2019/01/20 のログ
■リス > 「分かれば、いいのよ。
今はもう、私のところの奴隷ではないんだし、貴女の方法で、学べばいいわ。
大丈夫よ、ネコは要領がいいのだから。」
シュンとしている様子に、女は言葉を続けてみせる。
そんなにしょぼくれないでいいわ、と、今は彼女のやりたい方法で学べばいい。
それこそ実践中心でもいいのだ、と。
「恥ずかしいことではないし、そんなに気後れするようなことでもないわ。
好きな相手に好きだと伝えるだけのことだもの。
おおごとにして伝えるような風潮になっているけれど、相手に伝わるなら、そんな大げさでなくてもいいのよ。
それに、ただ、一緒にいるときに、一緒にいたい、と伝えるだけだっていいの。」
好きと伝える方法はいくつでもある。
それこそ、大胆な告白だってあるし、キスをするだけでもいい。
要は、想いが伝われば、なんだっていいのだ、と。
そんなに難しく考えなくてもいい、手紙だっていい。
少女は優しく説いて、大丈夫だから、と伝えた
■ネコ > 『うぅ、わ、わかりましたにゃ……』
相手の見事なフォローに、逆に弱る少女。
こういう所で、的確なアドバイスをしてくるあたり。
やはり少女は、この相手には頭が上がらない。
『いや、恥ずかしいってばぁ……。
そ、それこそ。まだ好きな人、っていう人はできてないけどさ……。
その……い、一緒にいたい、っていうのが……』
アドバイスに、更に赤面し、俯いてしまう少女。
これまで、少女はそういうことについて考えてこなかった。
セックスだって、本当はそこまで好きなわけでもないのだ。
だが、体を差し出せば嫌がる男は少ないし、それで世渡りができていた。
少女自身、気持ちいいこと自体は好きなので、そういったことから目を逸らしてきてしまったのだ。
『……だいたい、スラム出身のアタシが。
そんな、好き、とか言っても……。
相手が、迷惑するかもじゃん……?』
再度、しょぼ~ん、となってしまう少女。
どうにも、愛とか恋とかに対して、臆病になってしまっているようだ。
■リス > 「そうね、身分を気にするような相手なら、その人と一緒になるべきではないわ。
大事なことはただ一つよ。
今の貴女を、ネコを好きになってくれるか、だもの。
過去は過去。
今は、今。
確かに過去はネコを作る大事な要素だけれど。
成長した今のネコが愛するべきネコの姿なのでしょう。
出身を気にして、今、目の前にいる女を愛せない人なら止めた方がいいわ。
逆に、それでも離れられないぐらいに好きなら、ネコはその人を愛してるのだし。
なら、その人の考え方をぶち壊してやればいいのよ。」
ションボリとするネコに少女はにやり、と笑って言ってみせる。
臆病な相手に対し、少女は言い切る。
貴女のスタイルはそんなにか弱く見せる方法なのかしら、と。
傍若無人に、好きなものを好きと、嫌なものは嫌としっかり言い切る。
それが貴女の色でしょうと。
「恥ずかしいと思う方が、恥ずかしいわ。
私はレズよ?女を愛して、女を抱いて孕ませるの大好きよ。
そうね、人妻を奪って狂わせるなんて最高。
でも、これが、私だもの。
さっき、ネコは言ってたでしょ。
私はそうそう変わらない、って。
なら、そんな自分を誇ってみせなきゃ、しょぼくれた女よりも明るく笑う女のほうが、魅力的だし、相手も好きになるわ。」
そんなものよ、と、笑ってみせる。
■ネコ > 『……。
なんていうかさ。リスって、本当にアタシより年下?
ちょっと、大人すぎて、ビビるんだけど……。
でも、うん。ありがと……。』
気持ちいい位に真っ直ぐな言葉に、呆気に取られる少女だったが。
すぐさま笑みをこぼし、相手に感謝を伝える。
案外、この言葉が聞きたくて。今日はここに来たのかもしれないな。
内心そんな事を考えてしまうほどの、気持ちのいいアドバイスであった。
『そ~かもしれないけどさ~……。
あ~ぁ。アタシもリスみたく、ちゃんと自分に向き合って生きてくればよかったなー』
今までは、生きることにただ必死だったもんなぁ、とボヤく少女。
だが確かに、相手の言っていることは理解ができた。
ウジウジ悩むのは自分らしくないし。なによりも、そんな自分は気持ち悪い。
だったらやっぱり、自分の思うように生きるのが一番だ、と。
少女は考え、相手に向かって微笑む。
■リス > 「人妻ですから。」
まあ、それ以外にも人間をやめたりとか、娘が三人とか、セックスで死にかけたりとか、それなりに波乱万丈だったりするかもだ。
ビビると言われてもなぁ、とか。少女は薄く笑うだけしかできない。
「別に、向き合うとか、そんな考えしなくていいの。
だって、あるがままでイイの。
むしろ、無理してよく見せようとしたほうが、相手が幻滅するもの。」
彼女の言葉、それでいいの、と。
自分らしく、自分の思うがままに、それでいいのだと。
満足そうに笑う。
「今のうちなら、もっといろいろな相談のるけど、如何?」
今のうちにできるだけ経験値増やしたほうがいいんじゃないかしら?
