2018/05/04 のログ
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院」にローザさんが現れました。
■ローザ > 昨日であった冒険者より、国の事を知りたいのなら図書館がお勧めと言われた少女。
早速学院の図書館へと入り込む。
授業料を払い生徒になろうかとも思ったが、学院そのものにはまだ興味が湧かなかったので今日は図書館に直接忍び込んだ。
まだ誰も来ていない無人の筈の図書館で本を読み漁る少女。
地理、経済、歴史の本を読んでいる。
もっとも、少女が読んでいるものはどれも子供向けの簡単な物ばかり。
当然表向きの内容の更に浅い所ばかりになる。
「はぁ~、難しいよ。」
少女は本を並べた机の上で突っ伏してしまう。
身体を動かすことは得意な少女も活字は苦手であった。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院」にアッシェさんが現れました。
■アッシェ > 生徒の外見を借りて(本物の生徒は少しお眠りして貰いまして)、学院の図書館に忍び込んで見たり。
図書館に入るなり、入口から見えずらい本棚にサッと入り、出て来た時にはそこにいたのは おかっぱの黒髪の少女。
「他愛もないわー魔法学院いうても、魔法も変化も分からんて」
小声で独り言を呟きながら やれやれと肩をすくめ、
無人とは思っていなかったが、気配がするので どんな生徒がいるのかと本棚を壁に見てみたら、
テーブル席か閲覧席に一人の少女の姿を発見、それもうつ伏せの模様。
すすすっと足音も少なく 気配も落として(もともと気配は小さいけど)、
少女の突っ伏している―耳元に囁く様に甘ったるい蕩けた声を以て
「こんなトコロで おねむりなん?」
気づいて貰えれば 小悪魔の様な笑みを浮かべて 大丈夫? とか付け足すかも。
■ローザ > 窓際のテーブル席を独り占めして寝ている少女。
頭の中は半分程夢の国に旅立っていたが、魔王としての身体が異変に察知する。
誰も居ない筈の空間に突然大きな気配。
「ん、そうだよ。 本を読んでると疲れちゃうからね。」
耳元に囁く甘い声に返事を返すと、むくっと起きては半分程閉じた瞳で見上げる。
「えっと、君はだあれ?」
人ではないな~っとまだ起ききっていない頭で考える。
■アッシェ > 声をかける前に さっと気配察知を探らせてみた。
この図書館 警備体制がザルだった、どうでもよいので何か問題があれば対処しようと思案終了。
この目の前の少女が何となく人じゃない気がするが、この身は人型を取ってはいるとはいえ古竜である。
その辺の魔王と同等かそれ以上かタメが張れる存在だが、敵対しない限り少女はのらりくらり。
…漏れていたら、古竜としての気配を人並みに抑えてしまうだろう。
「こないなトコで眠りはったら 風邪ひいてしもうよ?」
おきてはってよかったわ、と付け足し程度に呟き、窓際と言えどもまだまだ暖かい季節ではない筈。
ニンゲンの体は強くもないといつぞや聞いたので 人並みに心配する様に伺い、身を起こすと
「うち? うちは…どないしよか。エミリーにしとこか」
そのエミリー(此処に忍び込んだ際に眠ってもらった生徒の名)は図書館の備品室でお眠り中だ。
堂々と忍び込みました、本名を名乗る阿呆が何処にいる、ってことで偽名を名乗ってみた。
でもその答えは色々な意味でおかしかった。しとこかって変。
こちらも、この子 人やないで 多分、と頭の隅っこでツッコミ中。
■ローザ > 「大丈夫だよ。 多分…。」
少女の身体は所謂不老不死。 実際の所何をしても何も起きない身体となっていた。
な~んて人には言えないので、寝ぼけまなこであり、動きの悪い口でふにゃふにゃと。
竜の気配をビンビンに感じていたが、特段争う様子もないので気にもせず。
「しとこか…って。 そこは堂々とエミリーって名乗ってよ。」
まだ眠いのか、両目を手で擦る。
「で、自称エミリーさんは何しに来たの?
