2018/06/24 のログ
ご案内:「第13師団隊舎 鶏小屋」にマリアージュさんが現れました。
マリアージュ >  
王城から、送り迎えの馬車。
御者の方の手を借りておりますと、急いで裏にある鶏小屋にぱたぱた向かいます。
といっても、成人男性が歩く程度の速度しか出ませんが。

こけっ

鶏小屋の広い敷地で、見慣れた雄鶏がこちらを向く姿。
ひのふのみいの、と鶏さんの数を数えまして、減っていないので。
ほっと安堵して胸を抑えるのです。

棚に上る鶏さんがお仕置きされます話を聞きまして。
気もそぞろだったのです。

マリアージュ >  
以前なら、生きたまま持ってこられて、
調理番が捌いて食堂に並んだものですが。
マリアージュが来てから、生きて来た鶏さんはお友達として鶏小屋に。
増えていくばかりで拡大された鶏小屋の敷地で、元気にこけっこーと。
それ以来、鶏肉は割高でなっても、肉屋で絞められ捌かれた鶏肉が来るようになりましたけれど。
そんな鶏を、他の動物と一緒に世話をよくしているのがマリアージュです。

どうしたお?、とすっかり肉付きが良くなり毛艶が良くなった師団の番犬が、
人懐っこく尻尾を振りながら近づいてくるのですが。
それを見まして、ぎゅっと握った両手を胸の前で揃えまして。

「――皆様、鶏さんを守らないといけませんわ。
 オーギュスト様が、鶏さんを狙っておられますのっ!」

悲壮な決意で、そんなことを犬たちに言うのです。

・・・別に鶏さんは狙われていないのですけれど。