2018/04/05 のログ
ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にリスさんが現れました。
リス > 平民地区と、富福地区の中間にある、レンガ造りの4階建ての大きなお店。
 トゥルネソル商会、王都マグ・メール店。
 本日も何時ものように開店しております、店の前には大きな剣が、選定の剣よろしく地面に突き刺さり、こういう武器も作れます的な看板がぶら下がっている。
 店長はその剣の前に立ち、うん、とうなづく。

「こういうふうに見ると、武器屋に見えなくもないわね……。」

 トゥルネソル商会は、どっちかと言うと道具屋寄りで、幅広く取り扱っているお店ではあります。
 これでは武器屋としてのインパクト大きいかしら、なんて考えてみたりもするけれど。
 ほかの道具とかはこういうところ(外の敷地)に置く場所は無いし、雨とかで駄目になりそうだ。
 諦めたほうがいいか、少女はそう考えて店の中に戻ることに。

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」にアッシェさんが現れました。
アッシェ > その選定の剣の柄をそっと握り締める黒っぽい影が一つ。
がこっと僅かな音を立てて 難なくその選定の剣ならぬ非売品の大剣を引き抜いてしまった。
さも何時もの事ですと言わんばかりにそれを軽々しく肩に載せて、商会の裏口というか通用口へと移動をしようとする始末。

最近の噂として 商会が武器屋ではと言われて久しいので、その噂が定着する前に一回引っ込めようと思うのです。

…通用口から商会に剣を担いだまま入り、邪魔にならない場所にそれを置きたい所。さて、愛しの旦那様はどこに?

「違う看板つくりゃあええとちゃうか」

剣をうっかり考えないで作成してしまったので、次からは考えて看板を作るべきやろと、頭の隅っこにある妄想看板を思う。

リス > 「あら、アッシェ。
 でも、それも十分広告になるから、いいかなって思ってたの。」

 だから敢えて抜いてはいなかった。
 少女自体、その剣を抜くことはできるし、そんな筋力になっていた。
 何時でも抜ける状態だったので、抜いていなかった、それだけのお話であるのだ。

「じゃあ、違う看板にしましょうか。
 ……それ、どうしましょ?」

 売りものではないし、看板にしないなら場所を取るわけで。
 家に置くの?と、愛しのお嫁さんに問いかける。

アッシェ > 「きてもーた。剣って武器屋に勘違いされる原因やから、変えよか」

抜いたので今は 商会には正式な看板が店先にきちんと存在している。
選定の剣は所詮非売品、筋力が無いと抜けない仕様だが、採算度外視だったので抜かれると困るというのもある。
兵器とも呼べる代物だが、所詮は使用者を選ぶ一物だった、普通の人間が持つには荷が重すぎる。

「これ、後で炉で溶かして違うものに作り直すわ。
 あ、錆びない鉄柱にするのもいいし…明り取りも序に付けて。夜専用の看板にするもよし。」

家に置くのもいいけど インゴットにしてしまおうかとも思う。
ごとっと適当な所に一旦置くと 旦那はんの方へと寄り さりげなく頬にキスをする挨拶を添えて。

リス > 「ふふ、嬉しいな。」

 あまりお店には寄らない彼女、来てくれるのは会える時間が増えるので素直に嬉しい。
 家のように抱きついて甘えないのは、現在お仕事中なので、その辺をわきまえた結果なのである。
 それに、もともと売る気もない選定の剣。抜かれたら元に戻して置いて下さいというだけである。

「判ったわ。
 光るようにできるのは嬉しいかも。」

 未だに魔法とかそういった物は使えない娘。
 光って目立つ看板はいいな、と嫁の提案に嬉しそうに微笑みをこぼしてみせる。
 転がされる剣、近寄ってきて頬に当たる柔らかな感触。

