2018/02/02 のログ
ご案内:「ハテグの主戦場 第十三師団駐屯地」にヴェルムさんが現れました。
ヴェルム > お約束待ち
ご案内:「ハテグの主戦場 第十三師団駐屯地」に舜胤さんが現れました。
ヴェルム > 十三師団の駐屯地内、ヴェルムのテントの中で瞬胤の入団に関する話が進んでいる。


「猫になる呪い…ね、なんだか愉快な呪いに掛かって、それを楽しんでるね」

どうにも悪戯めいた呪いにいろいろ掛かっているらしい元魔王。
それを気にも留めていない様子、というかお気に召しているのかもしれない。
さらに言えば家族探しもあんまり優先ではなさそうなご様子。
いろいろ不思議な存在だから、自分なりの考えがあるのだろう。

「等価交換というにはこちらに有利な条件のような気がするね。
だから足りないものや願いがあれば、出来る限り善処するよ」

戦闘員としては非常に頼もしい。
人手不足であり、戦力を傭兵に依存しがちな十三師団において、彼女の力は逃したくないところ。
だからといって特別扱いをするつもりもないが、家族探しだけで対等というわけにはいかない。

舜胤 > 猫耳は物音を拾ってひょこひょこ ぱたりぱたりと尻尾は尻尾で座っている椅子の布地やらを触って音を鳴らしている。
何というかもうミレー族そのものな一応元魔王、これが吸血鬼ですなんて、だれが初対面で信じるか!

「猫になれば どんな強面な人でも 大概 可愛がってくれる確率が上がります。猫ですから、その間の情報収集も」

色々と妙な呪いに掛っている状態を継続する有様。
全部解いてしまうと表情が分かりにくいのもあり色々と面倒だからと解呪しない。
家族探しをそもそもしないのは もう忘れ去られて居そうだからしなくてもイイのではと。
だって現に2か月放置されているが 色々と此方も記憶喪失なりに見聞きした所 そんな届け出されているとか、
探しているという情報が耳に入らない。であると、その優先度は下がる一方。

「で、ありましたら 1週間に一度、血を所望致します。
 わたくし これでも一応 吸血鬼真祖でありますので、魔力を帯びた血を。」

血を少々下さいな、とお願いをしてみよう。
そこまで等価交換にこだわるのであれば 魔力を帯びた血を、とお願いを細やかに致す所存。
ついさっき 暫くぶりの戦慄ぶりで血を頂いたが、あれはおやつ程度の味だった、美味なる血の食事はまだである。

ちろっと唇を舌で舐める そんな妖しい笑みを浮かべ見返し、

ヴェルム > 耳がやたら動いているのは耳が良いからなんだろうな、耳栓でも買ってあげようか。
ついでに大人しそうな見た目のくせに、尻尾は落ち着きない。
言葉遣いは礼儀正しそうだけど、見た目どおりの猫みたいな性格なんだろうか。

「なるほど、それは確かに有用だな……可愛がられてそのまま飼い慣らされないかヤキモキしそうだけど」

確かに動物に変身しての潜入や情報収集はとても有用だ。
その反面危険な部分も出てくるだろうから少しは心配する。
家族探しについては、一応街の掲示板でも当たってみることにしよう。
ただ本人もなんだかんだで探してみたはずだから、あんまり期待はできないか。
とはいえ、こんないたいけで可憐でデンジャラスな元魔王の娘を放置している父親とやらに会うことができたなら、そこそこのお灸をすえてあげてもいいかな。

「ああ、そういや吸血鬼だったな…。
魔力を帯びた血となると限られるが…」

まず浮かぶのは魔族の団員だが、彼女の吸血によってなにか副作用的なものが出ないとも限らない。
いきなり部下を毒見みたいなことにはさせられないか。
であるならば自分がまずは体験してみるしかない。

「僕は一応人間だけど、ここがちょっと違うから。
血に帯びた魔力は十分だと思うけど、僕の血でいいかい?」

そう言って自らの心臓を指し示す。
ヴェルムの心臓は人とはちがう、魔導機械によるもの。
そこから生み出されている血液はそれこそ高位の魔族の血にも匹敵する。
彼女のことだから、ヴェルムの魔力を感じ取っているのだろう。
舌なめずりをする彼女の笑みは、可愛らしくも妖しい魅力に溢れている。
普通の男ならコロッといきそうな笑顔に微笑みつつ、自分の血でどうかと提案してみる。

舜胤 > この駐屯地 意外と 音が酷い。…誰でしょう 妙な雄たけびを上げて走っているのは。
酒なのか酒なんでしょう、酒を飲むとハイテンションになる人もいると聞く。聴覚がいいのはいいのだが、良すぎるのも毒であった。
耳栓は持っていない、我慢すればいいと思って所持すらしていなかった。

