2019/01/21 のログ
■リス > ものすごい喜びようである。そして、店員の苦笑い。まあ、この扱いの悪さに関しては、店員と店長が近しいというのもあるのだろう。
奴隷だとしても意見を言ったり、文句を言ったりすることができる、風通しのいい場所だという証拠、なのであろうか。
すごく、嬉しそうなゼナの顔。犬の耳とかしっぽとか本当に意に合いそうなきがする。
彼女も我慢しているのだろう、今隠しているその中身を見せるために。
事務室に移動して、カーテンを閉めて扉を閉める。
どんな格好なのかはだいたい想像はつくけれどそれでもしておいたほうがいいだろうと判断したから。
「――――まあ!」
こう、変質者が自分の肉体を晒すようなそんな恰好なのは意識の外に置こう。
彼女は可愛らしくて豊満な肉体を持った女性だし、痴漢と一緒にしては失礼にも程があるし。
それはともかく、マントの下にあったのは―――推測通りのメイド服。
上半身は清楚とも言える正しいメイドの格好なのだけれど、下半身の方に視線を向けると。
ぷりん、と褐色のおしりがすごく眩しい超ミニの格好であった。
ちぐはぐな気がするが、男が見るならすごい目の保養なのであろう。
ガーターベルトとか、そういった小物が彼女の淫らさを二倍三倍に引き上げる。
本人も、ものすごくエッチなのは知ってるが今ここでそれを言うほど野暮でもない。
「うん、とても可愛らしくて素敵と思うわ。
でも、ロベリアさんという方のお店って……どんなお店なの?」
そこで働いていることを知ってはいるけれど。
行ったことがないので、どんな人となりなのか、どんなお店なのかわからなかった。
何するお店なのだろう、と少女は首をかしいだ。
■ゼナ > 大抵の娘であれば、可愛いというよりもいやらしいという印象が強いだろうスカート丈。実際ゼナもこの服装を着て見せてくれた店長の姿に『うわ、えろっちぃ……❤』なんて印象を抱いたのだ。
しかし、元々性的に無防備な所のあるゼナである。
かつて着ていた鎧などは、パンツ丸出しといってもいいくらいの格好であったこともあり、この服装の淫靡さに対する忌避感というものがまるでない。
故に、その場でくるくるっと回って見せるスピンターンが、ふわっと持ち上げたスカート裾の奥、腰横に蝶結びの食い込むピンク色のショーツが、更にはそこから半分くらい覗くむちむちのお尻が覗く事にも無頓着。
「――――あ、そうでしたね、まだちゃんと説明していなかったかも。ええと、ロベリアさんのお店は、冒険者さんをメインターゲットにした酒場兼食堂ですっ。料理は美味しいし、ロベリアさんは綺麗だし、お店に来てくれる常連さん達も冒険者にしてはお行儀よくてとってもいいお店なんですよーっ! 女の子のお客が少ない少ないっていっつも残念そうにしてるし、リスが遊びに行ったりしたらすっごく喜んでくれるかもっ♪」
未だに『そういうコト』はしていないとはいえ、ロベリアさんからもそういった事の好きそうな雰囲気は感じている。そんなところにエッチなリスが遊びにいけばどうなるか。………うん、きっと『そういうコト』になるだろう。
不思議とそこに嫉妬やら何やらの気持ちが浮かばないのは、リスの事もロベリアさんの事も大好きだから。彼女達二人が仲良くしてくれれば、それはゼナにとっても喜ばしい事なのだ。
――――が、ふとした思いつきに、ゼナの口元が悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「あ、でもですね、行儀のいいお客様っていってもお酒は飲むし、元々冒険者の人たちですから……ね、わかりますよね? わたしもたまに……その……」
黒の長袖に包まれた細腕で、己の身体を抱きしめる様な仕草を見せてもじもじする。ほんのりと頬に浮かぶ朱の色……なんて事まで出来るほどに芸達者では無いのだが、そうした気配くらいは感じさせる事が出来ようか。
寄せられた二の腕の合間でむにゅぅんっとたわわな乳肉が歪み、態とらしくくねらせる腰付きが肉感的な下肢に強い淫猥さを漂わせる。
お客様にお尻を触られたり、胸をつつかれたり、そういうちょっとしたスキンシップはあるんですよと匂わせて、それに対して最愛の恋人が嫉妬の欠片でも浮かべてくれるかな――――なんて期待を見せる上目遣い。
■リス > 時折、彼女のことが心配になる。
自分の肌を晒すこと、自分が性的な目で見られることに無頓着―――というか、望んで見せているようにも感じられる。
家にいれば、服を着てないとかもよくあるし、むしろ見せたいのだろうか、なんて考える。
褐色の肌がスピンターンによって、おしりがプリンと見えるのである。眼福だけど心配になる。
「お食事屋だったのね。
冒険者かぁ………今度、気が向いたら行ってみることにするわ?」
冒険者、というのは流石に気が引ける。ゼナのような子は怖くないけれど、彼らは基本的に怖いのだ。
こうみえて、武威を持つ相手とか、武器を持つ人とかチンピラとか、怖くて近寄れないぐらいには箱入り娘である。
ちなみに自分の店のお客様は別です。お客様はお客様、ですし。
そんなことを考えて、ふと見ると、ゼナの顔が悪い顔に。
「ふぅん?
