだろう。

「(ばきん)…軟な材料めっ もう少し踏ん張らんか!」

また ばっきし折ったらしい、腕力豊富に見えない少女 只管謎の材料や石を破壊し続けている。
眉を顰め 少女らしからぬ顔で カチャカチャ ぼきん カチャ…ゴキャ と変な音が部屋の内外に響く。

…ふと顔を上げた ラミスがこの邸宅の敷地内に入ったらしい。
この部屋に案内をすべくよこしたのだから まもなく来るだろうと作業は続けている。

ラミス > 「ああ、今、居間にいらっしゃるのか。申し訳ないが案内をお願いしても宜しいか?まだこの家に慣れていなくていまいち現在地が把握できなくて…申し訳ない」

こちらに案内をするために来てくれたメイドさんにお願いして、探している相手のいる場所へと連れて行ってもらう。
それから暫く歩いていけば、ようやく居間へと到着。

「アッシェど…げふん、アッシェ、何をしてるのか聞いても…何やら凄いことになっているのだが…」

危うく殿、と言いかけて言い直して。
当たりに散らばる材料の残骸に首を傾げ、何をしているのだろうと不思議そうに相手へと尋ねる。

アッシェ > メイドさんは案内をし終わると そそくさと退散するのと部屋の隅にいるのと
特にいるのかいないのか分からないのと。様々な状態に。

居間の床に広がる 屑籠に入らなかったアクセサリーの残骸たち。
全て後で再利用します、ナニ炉に投げ入れて燃やします、無駄にしません。
やってきたラミスの姿を見て 今なお 壊した材料を屑籠に―入らなかった。

「竜帝シュロスに入る為の魔力酔いを如何にかする為の…ゼナとラミスの分。
 全然完成のめどが立たない っていうか無理。」

いつもの訛った口調が飛んでいる、それ位余裕なし。どんだけ壊したレベルであっちにこっちに飛んでる、
主に鉄とかプラチナとか銀とか、鋼とかタングステンとか…。ミスリル鋼も多少。
どれもこれもぐねぐねだったり ぼっきし折れていたり酷い有様。

「もういいや 物理的に無理や、魔法で後で作るわ。
 えっと、リスに聞いたンけど、うちの秘書やりたかて?」

作業をしていたソファはまだ座れる余地がある、テーブルの上は残骸の山だ。

ラミス > 足元に広がる残骸たちに、これは一体なんだったのだろうと視線を向けて、良く分からないなと首を傾げては彼女の方へと視線を向けて。
そして自分とまだ見ぬゼナと言う女性の為のものと聞けば驚きつつも、礼儀正しく頭を下げて。

「お手数をおかけして申し訳ない。その、シュロスに入るのはそういうアイテムを付けていないと駄目なのですか?って、無理なのですか?」

魔力酔いをと聞けば危険な場所なのだろうかと首を傾げ、そして無理、と訛り抜きで言う彼女に難しいのだなと頷いて。
辺りに散らばる一部自分には正体不明な素材達になるほど確かに無理なんだろうなと・

「物理的に無理なものを魔法で作れるのですか…そちらの方が凄いような…あ、はい。
アッシェの近くに居たいと言いましたら秘書がいいだろうと言われたので、頑張ります」

ソファにはまだ座る余地があるものの、座る様にと誘うか言われるかするまで座らず、彼女の側に立っていて。

アッシェ > 主に造ろうとしたのは指輪です。サイズは…この前の情事の際に指をしゃぶって人知れず図りました。
あと体のスリーサイズも同様に召し上がった際に人知れずこっそり計測しました抜かりはありません。
サプライズでドレス一式とか作ろうと思えば作る事も可能です。
ただぁ…裁縫技術が壊滅的なアッシェで果たして作成は可能かと問われれば首を傾げたくもなる。

現に 指輪になり損ねた残骸が山だ 完成には程遠い。

「んー。竜帝シュロスの簡単なレクチャーをしようか、どこから言おうか。
 簡単にいえば魔力の渦で囲んだ屈指の要塞と化した島だ。魔力が十二分に供給され、
 魔力に馴染んだ種族やそれに準ずる人々でないと3秒で魔力酔いを引き起こす仕組みをしている、。
 シュロス島は外輪山で外枠を囲み 内側の火山を模した部分で酒を造っている。
 普通に上陸は不可能だ、揚陸するにも崖で無理あるだろう。
 詳細は後で資料として届けるが、ああ、忘れていた 武器防具類は役に立たんから持ち込みは不可能。」

魔力の低気圧気味に圧縮した濃厚かつねっとりした渦で島を囲ってしまった。
ドラゴンとかなら平気にしたのだが、人が入れる仕組みを取っていない。
元々あの島 避難・迫害を受けた民を引き受けて匿ったのが謂れだ。
複雑怪奇な歴史を持つが為に 選ばれた者しか入れないのだと告げ。

「次女の竜胆曰く 素粒子から合成し圧縮して…作るとかなんとか。
 これはうちには理解不能だったので 材料だけ作って後は次女に託す。
 秘書…うちは移動が多いからなぁ どないしよう。あと首が痛くなるから座れ。」