なんて、冗談交じりに。
■ネコ > 『人妻凄すぎるでしょ。それで説明済ませようとしないでよ』
そんな簡単な説明で納得できるか、とばかりに相手にツッコミを入れる少女。
だが、もしかしたら。本当に、人妻だからこその大人っぽさなのかもな、と。
少女はそう考えて、微笑む。
『……むぅ。またむずかしい話だなぁ。
でもまぁ、まずは好きな人ができてからの話だけど……』
あるがまま、ねぇ。と。少女は首を傾げつつ、難しい顔。
とはいえ、まだそんな、心を強く惹かれる相手に出会ったことがある訳でもない。
今はまだ、焦らなくてもいいよね、と結論付け。
『ん……。いや、そろそろお暇するよ。……お暇しますにゃ。
あんまり、お仕事の邪魔しても良くないし。
……リス、その。ありがとう』
相手からの冗談に、少女は苦笑しつつ、ソファから立ち上がる。
考えれば、ちょっと長々と話をしすぎたかもしれない。
相手にも、そして少女にも。まだまだ仕事はあるのだから。
あまり長いも良くないだろう、と少女は考える。
■リス > 「そうよ、特に子供を産んだ人妻……母親はもっとすごいんだから。」
ツッコミに軽く笑ってウインクをしてみせた。
もしかしたら、少女の性格的なサムシングなのかもしれないけれどそれは……まあ、わからない。
本人もよくわかってない部分である。
「ええ、ええ。
好きな人が出来てから出ないと何もわからないから。
その時にまた、言いに来なさいな。」
その時にならなければわからないことが色々とある。
彼女はその所に来ていないだけなのだろうと思って。
「ふふ、お疲れ様、ネコ。
じゃあ、ご主人様にちゃんと受け取ってもらえなかったって報告してね。
手紙を書いたほうがいいかしらね。
気にしなくていいわ、別に急ぎの仕事はないから。」
立ち上がる相手を送るために少女も立ち上がる。
仕事はもうすぐ終えることが出来るし、気晴らしも出来たからちょうどいいわ、と。
■ネコ > 『母親……ね』
ふっ、と。寂しそうな表情を見せる少女。
少女自身、母親について良い記憶は無い。
だが、目の前の相手の姿を見れば。母と言う存在も、そう悪くは無いような気がした。
『あはは。その時はまたお邪魔させてもらうよ。
……その。相談とかも、するかもしれないけど』
相手のやさしい言葉に、少女が笑顔になる。
なんというか。少女は、今日のこの会話のおかげで。
相手に対して、友人、という様な感覚を抱いてしまっていた。
元とはいえ上司なのだから、どうかとも思うが。
『あい、あい。お疲れ様ですにゃ。
ちゃんと伝えておきますけど。あの人、案外照れ屋だからにゃあ。
直接私に来るとき、すっげぇ真っ赤になってそうだにゃ。
……それじゃ。今日はありがとうございましたにゃ』
くすくす笑いながら、少女は立ち上がり。再度相手に頭を下げる。
少女もまた、気晴らし、というか。悩みが吹き飛ばせて、明るくなれた。
やはり、会いに来れてよかったなぁ、と思いつつ。
少女は、荷物を手に持ち、店を後にした。
後に、主人に事の顛末を話したところ。
なぜかは分からないが、ものすごく困った顔をしていたのは……。
また、別の話である。
■リス > 「大歓迎、よ、いつでも来なさいな。」
今や上司と部下ではない、それなら、友人というのは問題はない。
また遊びに来てね、と軽く笑いながら手を振って見せた。
何も気にすることはないわ、と。
「お疲れ様。
テレテレして動けない男ほど、いいものを逃すのよ。
真っ赤な顔を見てみたいから早くしてねって言っておいて。
またね、ネコ。いつでも遊びに来ていいから。」
少女は彼女を見送ったあとに。
己の方も残った作業を終わらせる。
そして、仕事が終わったら何時もの温泉宿で温泉に入って家に帰るのだろう。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からネコさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
■リス > 本日もトゥルネソル商会は開いております。
年中無休が売りのうち一つでありますし、従業員たちも豊富で交代制なのです。
