2018/09/15 のログ
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > 王都の平民地区と、富裕層の境の大通りにある、レンガ造りの建物。
 トゥルネソル商会、王都・マグメール店は、いつでもお客様のお越しをお待ちしております。
 豊富な品ぞろえを特別な配送により、皆様の納得のいく価格にてご提供いたします。
 店頭にないものであっても、ご依頼いただければ出来うる限りお取り寄せさせていただきます。

 そんな、万事屋みたいなお店が、少女が店長をしているトゥルネソル商会。
 今日も朝から、少女はパタパタと店の中を走り回ります。
 納品された品物のチェックや、来店のお客様の対応、従業員たちへの指示、品物の在庫の確認等、やることは一杯あるのです。

 肉体的な疲労は最近は全然ありませんが、やはり精神的に疲れる時もあり休憩が必要な時は。
 一回の事務室に戻り、書類整理をしながら、お茶を飲むこと。
 そして、今ちょうどお茶を飲みながらひとやすみ、な状況だったりします。
 何かあれば、奴隷のミレー族の店員が呼びに来るでしょうし。

リス > 少女が書類の整理をする音だけが、事務室に響く、カリカリ、カリカリと、ペンが紙を描くその音だけが事務室の中に響き渡っていた。
 時折、お茶を持ち上げてこくり、と飲み干して、さらに書類。
 最近は、頭の方も冴えてきているのか、数字とか以前よりもはるかに理解できるようになっている。
 便利なものね、なんて思って、小さく笑いをこぼしながら書類を処理していく。
 今のところ特に不備はないことが確認できているし、売上も上々である。
 とはいえ、冒険して、新たなところを開拓……というのはしない。
 理由として、今でも十分冒険と言えるほどにアレやこれや手を出しているのだから。
 もう少し様子を見てもいいだろう、父親もそういうふうに言っていたし。
 しばしの作業の後、書類の整理も終わってしまう。
 今するべきことは全て終わっていて、そうなると後は、店の中に行く必要があるが。
 まあ、しばらく待とう。
 あまり店に顔を出しても、店員たちの育成にも良くはないし。
 なにか不測の事態があったことの時のために、待機していよう。

 来客とかあっても、まずはここに呼びに来るだろうし。

リス > そんな風に、少女の仕事は続いていく。
 しばらくすれば、ミレー族の店員がやってきて、少女に話を持ってくる。
 それは、貴族からの依頼であり、借金の件であろう。
 そういうのは、少女の分野であり、店長でしかできないことである。
 小さく笑みを浮かべつつ少女は立ち上がり、応接間へと。

 このお店には、本当にいろいろなものが、あります――――

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。