2017/08/05 のログ
ご案内:「平民地区 アリアンの自宅」にアリアンさんが現れました。
■アリアン > 夕闇が王都に落ちようという頃。
やっと外に出る気になり、ささやかな広さの庭の手入れに励む。
夏の日差しにぐんぐんと伸びた雑草を摘み取り、反対に陽ざしに打たれたようにしおれる花に、じょうろで水をかける。
「ちょっとさぼったら、すぐ荒れるんだから」
玄関前のミモザの木の根元にも、鼻歌交じりにちょろちょろと水をかける。
誰か手伝ってくれる人がいれば、一気に水やりも進むんだけどなあ…などと、勤労意欲に欠けたことを考えつつ、じょうろを傾けて。
■アリアン > フンフンとじょうろを傾けていると、ミモザの根元に虫の卵が産みつけられていることに気づく。
すぐにじょうろをを放り出し、ついで手に取ったのはスコップ。
手には軍手をはめ、虫の反撃に備える。
「ぐつぐつ煮立つ地獄の復讐
めらめら燃える死と絶望!」
いつか歌いたいと願っている役のアリアの一節を呟くと、スコップをざくりと土の中に入れ、卵をまるごと掘り出す。
すかさず布の袋の中に入れ、
「あやつの息の根、止めなくば!
復讐の女神よ、聞けこの母の言葉を!」
と、踏みつぶす。…目をそらしつつ。
スリッポンの下でプチプチと潰れる感触が、何とも罪悪感を煽る。
ご案内:「平民地区 アリアンの自宅」にツールさんが現れました。
■ツール > 片手に持つ杖、かつと響く硬い音。
次いで男の足が大地を踏みしめ力の入らない足を引きずる様に前に。再び杖を付き、前に。
「確か、このあたりだと言っていたな。」
犬の散歩に合わせての外出。
犬は知った人物の香りを見つけたのかそちらの方へと尻尾を振りながら向かっていく。
■アリアン > 「……よし、敵は滅んだ」
園芸用のゴミ箱に布袋を放り込み、蓋をおとして、ふうと一息つく。
軍手を外し、園芸用品を庭の小さな物置に入れて、そろそろ家に入ろうか…と何気なく門の外を見遣った時、聞き覚えのある犬の声がした。
「あら、いらっしゃい!」
門を開けると、ちぎれんばかりに尾をふる犬の姿。
この子がいるということは…と、頭を撫でてやりながら視線を伸ばすと、杖を突いた男の姿があった。
にっこり笑うと、手を振って駆け寄った。
「来てくれたの?いらっしゃい」
■ツール > 家の中でそんな事が行われているとは知らない男。
開かれた門に我先に駆けつける犬。
撫でられればうれしそうに尻尾をバタバタ。
そしてこちらを見つけ駆け寄る相手、向けられた言葉に穏やかな笑みを相手に向けた。
「誘いを受けていたからな。」
男はそう言葉をつぶやくと、軽く手を伸ばし、相手の頭をやさしく撫でようとした。
■アリアン > 穏やかな笑みを浮かべる彼の手が伸び、優しく頭を撫でられる。
くすぐったい気持ちでその感触を噛みしめ、太い胴に腕を回してぎゅっと抱き着く。
「うん、来てくれて嬉しい。広いとこじゃないけど、ゆっくりしてってね?」
背伸びして、彼の頬に軽く唇を触れさせて。
ふと自分の格好を見直し、もう少しちゃんとした服を自宅用にしなければと、恥ずかしそうにシャツの裾を引っ張る。
■ツール > ぎゅぅと抱きしめられれば男は優しく相手の頭を撫で、ぎゅと抱きつかれても男の体は一切揺らぐことはなかった。
そして落とされるキスに小さく笑い、よく手入れされた庭を眺めれば興味深そうに眺め。
「よく手入れされているな。」
そう小さく呟きながら、何やら恥ずかしそうにしている相手の背を撫で。
「さて、立ち話もなんだ家に入れてくれるか?」
と、男は笑いながら問いかけた。
■アリアン > 「ありがとう。故郷でも、植物の手入れはしてたから。虫を殺しちゃうのは、ちょっと心が痛むけど」
背中を撫でられて、照れながらも嬉しく思って応じる。
「あ、そうね!入ってちょうだい。散らかってるけど、楽にしてね」
先に立ってドアを開け、彼と犬を招き入れる。
入ってすぐにあるのはリビングとキッチン、寝室はその奥。あとはバスルームとトイレといった構成。
食卓には4脚の椅子が入っており、そのうちの1脚を引いて彼に勧める。
「どうぞ、座ってね。それから、あなたにはこれ」
と、犬の前に、やや使用感のあるビーズクッション。
■ツール > 「致し方のないことだな」
虫を殺すのは心が痛むという言葉に小さく笑い。
相手に犬と共に招かれれば、薦められた椅子にゆっくりと腰を下ろす。
犬はビーズクッションの匂いを嗅いでから、ビーズクッションの上にのりくるんっと回ってから腰を下ろした。
「あぁ ありがとう あと 犬に水をやってくれないか?」
日差しも遮られた室内男はゆっくりと一息漏らした。
■アリアン > 「植物の命を取るか、虫の命をとるか。それが問題だ」