それに、こういうお店はお休みするとお客様の不便になってしまいましょう、ということで、開いていたりします。
今日は二階の日用品のフロアにいました。ボードに紙を挟み、在庫と売れ行きのチェックをしています。
こまめにチェックして売れ行きと人気の品を確認して、人気のあるものは多めに仕入れ、人気のないものはフェードアウト。
そんな調整をしないといけないのです。
一人では品物が多すぎるので、店員と手分けをしながら、チェックをしていた。
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にゼナさんが現れました。
■ゼナ > 本日は仕事で大儲けしたという冒険者が来店し、早い時間からそれはもう凄まじい乱痴気騒ぎを繰り広げた。与えられた儲けも相当な物だったのだろうが、そこまでの客入りを想定していなかった店は早々に品切れとなり閉店。イナゴの群が通り過ぎたような有様となった店内の清掃を終えたゼナは、久しぶりに早い時間の帰路に付くこととなったのだが……。
「リス、いますか? あ、いえいえ、大丈夫です。いつもの所ですよね? ……え、違う? はぁ、商品の棚卸し……わかりました、2階ですね、行ってみます。」
階段の所で出会った顔見知りの店員ミレーとの会話は、仕事中の恋人の耳にも届いたかも知れない。とんとととんっ。軽やかなリズムで奏でる足音は、ゼナの機嫌の良さを感じさせる物。黄金の短髪の顔横で一房括った小さな三つ編みを揺らしつつ、恋人の姿を探していたゼナは
「――――っ!❤ リスゥゥウ~~っっ❤❤」
ひまわりの花が咲くような笑顔を浮かべ、見つけた恋人にいきなり抱きつきかねない勢いで近付いていく。普段であれば、そのままぼふんと抱きついて、豊乳で窒息させんばかりにハグするのだが、今日は手前で急ブレーキ。
その所作は明らかにおかしい。いつもと違う。
首から脛当たりまでをカバーする冒険用の分厚いマントの合わせを、吹雪の中を進む様にがっちりきっちり合わせているのだ。裸コートの変態行為を疑われてもおかしくないくらいの不自然なまでの防御力。その内側に隠されているのが何なのかは、にこにこ笑顔の頭頂で儚げに揺れるヘッドドレスの純白から察する事が出来るかも知れない。
■リス > 彼女の事は店員にはだいたい認知されている。というのも、いつもお仕事終わったあとに健気に店の外で待っていたり。
ちょくちょく遊びに来たり、リスの嫁自慢でうっとおしいほど聞かされたり。
なので、奴隷の店員たちも彼女のことは身内と認識しているようで、彼女、と来たら、まず事務所に通すことが多くなっている。
リスが仕事している場所の一番多くは事務室なのだ。
が、今日はたまたま事務室にはいなかった、とはいえ、店の中ということは間違いはないのだけれども。
そして、会話が聞こえるほどこの店は安っぽい作りはしていない、床も壁も総煉瓦なので、耐久性も防音性もばっちりの店です。
「あら?」
こう、猪とかそんなものを連想させる恋人のダッシュ&タックル。
自分を見かけるとものすごい勢いで飛びついてくるのはとても界隈らしくて嬉しくて。
ついでに言えば抱きしめ返したくなるのだ。彼女の胸で窒息死なんて最高である。
――――と、思ったのだけれど、彼女は急に近くで止まる。
そこで気が付くのは、いつもは誘っているといって良いぐらいに、体を、肌をさらす彼女なのだけれども。
今日はおとなしいというか堅牢な城壁というか、そう、肌を隠しているのだ。
そして、視線を上に上げると、ホワイトプリムが見える。
そうなると、その下にあるのはメイドの服装だろうか。
「ゼナ、こんばんは。というか、もう、こんな時間だったのね。」
彼女が来たことにより、今の時間を思い出した模様。
作業自体はだいたい終わっているし、ミレーの店員に、あとは頼める?と棚卸の残りを渡す事に。
彼女らでも、終わらせることができるぐらいにはちゃんと教育しているから。
