2018/07/04 のログ
ご案内:「砦を見下ろせる崖」に紅月さんが現れました。
紅月 > ーーーそよそよ、そよ…

タナール砦を見下ろす事ができる崖のひとつ。
そこに、紅の髪の女がいた。
辺りには風に流されて、色々な香りがする。

香り、と、一口に言っても色々ある。
血の匂い、糞尿の臭い、硝煙の匂い…そして、奴等の腐敗した臭い。
…つまり。
不死者と人間の戦いで、かつ、銃撃戦があったと。
そして、砦から先に行こうとして…消えた。

「…アンデッド族って、銃使える程頭良かったっけ?
まだ脳が新鮮なのかしら」

思わず首を傾げる。
何だろう…随分と、奇妙なものを見た。

紅月 > 「…いやぁ、案の定?
怪しいと思ったんだよなぁ、この依頼…報酬金額もバカみたいに高いし、詮索不要とか書いてあるし…!
……そしたら、これだもんなぁ」

うへぇ…と、ドン引きした顔を隠しもせずに砦を見下ろす。
死体を砦にブッ込んでからサモン、とか…エッグい事をしなさる。

「あー、あー…フナムシ事件の時も散々駆け回って、倒れるまで必死になって掃除したのに…今度はまんま、腐敗物かぁ」

近くの木によりかかりつつ、げんなり、である。
すごく現実逃避したい気分だが、残念ながらお菓子しかもっていない。

紅月 > 「……、…あー、うん。
見なかった見なかった、私はなぁんにも見なかった、と」

いやまぁ、じっくり見ちゃった訳だけど…これ、誰にも迂闊に話せないもんよ。

「にしても、何でわざわざ…不死者は加護のせいでマグメールに入れない弾み、のに、何故むりやり来ようとするんだろ。
普通なら誰かに命令されてる?…なにそれ意味は?」

ひとしきり悩んだ後、はぁ、と息を吐いて。
片手で顔半分を覆い、首を横に振る。

「あーもーめんどい、しーらないっ!」

サクッと帰って、さっき逃げ帰った連中捕まえて治療したら、さっさと尻尾巻いて逃げよ。

ご案内:「砦を見下ろせる崖」から紅月さんが去りました。