「もう、お仕事中なのに。」

 と、ちょっとだけ困った様子を見せつつも嫌がらず。
 人目がないのを確認してお返しのキスを頬に。

「すぐ、書類まとめるから、帰ろう?」

 と、事務室へ移動して、引継ぎやら何やらのいつもの作業を手早く終わらせていく。

アッシェ > 某引き籠り娘ほどではないが、店にはかなり近寄らない(仕事以外だと)。
家でも仕事先でも小悪魔の様に振舞うのは 本能のままに動いているから、
というのと今の姿に性格が引っ張られているのもある。

「じゃあそれも検討対象という事で。
 ふふ 当てているんや」

序に体もすり寄る様に密着してしまえば 布越しに当たる柔らかなモノ
キスもお互いにしてしまえば 二ヨリと微笑を深める少女。
光って目立つ看板は 発光の魔法と持続魔法と鏡のような反射出来る何かを合わせれば出来る気がする。
時間がある時に考えて作ってみようと思うこの頃。

「いろいろとおもろい事 起きているんやろ? リスがナンパされたとかなあ?ん?」

せやかて、同じ事もされている少女が此処に。
旦那はんが引継ぎの作業をしているのを終わったのを見計らって、剣を再度…いや、これおいていこう。
作業は店でないと出来ないし…

リス > 別に店に来ないのは咎めはしない、お店はリスの物であって、アッシェにそれを強要するものではないので。
 彼女は彼女で自由にしていてくれて構わない、非常勤務というやつである、出会えればラッキー程度のものである。
 家に帰ればいつでもいちゃ付けるし。

「もう。アッシェったら。」

 当ててくる彼女に、笑いをこぼしながら、軽く嗜めるだけにする。
 こういうやりとりも楽しいし。
 そんなふうに考えながら書類をまとめ、お金を数えて金庫へ。
 うん、と満足そうにうなづいて、帰り支度をしつつ、店員に後の指示を飛ばす。

「あー。たしか、この間、その剣を見てた第五師団の人かしらね?
 ナンパもされるし、可愛い子だったらしちゃうかも。」

 お店だから、エッチなことが起きないというのはありません。
 ちろ、と舌を出してみたり。

「そういえば、竜雪それ、欲しがってなかった?」

 置いておく様子の剣、ふと家での会話を思い出しつつ問いかけて。
 上げるかどうかは、アッシェに任せようかなと思って。
 正直売りものではないし。

「とりあえず、帰りましょう」

 と、アッシェの腕に己の腕を絡めて、胸を押し当てながら店を出る。

アッシェ > それに 少女自体 別組織の(酒と竜)トップでもある。店というか商人スキルが全く身に付いていないのもあるので、
手伝いというか非常勤状態で時々 店員に交じっている位。家にはきちんといるので 最近は 激しいです。

「フォーコはんやろ、うちもされたけど それだけや。
 何かうちの家族全員されてないか? 一家全員狙われとる?」

「ちと魔改造しとこか。
 そのままは拙いやろ…凶悪に改造するんや」

欲しがってた?そりゃあそうか。
うちは刀と小刀、竜胆は扇 竜雪は何故か大型の剣。
皆バラバラで分かりやすいが、欲しがっていたのであれば改造して
本人にあいやすいようにするのは家族サービスというやつだ。
そうする事にしよう、 灯り鉄柱は別の機会に、という事で。

「今夜は久し振りやね…特訓しよか」

何の特訓なのか。二人は連れ立って店を後にし 自宅へ―

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からアッシェさんが去りました。
リス > その激しいのに関しては……人間を辞めたことで対応が可能になりました。
 むしろ、こっちが激しくなったのでは、という事も。

「竜胆はまだ遭遇していないみたい、よ。
 一家全員誘うとは、節操もないわね。」

 自分も節操は大概ないけれど、親娘丼ならぬ、一家丼とかどういう状況よね。
 苦い笑いをこぼしながら、剣を眺める。
 あとで改造するということで、じゃあそれでいいか、と同意して。

「ふふ、頑張る。」

 最近生えてきた背中の羽をピコピコ揺らして、自宅へ戻ったという―――

ご案内:「トゥルネソル商会 王都・マグメール店」からリスさんが去りました。