■ゼナ > 小麦の顔いっぱいに浮かべた笑みが『見せたい見せたい見せたい見せたい』とゼナの気持ちを垂れ流す。しかし、ここがリスとの愛の巣である館の中であるなら問題ないが、いつ客が訪れてもおかしくない売り場の中で、他の店員と共にお仕事の真っ最中。
ここであれこれ始めるほどの節操無しでもないのだ。
「はいっ、こんばんわ、リス。いつも遅くまでご苦労さまっ❤」
『見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい見せたい』
そわそわうずうずっ。落ち着きのない視線が周囲を見回し、ちらっ、ちらっと向ける蒼瞳の上目遣いが言葉にせぬままおねだりする。『事務所に行こうよぉ、ふたりっきりになろうよぉ❤』正直ちょっとウザいかもしれない。
そんなゼナの気持ちを敏感に察知して、優秀な店員達に引き継ぎをする旦那様❤ こういう所がたまらなく好きなのだ。
きつく合わせたマントの尻後ろ、ぱったぱったとめちゃくちゃに振りたくられる犬尻尾が幻視出来るほどの喜色を滲ませ、ゼナは最愛の恋人が事務所へと脚を向けるのを待ち望む。
■リス > 「ゼナも、いつもお疲れ様、よ、ありがとう、ね。」
彼女が冒険者として依頼を受けて周囲の魔獣を倒してくれるから、安心して物資の搬送などができるのだ。
彼女もいつも助けられている、女はそう思って嬉しさを顔に出してみせる。
そして。物理的な圧さえ伴っているような、彼女の欲求。
もう、と呆れたような、楽しそうな笑みを受けて吐息を吐きだそう。
「少し事務所にいるから、何かあったら呼んでちょうだい?」
時間も時間なので、何かあるというのはほとんどないであろう。
でも、一応責任者は自分なのだから、何かあったときは呼んでもらう必要がある。
声だけをかければ、はいはいと言わんばかりの店員たち。
奴隷の店員のはずなのにこの扱いおかしくないかしら。
首をかしげながらも、彼女に手を伸ばす。
「じゃ、いこっか?」
自宅でもいいのよ?なんて問いかけてみるけれど。
ゼナの様子では家まで待てない、となりそうだし、そのまま事務所まで。
■ゼナ > 事務所への移動を示唆した彼女に向けるのは、『きゃぁぁあああっ❤』なんて心の声が聞こえて来そうなゼナの喜び。周りの店員達も思わず苦笑を浮かべる妻の有様もまた、近頃の店長の扱いの悪さにつながっているのかも知れない。
ともあれ、彼女が上品に手を伸ばすのなら、嬉々として豊乳に掻き抱こうとしてハッとして、結局はマントの合わせからちょこんと顔を出した手できゅっと握るという形に落ち着いた。
「――――はいっ❤」
逸る気持ちもそのままに、若干足早に事務所へと向かうゼナ。
当然、いつ急用が舞い込むかも知れない事務所よりも、どれほどいかがわしい事をしたとて何ら問題のない屋敷に帰る方が良いに決まっている。
しかし、これも彼女が想像した通り焦らしプレイに弱いゼナは多分、帰路の途中で痴女よろしくマントの中身をさらけ出してしまう事になるだろうからこれで正解。
そうしてようやく事務所に付けば、勝手知ったる他人のお店。
後手にさり気なく鍵を掛け、一応のプライバシーを確保した後
「―――――じゃぁぁああんっ♪」
なんて言葉と共に満を持しておっぴろげる分厚いマント。
小首を曲げて、慣れぬシナをつくるぎこちない媚び姿が見せるのは、ついに新しくなったお店のユニフォーム。ロベリアさんが夜なべしてがんばってアイデアを出して作ってくれた珠玉の一品。
以前のエプロンドレスとは異なり、上品に衿を閉ざしたクラシックスタイルの長袖メイド服。そんな上半身のガードの硬さとは裏腹に、スカート丈はびっくりするくらいに短い。胸から腰に掛けて覆うフリルエプロンの方が丈が長いくらい。飛んだり跳ねたりしゃがみ込んだりしなくても、ほんのちょっとした所作であっさりと下着が晒されるだろうマイクロミニのエロ仕様。
そこから覗くペチコートの端やら、むちむちの太腿に食い込むガーターストッキングの白レースが形づくる小麦肌とのコントラストやらが微妙に瀟洒で上品な分、余計に淫猥さが際立って見える事だろう。
「どうですかっ? どうですかっ? これ、ロベリアさんのお店の新しいユニフォームなんですけど、とってもとっても可愛くないですかっ?❤」