「それはないですね、私を飼いならせる方がいたら それは現役魔王か魔神でしょう?」

そこまで言うか。
動物に変化して何か遣らかしたのは 両手で数える程度。
潜入と言うか索敵の方が得意なので、何も書かれていない地図とペンを持たされればどこに何がいる位は探せるそんな能力持ちだ。
少女自身もそこそこ鮮血メイドとして料理と掃除をするので単体で物騒、…可憐かどうかは何ともだが、
少女の記憶にも残っていない父親及び義理の母は 現役魔王だ。
なんつーか 複雑な奇天烈奇想天外家族なんです。

もしも遭遇したら どうなる事やら。

「魔術師や魔女、魔力を持った人なら何とでも」

魔力持ちって意外といる。魔力に関する職業もしくは種族の血でいいのだ。
できたら 同性が喜ばしいのだが…そんな贅沢な事は言えない。

(女性の血の方が甘くて…いやいや、そんな贅沢は)

「……え?」
「心臓が違う?確かにそこだけ濃厚ですが? 本当に人間ですか??
 そんな大量でなくても良いのですが、頂けるのでしたら いただきます」

魔力の色の濃さはちょっと見えただけでも違和感あり過ぎた。
彼本当に人間ですか?人間に化けた何かの間違いでは?と思えるほど濃さが違う。
こう首筋をがぶりではないので、指先を少し噛んでちうちうな事を伝えてみよう。
彼の準備が出来次第 座っている処から立ち上がって、彼の傍まで寄りたい所。

ヴェルム > 「それならまぁ、安心か…。
でも一応命令には従ってね、それにおかしな命令はしないつもりだから」

元魔王を飼い慣らせる存在とやらが身近にいないのにほっとする。
だがいざ魔族の国と大きな争いになったときはわからないだろう。
じゃあ彼女の両親もやっぱりそれなりの力を持つのだろうか。
会ってみたらのお楽しみというやつかな。
一応師団長であり、彼女は団員ということなので、上司と部下の関係になる。
別に敬って欲しいとかではなく、戦術とか戦略とかの指示系統には従って欲しいということで。
変な命令はしないだろう、団員達に聞いてもそう答えるだろう。
ただたまに奇想天外な戦術を思いついて団員達を困らせるなんてことがあるかもしれない。

「ああ、ホントに人間だよ。
心臓は魔導機械になってるけどね」

彼女からしても、どうやら自分は違和感のある存在らしい。
確かにヴェルムは人の股から生まれたれっきとした人間。
ティルヒアの騎士になったあと、自分の心臓を魔導機械に挿げ替えて力を得たということだ。
特に隠すようなことではないので赤裸々にあっさりと話す。

「僕なんかの血で申し訳ないけど…」

瞬胤が側まで来ると、手の平を差し出して人差し指を彼女の元へ近づけていく。
なんだか男の血じゃ嫌だな的な表情をしていたような気がしないでもないが…まぁいいか。
団長命令で部下を供物みたいにはできない。
そういうのは、その団員と仲良くなって同意の上でやって欲しい。

舜胤 > 「命令…まぁ 伺いますね。戦いの際は二択ですが…
 料理(殺し・行動等)と掃除(始末・その後の結末等)の2つです。
 忠実な僕として 等価交換の元 契約に従いますね」

元魔王を飼いならせる存在なんて いるのかしら、と。
魔族の国と面と向かってメンチ切っている存在はどこかの王国軍らしいが、
何かぽっきり折れたっきり黙った位は情報が入ってる。

その二択 物騒。初志貫徹 料理と掃除しか言ってない。
上下関係には意外と緩くもないので お勤め中はまともに振舞う積り。
単体でも物騒だが、協調性まで欠落している積りはない。あくまでも仲間は仲間 敵は始末します、的に割り切り。

「それ、故障したら 直せる方っていらっしゃいます?」

心臓っていや、魔導機械って。万が一あり得ないだろうが、故障したら誰治すのだろう?
色々とこれまでっていうかここ1か月間の記憶でしかないが、心臓だけ魔導機械人間は彼が初だ。
どういう仕組みなのか 全く想像が出来ない。…出来ないので一旦置いておこう。

「では い た だ き ま  ふ」

はむっと彼の指先を咥えると同時に ちくっとした痛みが走るだろう。
咥えた状態で 彼の指先を少し噛んで そこからにじみ出る血をちうちうと啜る。
数十秒位だったろう、吸血が終わるとちゅるんと音を立てて 彼の指から吸うのをやめる様に離れよう。

もうその時の顔なんて 恍惚で艶っぽいそんな顔。
味わう様に 息も少し荒く唇に付いた血の一滴も逃さないという位に舌で舐めとるそんな仕草。

「…はぁ…っ ごちそうさまでしたぁ…」

舜胤 > 【続きはまた後日になりました】
ご案内:「ハテグの主戦場 第十三師団駐屯地」から舜胤さんが去りました。
ご案内:「ハテグの主戦場 第十三師団駐屯地」からヴェルムさんが去りました。