ソファに座れと命令すべきか。時々見上げるのが痛いから とっとと座るよう命令はする。
秘書…秘書。こう何をもって秘書にするのか、と悩む。

ラミス > しゃぶられた指や散々味わられた身体のサイズをこそっと採寸されていたとは露知らず、ぐにっと丸になりかけて折れたりとした残骸に首を傾げて。
簡単なレクチャーと聞けば居住まいを正して聞く体勢に入る。

「なるほど、つまり私がその島に入ることは現段階では不可能と言うことですか…そうなるとリス様の護衛の仕事しか出来なくなる訳なので…竜の皆さんがいるような場所で武器防具を付けてても意味は確かにないですね…そうですか、そうなると秘書をすると言うのは難しいのでしょうか…」

仕事場についていけないのでは秘書としての仕事が出来ない、ただ、自分も余り秘書の仕事、と言われて具体的に何をするのかということはきちんと理解はしておらず。
騎士なので剣を振るのがお仕事で頭は余り使っていませんでした。

「素粒子…聞いたことのない言葉ですね…あ、すいません、それでは失礼して…」

隣に座るように命令されれば隣にちょこん、と腰掛けて。
悩んでいる相手を見ながら指輪になりそこねた残骸たちを見て高そうな素材もあり、冷や汗が出てしまう。

アッシェ > 全身くまなく頂いた際にきちんとサイズは測りました!
こう理想としてはつけるのに躊躇する位の可憐で豪華な指輪が作りたかっただけです。

出来なかったけど。

こう本来だったら資料を片手に説明するのだが口頭で説明になってしまった。
あと説明能力も低くて多分理解されていない気がする、実物を魅せた方が良いのではないかと思うに至り、
あとでドラゴンに載せてお空から見せるか、こそりと上陸…するか。

「そう、人の体では無理。3秒で終わる。酔うだけなのでそれだけといえばそれだけ。
 いんや、武防具が役に立たないのは そんな風に結界を張り捲っただけで、
 ぶっちゃけると うちらも何も攻撃もできない。防ぐのは出来るけど。
 リスに反対はされたけど 人を辞めて進化するなら 問題は解決する。」

リスは最初から竜ではなかった、とある儀式を経て人の轍を超え人ではなく人竜となった。
人でなければ何の道具も必要なく…。秘書。簡単に普段やっている事を説明するか。

「そりゅうしはうちが理解できておらん。うちが普段やっている仕事内容を言おうか。
 こっちでの商会内の仕事内容は、酒とかの配達、ドラゴン急便、
 在庫管理、注文発注、商会での副店長と店内業務。
 島の仕事内容は、酒の仕込みから出荷まで、ドラゴン育成、酒の材料生産から収穫、選別出荷、
 数年おきの島移動、結界かけ直し、調理(お勤め)と掃除(始末)とか。
 いろいろとやっている。秘書としては酷だぞ?多分…。」

酒の仕込みは冬はこっちに来られない位に忙しく、寝ている時間も惜しい。
年中忙しくて 最近やっとドラゴンが増えてきたので余裕は出てきた位。
そんな説明をくどくどと念入りにざっくりと。

ラミス > 「3秒ですか…魔法の使えない私だと一瞬で落ちてしまいそうですね…魔力酔いというのはしたことがないのでなんともですが。
ああ、結界の効果で…凄いですね、そういう結界が張れるんですか…。
リス様に反対されているのを無理に、とは私も言えませんし…うーん…秘書業は私には色々な意味で向いてないっぽいですね。
アッシェの側にいられたらと思ったのですが…むぅ」

出来るだけ側にいたい、そう思ったものの職場が過酷な上に行っている業務が多岐にわたり過ぎてどちらかというと脳筋よりの自分には難しいと、冷静に考えるとそう判断して溜息を零す。

「働かざる者食うべからず、と思ったから商会のお仕事をしていた訳だけど、こうなるとアッシェの為に出来ることって夜の無聊を慰めることだけ、かな…あとはリス様の護衛。
他に何か、私でも出来そうな仕事ってないかな…?」

念入りにくどくどと説明をされるとぷしゅーと頭から煙を噴きそうになり、やはり自分には難しいと。
ならば出来そうな仕事は他にないかと、そう尋ね。

アッシェ > 「魔力切れっていう魔力持ちには酷な経験に似ているん。
 あれはあれでごっついきついんや。まぁ なったら苦しいんや。
 あ、空気のうっすい所に行ったら頭痛するやろ あれと似たようなもん。
 リスが嫉妬しただけや、気にせんでええ。秘書は無理でも子守とかなぁ。」

似たような環境を説明して理解してもらおう。要は酸欠になるような頭痛なんだと。
一緒にいるには 翼を生やしてこいと言いたくなる。移動が多すぎるのだ。
秘書は現状おススメすらしないが、…秘書に近い子守はどうかと提案する。

