2018/01/17 のログ
ご案内:「平民地区の小さな公園」にグラスシエルさんが現れました。
■グラスシエル > 平民地区、その外れにある小さな公園。
植え込みと石畳、ベンチがいくつかある簡素な公園のベンチに、痩身の少年が座っている。
膝には、この公園を根城としてる黒い野良猫。膝の上でくるりと丸まって、グルグルと喉を鳴らして機嫌が良さそう
少年の方は、睨むように見下ろし、尻尾の付け根をぺちぺち叩きながら
「俺はてめえのベッドじゃないんですがねえ?」
なんて毒づいてる。まあしかし、尻尾の付け根を叩く辺り、膝に載せてるのは黙認らしい。
■グラスシエル > ぽんぽんと、強めに尻尾の付け根を叩く。野良猫は気分が良さそうに目を閉じたまま喉を鳴らす。時々、ドラムを叩くようにぱたぱたと叩いてやると、きもちいいのか、顔を上げてきょろきょろする仕草。
真っ黒な頭をわしゃわしゃと乱暴に撫でながら、少年は息を吐く
流石に寒い、真っ白な吐息が空中で霧散する
■グラスシエル > さて、と、少年は、虚空から衣服を取り出す。
外套を毛布代わりにかぶって眠る
野良猫も、外套の中で目をつぶって眠って
ご案内:「平民地区の小さな公園」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都の外れ・訓練所」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > 「……はぁ」
すでに夜も深く、こんな時間にこんな場所に来る人間もほとんどいない。
煌々と火の灯るランタンをを片手に腰には中型の剣が二本収まった鞘。
軽量薄型動きやすい程度に要所に装甲の入れられた服。
その上にいつものフード付きマント。
水袋や食料、着替え、タオルの入った背負袋をせおってやってきた少年は
少し注意深く周りを見回す。
■ブレイド > わざわざこんな時間にやってきたのは
もちろん訓練のためではある。
なぜ昼に来ないのか。人目につきたくないと言うのはある。
激しく動くのだから、フードだって取れてしまうだろう。
だがそれ以上に、誰かに努力を見られるのはあまり好きではないのだ。
「少しは動かねぇとなまるからな…」
このような理由もあってか、同居人が訓練の手伝いを申し出てもはぐらかしてしまう。
ありがたいとは思うのだが…。
一つの訓練用の木人に目をつけ、その傍に荷物を下ろし、石を積んで適当な台にしてランタンを設置。
これで灯りは大丈夫。
フード付きのマントも外せば、少し肌寒い。
いや、障害物がないせいか、結構冷たい風が吹いている。
「ふー…動かねぇと凍えちまうな…」
とりあえず適当に柔軟。
■ブレイド > 大きく伸びをし、肩、腰、脚を重点的に。
流石にこんなことで体を痛めるわけにもいかない。
自慢じゃないが、体はわりと柔らかい。
柔軟を続け温まってくれば、やや動きを大きくしていく。
手足、首、末端もしっかり動かしておく。
たっぷり三十分ほど。
「うっし、そろそろいいか…」
だいぶ身体もほぐれた。
鞘から二本の得物を抜いて構える。
長剣と言うにはやや短く、短剣というにはやや長い。
中途半端な長さの剣。だが、片手で取り回すにはちょうどいい。
■ブレイド > 「ふっ!」
木人に向かって剣で打ち据える。わりと無造作。
鈍い音があたりに響くがこのあたりは街から少し外れているため問題はない。
構えや戦い方を意識せず、ひたすらに木人をぶっ叩く。
剣での動作に慣らすため、剣を使うための筋力を鍛えるため。
木人相手に技を駆使したところで意味は無いからこそ。
やはり技巧や実戦での応用力なんかは対人でなければ学べないだろう。
「はっ!」
だが、素振りや何かを打つと言うのは大切であると思っている。
まぁ、素人の考えではあるが…。
■ブレイド > 冬という季節、日も差さない夜ということもあって
あたりはそれこそ身を切るような寒さではあるが
木人を打ち続ける少年は、額に汗をかくほどであった。
「っだぁ!!」
今のはなかなかいい打撃だったんじゃないか?
なにせ、打ち据えたときの音が少し違う…ような気がする。
今の動きは少し覚えておこう。
■ブレイド > 結局寒空の下、2時間ほど体を動かしたという。
たまにこうしなければ錆びつく一方。
実戦形式での練習…もできればいいのだが…
それ専用のゴーレムとかないものか。
そんなことを思いながらも夜は更けていく。
ご案内:「王都の外れ・訓練所」からブレイドさんが去りました。