お勉強?」
■アッシェ > 「そかそか 大丈夫やったら 何も言わへんよ?」
大丈夫らしい、目の前の突っ伏している少女からは 眠そうだが返答を頂いた。
寝起きに機嫌が悪そうな口ぶり…寝起きって意識がきちんといないからそう口ぶりも鈍いのか、
うちはそうでもないから分からんなぁ、と頭の中で1人感想。
竜の気配漏れ漏れにまだ気づいてい無さそうだ、隠蔽スキルが低くてどうしようもないしこの辺放置。
「んーそうなんけどね、ものほんのエミリーはん 眠ってるし
偽エミリーなうちは …勉強もあるけど、書類探しやろか」
即 偽と認めてしまった、忍び込んだのはあるけど、書類探しもあるから正直に言ってみようかと。
■ローザ > 「まあ、別の問題が起きてるんだけどね。」
栗色の瞳をクリクリと動かしている少女。
せっかく来てくれたこの女性に頼ろうと思ったようだ。
「そこまで言っちゃうなら、本当のお名前言いなよ。
僕はローザね。 最近この街に来たんだけど、勉強しようとしたら眠くなってさ。
良かったら、色々教えてよ。 しゃかいじょうせい? を教えてくれるかな。」
どこかで聴いた言葉をたどたどしく口にする。
■アッシェ > 「べつってなんなん?」
あかん、王国の標準言語の発音がおかしい事に為ってきた。
どうも訛っているのできちんとした発音が出来なくなってきた様だ。
こほんこほんと態とだが咳き込んで訛っているのはそのままに意識をして喋ろうと口をもごもご。
「んー そなら しかたか。
こっちの姿は アッシェやな。社会情勢ってどこまで知りたいん。
搔い摘んでいえば この王国 色々と危ないで。しょっちゅう 魔族と人間争って居るし。
勉強しよと思ったら眠いんか… 本は難しいんやろな。体で覚えるってのもあるんけど?」
色々と方法はあるよ、と小悪魔的な笑みを以て どうないする?と提案を提示。
■ローザ > 「僕が本を読むと眠くなっちゃうって言う大問題だよ。」
どこの訛りか知らないが、相手は癖のある喋り方をするなあとじっと観察する少女。
咳込んでいるので、本人は気にしているのだろうかと緩く考えていた。
「宜しくね、アッシェ。
そりゃ知れることなら全部だよ。 多分、この図書館にある内容は表向きだろうなってのは僕でも分かるよ。
危ない方が僕としては楽しくて良いんだけどね~~。
アッシェもそんな感じじゃないの? 悪そうな顔してるよ~~。
おおう、エロそうな響き。 でもやろうかな。 このままだと読み切る前に永眠しちゃいそうだし。」
蠱惑的な笑みを楽しそうに見つめる少女。
危ない匂いもするが、それ以上に興味が湧いている。
■アッシェ > 「眠くなりたい時は 本持ったら即お眠り はええなぁ。
うちは何もなくても 眠るけど…あ、もふもふは別やな」
一寸東の果ての地方の拗らせ言語の方言の一つを訛らせた感じ。
本当はもっと柔らかなはんなりとした喋りの筈だが、少女は拗らせてしまった。
「普通の人間やったら 頭パンクしはるえ?
全部って…ここの学院図書館は王国の忖度してはる情報と学院で必要な本しかないやん。
禁書とか危険な香りのする本は此処にはないやろな、あるとしたら王城か裏取引のあるとこか
魔族の国とかやろな、一番最後のは遠いやろから、危険なとこには危険な本が揃っているで。
うちは 悪そうな顔してないで、正常な顔なん。
ここで、はあかんな、河岸移動しよか?」
ほなら やるなら 移動しよか、と少女に手を差し出す小悪魔少女。
痛くない気持ちいい憶え方で教え込もうとする図、その後 どうなったかは二人次第…?
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院」からアッシェさんが去りました。
ご案内:「王立コクマー・ラジエル学院」からローザさんが去りました。