「リスの護衛は立派なお勤めや。頑張りやす。うちの秘書より、この家に引きこもりの次女 竜胆、
 時々帰宅してはのんびんだらりの三女ラファル。そもそも帰宅が稀な長女 竜雪はいいか。
 あとは…隠し子のアルタゥの子守か。最後のはこの家には連れてきておらん。」

うちの娘って普通なのがいない。そして微妙に短気だったり冷静だったり野生児だったり。
しかも最後は 隠し子的な養女。どれが負担があまりなく一番楽かと聞かれたとしたら 養女と答えるだろう。

子守と言っても王都マグメール近辺でいい。それを超えたらリスの護衛が出来ないだろう。

どうだろう? と ラミスを覗き込む様に見つめる少女。

ラミス > 「魔力切れと言う症状も経験がしたことないから、良く分からないけれど、空気が薄くて頭痛は分かるかな。
行軍訓練の時に山に行ってそういう症状が発症したことあるし。
気にしなくていいって言われても、気になるよ。
子守、なら出来るかな…聞いていると微妙に問題のありそうな娘さんばかりな気がするんだが。
どの子がアッシェの産んだ子でどの子がリス様の産んだ子なんだ?
リス様からは自分は二人産んでアッシェが一人産んだって言ってらしたが…隠し子!?えっ、あ、ああ、養女なのか…うーむ。
ならばアッシェの言うとおりその養女殿のお世話係をさせて貰って、リス様の護衛もさせて頂こう。
家庭を守るのも大切な仕事だしな…だが、この家に連れてきていないのなら、普段はどこに?」

元騎士なので守る、という仕事は性に合っていると頷いて。
ただ、この家にいない子を子守するのはどうしたらいいだろうかと。

アッシェ > 「高山病と坑道酔いが手近な魔力切れに似た症状に似ているだろ。
 うちの実の娘たち ほぼドラゴンだから移動速度が半端ないねん。
 ラファルは追跡をまく始末だし。敏捷スキル一番とちゃうか。
 うちが生んだのは竜雪。長女だ。 後はリスが生んでる。
 隠し子の父親は分からん。娘はほぼ問題ありまくりだが、仕方ない。
 普段の養女は…シュロスに居る。猫になれるから猫として置いていこう。」

実の娘 ほぼ糸の切れた凧。問題あり過ぎ。短気ランキングだと次女が。
野生児ランキングだと三女が、冷酷冷静ランキングだと長女が。
あと、普段いないというか連れてきていない養女は次に連れてこようと告げておく。
猫として置いていくと。そう、にゃんことして。人としてではないらしい。

ラミス > 「坑道酔いは流石にしたことがないかな…高山病は軽いのにならかかったことあると思うけど。
ふーむ、こう、育児をどこかで間違えたのでは、と思ってしまうな。
しかもラファルと言う子は夜の技術も凄いという話だし。
だが、娘様方にも一度、皆お会いしてみたいな。
…それだと娘様のお守りというより、ネコの世話係をしてるように見られそうな。
ま、まぁ、ネコは好きなので構わないのだが…」

人の養女に対して猫扱いはどうかと思うものの、ネコは好きなので早く会ってみたいとそわそわする。
他の娘様方にも一度、お目通りしたいものだと思いつつ、そっとアッシェの頭を撫でてみようとして。

アッシェ > 「流石に坑道はこの家ない。商会のドワーフなら知っているかもしれん。
 勝手に育ったのが大半で子育てしてないわ。ドラゴンってそんなもん。
 んーラファルは自家仕込みで夜のお勤めはいちばんやで。
 この家に居たら 誰かしら帰宅するから逢えるだろう。言っておく。
 猫になっている事が多いんや、猫なんだあの子は。」

いいんだ、本当に猫だ。しろくてもふもふの猫なんだ。
他の娘は、何らかしら帰宅するようにリスが仕込んでいるのもあるので、
折を見て集結はする筈。撫でられれば されるがままに嫌がりもせず。

ラミス > 「これだけ手広くやっているように見えるから、坑道も実は所持してました、って言われても驚かなかったんだけどな。
勝手に育ったって、なるほどドラゴンだものな、そう考えると納得だが、リス様は元は人間だったと思うんだけど。
それなら、いつか会えるのを楽しみにしておこう、母親の愛人です、と自己紹介したらどんな顔をするだろうな。
ふーん、で終わりそうで怖いが…猫なのか…ふむ、きっと可愛いのだろうな。
会うのが今から楽しみだ…で、真面目な話が終わったのだから、その…もう一つのお勤めを、どうかと…」

いつか娘さん達に会うことを楽しみにして、一応の話はまとまって。
撫でれは嫌がらずに撫でられてくれるのを嬉しく思いつつ、少し頬を染めて。
愛人になったのだから、もう一つのお勤め、ベッドの中でのお勤めを強請り…おねだりを聞いて貰えたかどうか、それは二人だけの内緒ごとで……。

ご案内:「トゥルネソル家」からアッシェさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル家」からラミスさんが去りました。