2018/03/01 のログ
ご案内:「王都 平民地区・冒険者ギルド」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 「ん、依頼完遂の証明書」
冒険者ギルドのカウンターに並んでいた少年は、やや無愛想。
ずいっと証明書を突き出す。
そこに書かれた仕事内容は下水調査。
ここに来るまでに入浴は済ませてきたようで、異臭はない。
だが、気分のいい依頼ではなかったのは当然であり、少年の愛想の無さもそこから来ていた。
ギルドの職員が差し出す硬貨の詰まった袋は少し大きめ。
まぁ、仕事内容が誰もやりたがらないようなものだし、少し割高なのもうなずける。
■ブレイド > 「そういや…ギルドの方で、えーと…なんだっけ?
ジャハンナムの森?だっけ?そこの地図があるとかないとか」
報酬をしまいながら、つい先日たまたま出会った楽士から聞いた話を持ち出してみる。
職員は頷き、地図の写しを奥から取り出してくる。
なんでも、異種族の住まう呪われた地だとか。
「あー、それそれ。えっと、その地図いくらだ?」
職員の提示した額をジャラリとカウンターに並べる。
高くもないが、思うよりは安くもない。
近場の森の地図…としては割高な方かもしれない。
■ブレイド > 「ボッてやがんな……」
最近渡された地図らしいし、きっとまだ写しが少ないのだろう。
受け取った地図を確認してみれば、偽物だったり手違いはなさそうだ。
懐にしまいつつカウンターを離れる。
「さって」
依頼の帰りではあるが、一応いい依頼がないか張り紙のチェック。
冒険者の日課だ。
下水調査を終わらせてきた足でここまで来たこともあって、時刻も遅い。
期待はできないがみるだけならタダだし、ざっと確認する程度だ。
■ブレイド > 特に面白そうな…
いや、わりの良さそうな依頼もないようだ。
わかっていたことだが。
少年は踵を返し、ギルドを後にする。
ご案内:「王都 平民地区・冒険者ギルド」からブレイドさんが去りました。