どこかの芝居の台詞をもじってみせ、彼に笑顔を返す。
「お水ね。あなたは、何がいい?ワインとビールと…あと、私は手を付けてないけど、実はウィスキーがあるわ。貰い物だけど」
犬の前に水の入った大き目のボウルを置き、彼に尋ねる。
食器棚から取り出したのは、封を切っていないウィスキーボトル。それなりのものらしいが、飲む機会のないまま死蔵していた。
もし彼が飲むのなら、いい機会だから一緒に楽しむのもいいかもしれない。
■ツール > 「常に選択の連続だな」
セリフをもじって返してくる相手に男は小さく笑い。
「あぁ まず最初はビールをいっぱい貰おう。」
ウィスキーを見ればやはり興味深い様で手招きをしてそのボトルを手にしようとする。
「しかし美味しそうなウィスキーだな…。」
■アリアン > ビールの用意をしようとするが、彼に手招きされてボトルをもって歩み寄る。
ボトルを手渡し、尋ねる。
「いいものかしら?私、よく分かんなくて。ほら、エルフってワイン派が多いから」
ボトルを興味深げに見る彼を少し見つめると、キッチンに立ってビールを二つのグラスに注ぐ。
ナッツを盛った皿もトレイに乗せて、彼の前に置く。ついでにウィスキー用のグラスも。
■ツール > 受け取ったボトル。
かなりいい代物で有れば男は目を輝かせていて。
「そうなのか。 まぁ ワインも美味いがな」
うきうきと手の中でボトルを弄びながら、男はテーブルの上に戻し、受け取るビール。
相手を自分の太腿に座らせようとテーブルにウィスキーやナッツ、ビールを並べる相手の腕をとろうとした。
■アリアン > 彼の表情から、なかなか良いものらしいと悟る。
戸棚の奥にしまっておいてよかったと思いながら、うきうきとボトルを弄ぶ様子に、何だか嬉しくなってくすくす笑う。
「じゃあ、後であけましょうか。私にも飲み方、教えてね…あっ」
腕を取られて、引き寄せられるままに、彼の太腿の上に。
いつもの定位置にすとんと腰が落ち、困ったように笑いながら、彼の頬に唇を触れさせた。
「ここ、私専用の場所みたいね?」
■ツール > 「あぁ 構わない。 後で一緒に飲もう。」
そして自分の上に腰を下ろす相手。 太腿に感じる相手の柔らかいお尻の感触に、頬に再び触れるキス。
応える様に男も頬にキスを落とし、耳元に顔を寄せて。
「あぁ、アリアン専用だな。」
耳元男はそう囁きかけ、柔らかく背中を撫でていく。
■アリアン > 「美味しいといいわね。まだ開けてないし、大丈夫だと思うけど」
頬にキスをされ、耳元に顔を寄せた男に囁かれ。
背中を撫でられながら、耳にかかった息に僅かに身じろぎして反応する。
「あの…せめて、ビール飲むまでは、耳は駄目よ?」
彼の膝の上で、耳をいじられて散々喘がされたことを思い出し、頬を赤らめて釘をさしつつグラスを手に取る。
考えてみれば、この体勢は彼が自分を愛撫するのに最適。何しろ耳という性感帯を目の前に差し出しているような状態なのだから。
■ツール > 「楽しみだな」
相手の言葉に男は頷き、身じろぎする相手を楽し気に笑いながら、
お願いに頷きグラスを手に取る。
そしてグラスを重ねての乾杯。
泡立つビールを流しこんでいけば外の熱さもどこへやら。
男は満足げな吐息を漏らした。
■アリアン > 楽しげに笑う男を、少し頬をふくらませて見上げつつも、その眼差しにはどこか期待もにじんでいて。
彼の腕に抱かれて、何度も極めさせられるのは、想像するだけでも身体の奥が熱くなるほど気持ちよいことを、知ってしまっているから。
乾杯、とグラスを合わせて、喉を鳴らしてビールを飲む。
満足げな吐息をもらす彼にもたれつつ、こちらも満足げに微笑む。
視線を落とすと、ちらっとこちらを窺う犬と目が合い、くすくすと笑う。
「あら、気になるかしら?」
■ツール > 膨らむ頬を見ればキスを一つ落としながら、
グラスが重なる乾いた音。
そして喉から流れ落ちていくビールに舌鼓を打ち、ゆるやかに一息。
もたれかかる相手を撫でながら犬と目が合う相手。
「ふふ あぁ俺たちだけが美味しそうなものを飲み食いしているからな。」
そう言葉を向けると犬は犬で今にも世の中の終わりとばかりにくぅうんと、一鳴き。
■アリアン > 「あら、それは気が付きませんで。お客様に失礼したわね」
と、慌てて男の膝から滑り降り、キッチンで犬の好きそうなものを探す。
確か野菜は大丈夫だったはず…と、手早くスティック状に切り、お詫びにハムの切れ端も。
それらを皿にのせて、犬の前に置くと、彼の膝の上に舞い戻る。
「さあ、遠慮なくやってね」
と、犬に向かって明るく呼びかけ、再びグラスを手に彼にもたれかかり。
軽く目を閉じて甘えるように囁く。
「ベッドに行くときは、ちょっと着替えさせてね」