2018/03/28 のログ
ご案内:「どこかの軒下」にエディスさんが現れました。
■エディス > 今日もどこかの場末の酒場で、歌わせてもらったその帰り。
ぽつ、と一つ、頭上に雫が落ちたかと思うと、また、ぽつぽつ、と音が増え―――
突然に降り出す、雨。傘など持っていない女は、慌てて近場の軒下に批難した。
季節の変わり目だ、天候が安定しないのは仕方のない事、ではあるけれど。
せめて備えとして、折り畳みくらいは持っておくべきだったか、と軽くコートを手で払う。
布地に吸い込んでしまった分は、どうしようもないが。
「――――…、………、…………」
―――ふ、と一息、物憂げに溜息を一つ吐いた。
濡れる感触、というのは、種族柄なんて事はない筈なのに、服を着た上でとなると
不快感が増すのが不思議で仕方がない。
雨音は次第に強くなり、せめて弱まるまで待つしかなさそうで。
貌を上げて雨雲を見るも、夜闇では雲の厚さも、どこまで続いているのかも分からなかった。
これは―――今暫く、時間が掛かりそうだ。