たまに、その、お誘いかけちゃうのね?ゼナの淫乱な肉体で。」
少女はにっこり笑いながら問いかける。
本当は、冒険者の方が彼女にセクハラを仕掛けるのであろう。
でも、あえて言ってみせる。
自分の体を抱きしめ、上目遣いをする彼女に近づいて、その体を抱き寄せる。
「私がいるのに、あっしぇもいるのに、それでも物足りないんだ?」
ねえ、ゼナ?
問いかけながら、彼女の目をじっと見据えるのは、嫉妬と見えるだろうか。
■ゼナ > 「―――わぁっ、嬉しいですっ❤ えへへ、わたしがいる時に来てくれたら、こっそりサービスしちゃいますねっ❤」
冒険者としては一流に片足を突っ込んでいても、お店では下っ端ウェイトレスに過ぎないゼナのサービスなので、食後にパフェをつけるとかその程度の物になるだろうけども。
そして、かつてのリスが相手であれば心配にもなっただろうが、今の彼女は多くのドラゴンを顎で使う竜人娘。それこそ"名持ち"の冒険者でもない限り、そうそう彼女を害する事など出来ないだろうという安心感がある。
この辺り、急に力を与えられる事となった一般人のお嬢様と、すでにベテランの域にいる戦士娘の認識の違いと言えるだろう。
肌の露出などに関する危機意識の無さについては、ゼナがド素人でリスがベテランという話になるのだろうが。
「―――――っ!? ……ち、ちちちちちちがいますぅっ!!?」
こちらの悪戯に対する見事なカウンター。よもやその様な反撃を加えられるとは思っていなかった生娘は、ひとたまりもなく赤面し、熱帯びた頭で彼女に与えてしまった誤解を解こうと思考を回す。
が、そんな体躯をふんわり抱かれて、互いの吐息も絡み合う至近距離から空色の瞳にじぃっと見つめられてしまうのならば
「わ、わたし、そんな淫乱じゃありません! ………………………………………たぶん」
最後の一言は、さり気に視線を泳がせての物。
毎日の様に、一日に二度も三度も愛してくれるリスがいるのに、たまにふらりとエッチなお店にでかけてみたり、知り合った女の子といやらしい遊びに興じてしまったりするのだから、その言が力強い物になろうはずもない。
「――――もぅ……リスのいじわるぅ……」
結局此度の戯れはこちらの完全敗北。同い年のはずなのに、なんだか妙に大人びたリスのそういう所が好きなのだけれど、たまにちょっぴり悔しいのだ。
故に彼女のうなじに顔を寄せ、開いた口はがじがじと彼女の耳朶を甘噛みしての八つ当たり。
■リス > 「ふふ、サービスは、気持ちだけでいいわ?
だって、そこは、貴女のお店じゃないでしょう?ダメよ、お店の損になることをしちゃ。」
ウエイトレス……従業員であるから、いくら自分が行くとしても、それはやめておいた方がいいだろう。
いくらいい店長だとしても、勝手に値段を下げたりプレゼントしては売上が変わってしまうものだから。
店長が許可した時に、サービスしてくれればいいわ、と。
商売人としてのプライドとかそういったのがむくりむくむくと。
肉体はゼナの言うとおりに強く、そんじょそこらの冒険者やチンピラでは傷つけることはできないだろう。
でも、精神は普通の町娘でしかない、チンピラが凄んだらそれで泣く。
か弱い乙女なのである。
「何が、違うのかしら?
今、言ってたじゃない私もたまに……って。」
お互いの乳房を押し付けて、彼女を押して、事務所の壁に彼女の背中を押し付ける。
徐々に近づく顔、吐息がぶつかるぐらい、唇が重なるスレスレのところ。
「―――だって、私が目の前にいるのに、そういうこと言うんですもの。
意地悪したくもなるわ?」
ぷく、と少し頬を膨らませて言葉を放つ。
ちゃんと嫉妬する、目の前にいるのに、冒険者とにゃんにゃんするとかそんな言い方されれば。
「あ、ちょ、いた。」
痛みは感じてなくてもかじられたと思えば、なんとなく言ってしまうのは癖なのだろう。
腕を伸ばして抱きしめる。
「ゼナ、家に帰ろ?
