2018/05/08 のログ
ご案内:「ステッパーズ遺跡」に紅月さんが現れました。
ご案内:「ステッパーズ遺跡」にローザさんが現れました。
■紅月 > [前回の続きより…]
何だかやる気満々の可愛い後輩ちゃん、なのだが…あ、アレっ?
何だか魔力が、こう、ずももももーっと上がってる…?
先程とは別の意味で、きょと~ん…小さく冷や汗をかいてるかもしれない。
「…ふむ、ローザちゃん。
ちょっと此方へおいでませ?」
クッキー瓶を虚空に仕舞い、おいでおいでー…椅子に座ったまま軽く足を開いて懐に招き入れる姿勢。
…もしローザが近付いて来たなら頬に手を滑らせ抱き締めて、額を合わせるだろう。
■ローザ > 「はい、なんですか?」
隠すことなく気を放つ小さな体。
魔力と神性の力の二つが身体から放たれる。
少女は呼ばれるままに近づき、足の間に入った所で静止する。
紅月の両手が頬を触れてから抱き寄せられる。
互いの額を擦り合わせると、体温が伝わる。
少女はこれから何をするのだろうと目を丸くしていた。
■紅月 > ローザが素直に近付いて来る姿に嬉しげに微笑んで…緩く抱き締めると、目を閉じる。
魔力測定とまではいかないが、接地面を増やして彼女の魔力を乱さない程度にごく軽く自分の魔力を溶け込ませる…そうして彼女の根源たるオーラを少々確かめて。
…ぷぅっ、膨れっ面。
「んもうっ、ローザったらホントは凄ぉく強いでしょ!
可愛い女の子だから~ってすんごい先輩風吹かしちゃったじゃない…うぅ、恥ずかしい」
言いながらだんだん、うっすらと頬を染めて拗ねたような口振り。
ローザの頭を撫でながらプイッとそっぽを向いて。
■ローザ > どうやら、演技はばれてしまったようだ。
体内に流れる異物は全身を隈なく駆け巡る。
どうやら少女の魔力の量を測られたようだ。
「ごめんね。 せっかく出来た先輩だし、ちょっと後輩らしいことしてみたくなって。」
頭を撫でられると、嬉しそうに頭を突き出す少女。
もはや後輩ごっこも終わりと判断した少女は素の口調へと変わっていく。
「そんなに怒らないでよ、紅月。」
首を伸ばすと、紅月の頬へと唇で触れる。
赤くなってそっぽを向く姿も可愛らしかった。
■紅月 > 「…しょうがないなぁ」
ヤレヤレ、といった風に苦笑する。
「一度強くなっちゃうと、なかなか『後輩になる』って難しいもんね?
気持ちは凄くわかるけど…何か、フクザツだわ……?」
身に覚えがあるから叱れない、困ったなぁ、といった様子で恥じらう。
…あぁもう穴があったら入りたい。
けれど頬に口付けされれば、セクハラしないのー、と、やっぱり苦笑して。
「…まぁ、私で良ければ甘えてくれていいよ?
可愛らしい子は大好きだしね?」
まだ染まったままの頬で綺麗に笑ってみせ。
■ローザ > 「これからも僕の先輩で居てくれる?」
恥ずかしそうな紅月をへへっと悪戯っぽい笑みで見つめる少女。
困った様子であるが口づけにも嫌な顔は見せず。
「ありがとう、紅月。
僕も紅月のこと大好きだよ。」
笑顔を見ると、嬉しくて抱きついてしまう。
ぎゅっと強く抱きしめる少女。
こうなるともう一つ疑問が生じる。
「紅月も多分普通の人間じゃないよね?
実際の所、どれくらいの事が出来るの?」
■紅月 > 「ふふっ、お宝探しにきたら『可愛い妹分』だなんて…凄い財宝見つけちゃったわね?
おねーさんに任せなさーい」
ローザと同じくらいの力でぎゅっと抱き締め返し、髪を撫でる。
その表情は実に御満悦といった感じだ。
さて、次いで自身の能力について問われれば。
何故か首を傾げる紅色。
「…んー……んんっ?
とりあえずね、私って鬼神と精霊の混ぜモノなのよ。
それで各々の家系の能力は受け継いでるんだけど…どのくらい、どのくらい?」
そういや限界見たことないなー、と、また首を傾げる。
「普段から人間達の『良き隣人』として、人間のフリして生活してて…あんまり暴れないから使う機会が、ね?
治癒とかアイテムへの魔力付与とか、鬼神のイメージとはかけ離れたスキルばかり上達してくわね」
くすくす、と、自分の事なのに面白そうに話して。
■ローザ > 「僕もだよ。 紅月と仲良くなれて良かった。
これからもよろしくね。」
抱きしめられ、頭を撫でられる。
こうやって甘えるのは随分と久しぶり。
少女は至福の時を味わっていた。
「そうなんだ。
その話を聴くと結構な力がありそうなんだけど。」
不思議そうに見つめる少女。
「人間としての範疇しか力使ってないんだ。
それなら戦闘とかもあまりしないの?
僕と大違いだね。 僕はこれでも人間なんだけど段々人間扱いされなくなってきちゃって。」
頭を掻き、眉を下げている少女。
「そろそろ街に戻らない?
僕もお宝持ち帰りたいし。」
右手をパチンと鳴らし、ワープホールを作る少女。
行先は王都にする予定。
紅月が望めば共に。 断られたら一人で戻るつもりで。
ご案内:「ステッパーズ遺跡」からローザさんが去りました。
■紅月 > 「うん!宜しく!」
周囲に花でも舞いそうな幸せそうな笑顔をこぼし。
「強いて言うなら、地精霊の加護で家庭菜園が捗るわね。
火精霊の加護も野外のお料理で大活躍してるわ」
えっへん、と胸を張る。
これでも至って大真面目、何とも家庭的な鬼神である。
さて、ワープホールが作られれば
「あら便利、いいなぁ」
と、実に関心した様子。
「そうさね、帰ろっか?
ローザとゆっくりお茶したいなー」
のほほんと笑ってワープホールを潜る。
さりげなくローザの手を握り、何とも楽しげに。
…街に帰って喫茶店に立ち寄ったかは、二人のみぞ知るところ。
ご案内:「ステッパーズ遺跡」から紅月さんが去りました。