2017/08/29 のログ
■ゼロ > まあ、こんなものか、と少年は考える。
訓練というものの最大の意義は、反復による反応上昇。
何時いかなる時でも最大に近いポテンシャルを出せるようにするものだ。
つまり、同じことを何度も何度も繰り返しそれを技とするようなものである。
今日は一日中休憩を挟みつつも行っていた。
明日も訓練するだろう、明後日も訓練するだろう。
そこに違いはなく、自分の肉体はそれを求めている。
よし、と軽くうなづけば、運動のあとは腹も減る。
だから、少年は移動することにする。
食堂に行って、軽いものを食べて、休もうかな、と。
■ゼロ > 少年はのんびりとした足取りで、部屋を片付ける。
ほかに使っている人間はいないようである。
よし、と軽くうなづいて食堂へ移動しようとしてふと足を止める。
「部屋でちょっと汗拭うか。」
鎧を着たままだし、かなり汗もかいているし臭い。
傭兵たちは気にはしないだろうけれどまあ、気分の問題だ。
よし、と足を向きなおし、部屋に戻り。
自分の体を拭ってから、食堂へと――――
ご案内:「タナール砦」からゼロさんが去りました。