2018/12/16 のログ
ご案内:「古びた遺跡の一角」にアイディールさんが現れました。
■アイディール > 森の中にある古びた遺跡。
すでに冒険者たちの手によって探索され尽くしてしまった感のある場所だ。
めぼしい宝はあらかた奪い去られて、中に棲んでいた守護者や魔獣も概ね狩り尽くされた。
そんな使い潰されたような遺跡の中の一部屋に、その魔石は存在した。
――透明で小さな石の中に、まるで燃えているような光が存在する。
薄っすらと、時間に応じて色を変えていく。青、赤、黄、緑、紫――。
きらきらと煌めく色の中に、時折黒く闇のような色合いが走る。
それはそんな石だった。
ただ、静かに静かにそこに存在し、いつか消えてしまうだろう。
そこに存在するのが極自然で――けれど、決定的にどこか不自然な光。
そんな風に、今宵それはそこで何かを待っていた。
■アイディール > そうしてほどなく、光の消えた遺跡には静寂が戻ってきていた。
ご案内:「古びた遺跡の一角」からアイディールさんが去りました。