そして、せっくす、しよ?」
少女は、身を擦り付けてゼナを見上げておねだり
■ゼナ > 「――――もぉっ、わたしだってそのくらいは分かってますぅ! ちゃんと自分でお金払うつもりだったんですからぁ……」
リスの言葉にはゼナもまたぷくっと頬を膨らませた。
本職は冒険者とはいえ、こう見えてウェイトレス歴も結構長い。言われるまでもなく、恋人につけるサービスは自腹を切るつもりだったのだ。それをあえて口にしなかったのは、自腹を切ってのサービス等という行為に妙な恩着せがましさを感じてしまった事と、それを口にしたならきっとこの恋人はそのサービスを遠慮してしまうだろうから。それでもお店に遊びに来てくれた恋人にサービスしたい。そんな微妙な乙女心(?)
まぁ、案外、あの店長であるなら、可愛い子へのサービスは店の方で負担するなんて事も言ってくれるかも知れないけれど。
そして、肉体的には街のゴロツキなど、それこそ赤子の手を撚るかの如く叩き潰せるだろう少女が、安っぽい恫喝に臆して涙目になる。そんなリスの有様を見たのなら、ゼナは思わずきゅんっ❤としてしまうだろう。暴漢への怒りを覚える前に恋人の弱々しい姿に萌えるというのはちょっとどうかとも思うのだけれど、きっとそんなリスの姿は危険な破壊力を秘めているだろうから仕方のない事なのだ!
まぁ、そんな思いは彼女の思考を読み取れないゼナの頭には浮かぶことさえ無いのだけれど。
「ふふー❤ 意地悪リスへのお仕置きですぅ❤」
かみかみと耳殻を噛んで軽い痛みを与えた後は、柔らかな耳たぶへと捧げる唇での甘食み。その結果として鼻先を埋める事になった彼女のうなじが、甘やかな体臭をほのかに香らせ興奮を煽る。
抱き合う体躯の着衣越し、それぞれ異なる弾力で歪ませ合う豊乳の柔らかさ。
彼女に対する好きという気持ちが膨れ上がり、吐息は熱く、鼓動は早く変化する。
「―――――……ここじゃ、ダメ…ですか?」
は、ぁ…❤ と漏らした吐息はもう完全に発情モード。
短すぎるスカート丈の奥、ピンクショーツの股布の内に感じる甘蜜の液感。
■リス > 「―――あ。」
頬を膨らませて彼女が放った言葉に、少女は彼女の想いを台無しにしてしまったことに気がついた。
申し訳なさそうに少女は視線を落として、暫しブツブツ口の中でつぶやいた後。
「ごめんなさい。」
恋人の折角の思いを台無しにしたのだから、謝るべきと考えての言葉。
「あ、んっ、や、も、だめ……っ」
耳元の刺激に、甘く息を吐き出して、ふるりと体を震わせて。
逃げようとしても彼女がしっかりと抱きしめてカプカプと耳元を噛んでくる刺激に快楽を覚え始める。
逃げる気も起きなくて、そのままにさせてしまうのだ。
こういうのも、大好き、だから。
「だめ、よ。
ゼナ、家に帰るわ。
家の中で、邪魔されずに、ゼナを独占して愛したいもの。」
我慢できなくなってきている娘に、ここは首を横に振る。
実は今すぐしたいのは自分も同じだが。
先程の言葉で少女は独占欲を刺激されたのだ。
家に帰って組み敷いて、たっぷりと自分を塗りこみたい。
だから、少女は彼女を見上げて言い切る。
その答えを持って、家に帰り愛を育むのは間違いはないのだった―――――
■ゼナ > 「うぅぅ~……もぅっ、リスのバカぁ……」
などと言うのは、あまりに素直に謝られた事で、むしろこちらが悪いことをしてしまった気分になったがための、これもまた彼女に甘えた八つ当たり。とは言え、バツの悪そうな表情の端に小さな笑みの気配が滲むのは、そうした彼女の事がやっぱりどうしようもなく好きだから。
だからこそ、戯れの耳噛みなんていう軽い触れ合いでさえ、あっという間に燃えてしまう。彼女が欲しくなってしまう。
「ん……が、がんばって、我慢します……❤」
愛しい彼女に真っ直ぐな欲望をぶつけられ、普段は快活なゼナの顔が雌の気配で頬を染める。抱きしめていた腕を解いて、代わりに彼女の手指に指を絡めた恋人つなぎで、帰路に付く前にこれくらいは……と、女同士の柔らかな接吻を交わす。
そうして館に戻った後は、愛犬グリムがうんざりするくらいに長く長く艶声を響かせる事となるのである―――。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からゼナさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。